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七つの宝  作者: 菅原とも
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七つの宝②森の宝

魔物の気配漂う魔物の森。

そこにひとつ目の宝、森の宝が眠る。

森の巨人との戦い。



 迷い込んだものはボロボロになって帰ってきてこういったという、

「魔物の森にはとんでもない数のモンスターとその主の大きな森の巨人が住んでいる」

 そう言葉を残して息を引き取った。近くの村の老人が若者を引き留めるためにきかせてくれた話だ。若者は老人に一礼して魔物の森へ入っていった。

 森に入ると、ドラゴンからスライムまで幅広いモンスターがいることがわかった。どのモンスターもおとなしくて撫でることさえできるほどだ。これが地図の呪いだというのか? 

 しかし、様子がおかしいことにそれは格上のものに対すかのような礼を示すものが多いことだ。撫でさせるときに一礼をこちらにしていたドラゴン。地図をよくみると、

「宝を探すもの七つの魔物に打ち勝って見せよ」

 そう、あれはチャレンジャーに対する尊敬の念を感じた。それもとてつもなく無謀極まりない。ドラゴンがウインクした。地響きとともに巨大ななにかが現れた。それは地図にのっているモリキョジンだ。巨人は森が肉体を得たような見た目だった。大きな体には一見して弱点があるようには思えない。巨人が若者に気付いた。

「森の宝の魔物に打ち勝って見せよ」

 それが攻撃の合図だった。巨大な拳が振り上げられた。ドラゴンにとっさに飛び乗り、拳を避ける。ドラゴンもやる気のようだ。拳を振り回す巨人の攻撃を避けて、その弱点はどこにあるのかと巨人の体中を探す。小鳥の巣がいくつあるかとか何本の花が咲いているかとかフェアリーリングの数がわかった。おっと、拳がドラゴンをかすめる。そのとき、

「あった。目だ」

 ひとつの目をみつけた。体中を探してひとつしかないのならこれが弱点だ。若者は弓で狙いを定める。ヒュンという音とともに弓は巨人のひとつしかない目に当たる。巨人は痛みに悶えた後に、

「打ち勝ったものにふさわしきものを授けよう」

 その言葉を残して倒れて巨人は消え、そのサイズと同じ量の金銀財宝が現れる。これが森の宝だろうか? これほどの宝の量をどうやって持ち帰ればいいんだと若者は考えた。その時、宝の中から声がした。

「主よ、この森の新しき主よ。宝の精であるわたしが主の宝を守りましょう」

 ドラゴンはゆっくりと地上へ降り、新しき森の主に礼をする。いや、森のモンスターたち全てが礼をしている。どうやら、七つの宝を手に入れることは膨大な宝とその領土を得ることのようだ。そして、これが若者の英雄としての物語の始まりだった。


ひとつ目の宝を手に入れた若者。

次なる宝は砂漠にあり。

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