9話 モンスター②
家に戻ると父がモンスターと戦っていた。
ちゃんと大剣に炎のエンチャントをいている。
ちょと辛そう、私の考えがあっているならば村の入口から走っていたんだ、体力で言ったらそんなに残っていないはず。
でも父は少しも諦めていない、逆に勝つ気満々の目をしている。
カッコイイそう思った。
誰かのために、みんなために頑張っている父、そんなことを思っていたら、喉から何が出てくる感じがした、叫びたい父を応援するためにいつの間にかそう思っていた。
私は無我夢中に叫んだ
「頑張ってお父さん、負けるなお父さん!!!」
父はこっちを見た。
その一瞬をモンスターは見逃さなかった、父に向かって強烈な突進を食らわせた。
父はまっすぐ吹っ飛んだ。
ドン、ドンと父が転がった音がした。
やってしまった私のせいだ私が応援したからだ。
あぁぁ〜やってしまったそう思った。
だけど父は立ち上がっていた、そしてさっきよりも強気な目をしていた。
何かが変化していた。
何故だろうか今の父には負けの文字が内容に思えた。
「ミーネ、少し離れていなさいすぐに終わらせる」
そう言うと父はモンスターの攻撃を何度も避けだんだんダメージを食らわせていく、速かったただただ速かったモンスターもスピードで言えば普通ではないでも父よりは劣っていた。
父は最後にモンスターの攻撃を避け真正面からジャンプしてけんをモンスターの顔めがけて振り落とした。
モンスターは綺麗に真っ二つに切れた。
モンスターは死んだ。
そして父が勝った。
良かったそう思った。
父は私に向かって
「ミーネありがとう、ミーネの応援で勇気が出てあのモンスターを倒せた」
そう言ってニコッと笑った。
なんだ私の応援か、私の声はちゃんと誰かに届くものなんだ、そう感じた。
父と一緒に井戸に戻って行った。
みんな喜んだ、良かった良かったみんなはそう言った。
父はみんなと少し話すとどっかに言ってしまった。
疲れたからどっかで休むのかな?
とりあえず今日の父はカッコ良かっただたそれだけだった。
家に帰ってみると父がいた。
父は倒したモンスターを解体していた。
このモンスターは食べれるから、解体しているんだよと話してくれた。
え、これ食べるの?
本物見たら喉に通らなそう。
父は怪我をしていたが静かに黙々とモンスターを解体していった。
なんだかんだで一件落着だった。
今日の夜ご飯はあのモンスターの鍋だった。
以外にも美味しかった。