TO RUN FREE
韻を踏みつつ。
衝動を殺すのは 北風よりも凪だから
ぶっそうな胸騒ぎにも 心 躍らせようぜ
青いケツ こっぴどく 蹴飛ばしてくれたのが
スタートのピストルのかわりだなんて
てんで 冴えねえけど
白線に区切られることのない荒野こそ
無軌道なおれには似合ってる
ゴールのありかなら かってにみつけるよ
自由に駆けまわらせてくれ
少年を殺すのは 歳月よりも枷だから
たいそうな名目なしで 心 赴くままさ
赤く目を腫らすほど こみあげてきたんだろ
スマートな椅子取りのゲームになんて
興味 持てねえよな
黒煙で絶え間なく覆われた都会など
無秩序なおれでも御免だね
ボールも手を放しゃ どこかにころがるよ
自在に駆けめぐりたいだけ