夜をたどって君のもとへ。
ある夜夜中。
暖かい布団のなかでぱちりと、ふいに目が覚める。
誰かの声がして目覚めたような。
誰かの夢を見たような。
……わからない。
わからないけど、胸の鼓動が強く揺れてる。
何だか、全身が熱い。
火照った体を冷まそうと、外に出る。
もう3月だけど、外はまだ冬のように凍てつく寒さで。
ぶるり、と体を震わせた。
やはり寒いから中に戻ろうと思いながら、見上げる夜空。
澄んだ夜空に浮かぶ、数多の星々。
それらがぴかぴかと、夜空を優しく照らしていた。
煌めく星座を見上げながら。
ふと、思い出す。
──ああ、さっき見た夢は、君と手を繋いで歩いてた夢か。
君と手を繋いでいた方の手を、夜空にのばす。
君は今寝てるのかな?
それとも、起きてたりするのでしょうか?
「……会いたいな」
ぽつり、と私は呟きながら。
私は、家の中に戻る。
また、君の夢を見れたら良いな。
夢でも良いから、君に会いたいな……
そう思いながら、私はベッドに潜った──
気づいたらリニューアルしていたので、お休み中ですがテストで詩を書いてみました。
……使いづr、いや、使いなれたらいいのかもしれないですね、うん。