8話 友達② モンスター①
その頃バンはテーブルの下にいた。
どこに隠れたらいいのか分からなくてとっさにテーブルの下に隠れたけど失敗だったかも。
だって丸見えだもん..
一方私たちは家に入った。
....
あ〜これは酷い!
家に入ったらテーブルの下にはが隠れているのが見えた、一瞬で分かったどこに隠れたらいいのか分からなくてとっさに隠れたやつだ。
みんなが1度は体験しそうな失敗例だな〜
ジンもバンを見つけたみたいでバン見っけと言ってテーブルの下のバンを指した。
「やっばりすぐに見つかった」
「バンなんでそんな簡単な場所にかくれてたの」
私はそう聞いてみた
「どこに隠れたらいいのか分からなくなってとっさにテーブルの下に隠れたの」
うん。
そうだろうと思った。
みんなもう一度かくれんぼしよと言う。
次の鬼はちゃんとジャンケンで決めた。
鬼はアリワとなった。
隠れられる範囲は庭だけとなった。
バンが家はやっぱりなしにしよと言ったのが理由だ、
まあんなことがあったんだもんね。
私は何となくさっきと同じ場所に隠れる。
ジンとバンのことは今回見ていなかったのでどこにかくれたかは、分からない。
アリワが60秒数え終わった。
アリワはみんなにきく
「もーいーかーい」
隠れの3人は
「もーいーよー」
と答える。
そう聞こえるとアリワは歩き始めた。
アリワは私のいる場所の反対側はえと向かった。
右からガサガサ音がする何だ?
気になって顔を寄せてみるとバンとジンがいた。
「あ、音がすると思って見てみたらミーネがいたんだ」
「それはそうとなんで2人は一緒にいるの?」
「それはバンが俺は隠れる下手でまたすぐに見つかりそうだから一緒に隠れさせてって言って来たからだよ」
見かけによらずジンは優しい!
「そうなんださっきアリワは私達の反対の方に行ったよ」
「お、そうなの情報ありがとう」
そう言うと2人は顔を戻した。
私も顔を戻す。
出来れば最後にみつかりたい。
今回は少しチャンスだ!
そう考えていると
「キャァァァァァァーーーー」
と言う声がした。
なんだと思いその声がした方に向かって見る。
その方角はアリワが私達を探しに行った方角だった。
ジンもバンも声に気づいたみたいで草から出てきた。
「今の声アリワの声に似ていなかった?しかもさっきミーネはアリワがあっちに行ったっていっていたよな。もしかしてアリワに何かあったんじゃ、俺見てくる」
「待って俺もいくよジン」
そう言うと2人はアリワのところえ向かう。
嫌な予感がする。
さっきまで気持ち良かった風が一気に変わった、とても重く震えが止まらなくなるような感じだった。
前世では感じたことの無いものだ。
私は困惑しながもジンとバンを追いかける。
みんなに何も無ければいいけど万が一何かあったら、
ふと想像が膨らむ、心臓の鼓動がだんだん早くなる
考えることをやめ無我夢中で走った。
ジンとバンそしてアリワが見えた。
なんで地面に座ってるの?
何かがおかしい。
ジン達がみているところを恐る恐る見てみる。
ドーンと空気が重い。
そこにはものすごくでかいイノシシ?
いやモンスターがいた。
体は前世で言う象くらいで形で言うとイノシシ
そして口の近くには角?牙?みたいなのが生えている。
私は一瞬で分かったこれはやばいまだ13歳でもないからオーブは無いし、近くに剣も攻撃出来そうなのは無い。
とにかくみんなを助けたい、そう思い足を動かそうとする。
だが。
な、なんで、なんで足が動かないの?
なんでなんでなの?
今動かないとみんながみんながどうなるか分からないんだよさいやく死んじゃうかもそんなことを考えてしまう。
誰か助けてよ誰か、でもここには誰もいない誰も助けてくれない、あ〜なんだこれは前世の記憶?
あったなこんなこと学校ではたまにいじめられていた私、相手はイライラしてたからストレス発散だよと言って私をいじめていた。教科書を破ったり、教科書に落書き、机には悪口を書かれたりした。
もっと酷い時はトイレをしている時に上から水をかけられたり、普通に殴られたりだ、みんな見てみる振りをする、誰も私を助けに来てくれはしない、前世も今もそこは変わらないんだと思った。
モンスターが動き始める。
終わりかな?
以外と楽しかったのに次もこんな世界に生まれられたらいいな、そう願い覚悟を決めた、私はゆっくりと目を閉じる。
そう諦めたのだ。
なんだろう聞いた事のある声だ。
だんだんその声の持ち主が近づいてくるのが分かった。
「ミーネ、みんなだいじょぶか?今助けに来たぞ」
そう聞こえゆっくりと目お開けるとそこには、父のサンが大剣でモンスターを抑えているのが見えた。
サンは
「ミーネ、危ないからみんなと一緒に速く逃げろ速く!!」
そう言われると私は動いた何故だろうかさっきまで動かなかった足が嘘のように動く。
だけと今はそうなことを考えずにジン、バン、アリワと一緒にできるだけ遠くえ逃げた。
村の中心の井戸に着いた。
村の人は皆何故か怯えていた。
私はすぐに分かった、なのモンスターだと。
私が思うに村の入口からモンスターが入った、そして村の奥地えと向かったモンスターを見て父はすぐに家に向かった。
そう言うことだろうみんなが気にしているのは父、サンの事だろう。
サンは村の中で結構強いらしいから、もしサンが負け
たらこの村は...とでも思っているのだろう。
私はその場から立ち家に向かって走った。
みんなが私を止めようとする。
たけどそんなの無視して走った。