表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

タロット占いの秘密

作者: しろぎつね

ちょっとした息抜きに呼んでいただければと思います。

幼馴染の絵里香は他人のオーラが見える。

その話を彼女から聞いたのは高校に入ってからだった。


絵里香は中学の頃からタロット占いをしていて、これが良く当たると評判だった。

特に恋占いなどはよく頼まれていたのを覚えている。

高校になってからも相変わらずで、知る人ぞ知るという存在だ。


彼女の話によると、タロット占いを始めたのは人のオーラが見えるなんて知られると怖がられると思ったからで、タロット占いをしている風を装えば皆そちらに目が行くだろうと踏んだからだそうだ。

その目論みはあたり、周りは絵里香が本当にタロット占いをしていると信じていた。

オーラが同じ色調の人だと友達になったり恋人になったりすることが多いらしい。


「すごいよねえ」

お昼ご飯を一緒に食べながら私が言うと、絵里香は

「なんでそんなに信じてくれるの?」

小さい頃は誰も信じてくれなくて、次第に隠すようになったのだという。

「絵里香が本当のことを言ってるのわかるし、教えてくれる人がいるから」


彼女は不思議そうな顔で私を見る。

そしてその側で優しく微笑む美しい女性。

私は絵里香の守護霊が見えるのだ。

とても優美なその女性が彼女に力を貸しているのだろう。


私はそっと絵里香を抱き寄せた。

絵里香の温もりと女性の温かさが心地よかった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ