7話 友達①
あれこれあって今私は6歳になった。
そうそう村の名前がとうとうわかった
サベリーダ村だ
なんかカッコイイかも
今日は最近出来た村の友達と遊ぶ予定!
前世だと人見知りでいつも1人で勉強とかしてたけど村の子達は以外にも優しくて接しやすかった。
なのですぐに打ち解けることが出来て友達にもなれた。
みんなと待ち合わせしている場所に行く前に母に行ってきますと言ってから家を出る。
みんなとの待ち合わせ場所の村の中心の井戸に向かう
もうみんな着いていた
左からジン、アリワ、バンだ(ジン男 アリワ女 バン男)
「ごめん待った?」
「全然、早く遊ぼ!」
「よし俺たちの遊び場の草原に向かうぞ〜」
「「「「オ〜!」」」」
と言った
みんなで広い草原に向かう。
草原は家から真反対の方にある。
村の入口が近い。
今日は私が教えた鬼ごっこをするつもりだ。
草原に着くと鬼を決めるためジャンケンをする。
ジャンケンも私が教えたものだ。
結果はジンの負け
鬼
ジン
逃げ
ミーネ(私)
アリワ
バン
ジンが10数える
「い〜ち」
「に〜い」
「さ〜ん」
「よ〜ん」
私は出来るだけ遠くに逃げた
「じゅう」
ジンが10数え終わった
最初の標的は
え、私?
私猛スピードで走る!
無駄に良い瞬発力でジンの手にぶつからないように上手く避ける。
だが4人の中で1番足の早いジンからは逃げられなかった。
捕まるまでは一瞬だった。
ちくしょー!!
その後もジンは一瞬で残り2人を捕まえた。
「ジン速いよ〜」
「ホントにジン君速い一瞬だった」
アリワとバンはそう言った
だが私は負けたままではいられない
そう思った私は
「みんな次かくれんぼしない?」
「「「かくれんぼって何?」」」
3人はそう言った
私はみんなにかくれんぼのルールの説明をした。
やる場所は私の家に決まった
みんなはかくれんぼが早くしたいみたいで私以外はみんな走り出した。
私は追いかける
家に着くと隠れる範囲を決めた
家の中と庭はOK、家の屋根裏は禁止となった。
みんなは私と似てるのか鬼を決めようとするとジンが鬼ねっと言って隠れにいった
2人が言わなかったら私が言ってた。
私もすぐに隠れる
ジンは
「なんで...」
っと言った
でも少し分かる鬼を何回もするのってあんまり楽しくないよね。
私は出来ればずっと隠れか逃げがいい派だし。
私は木の裏に隠れた。
バンはどこかと言うと家の中だと思う。
さっき家の中に入って行くのを見たし。
アリワは家の裏に隠れていたのを見た。
ジンが60秒数え終わりみんなにきく
「もーいーかーい」
「「もーいーよー」」
3人はそう答えた多分。
バンの声は聞こえたか怪しい感じだった。
ジンは最初、庭から探すようだ。
庭には私とアリワがいる。
意外とジンがいるところが見やすい。
心臓がドクンドクンとなっている、前世ではこんな日が来るなんて思ってもいなかったのに、友達と遊ぶってこんなにも楽しいものだったんだ!
心のなかでは嬉しさと緊張が混ざりあっていた。
そういえばジンが見えないどこだろう?
なんか見つかりそうな雰囲気だから木の裏から顔を出すのをやめてちゃんと隠れる。
足音とガサガサと音がする。
ジ、ジンか?
心臓の鼓動が速くなる。
ドクンドクンドクン
だが少し経つと足音が遠ざかっていく。
いなくなった?
まだ怖いので顔を出すのを我慢する。
少し経ってから顔を出す。
誰もいないアリワの場所はここからは見えないからどうなったかは、分からない。
ジンは多分家の中だろう。
ふぅ~
っと少し安心した。
顔を戻そうとした瞬間目の前の草からジンが
「わ!ミーネ見っけ、驚いたかミーネ?」
と出てきた
私はビックリして
きゃぁ~〜と多きな声を出してしまった。
ジンが大丈夫?
と声をかけてきた、私は大丈夫と答える
ジンはその後、後ろにいたアリワに作戦成功だな!
と声を掛けていた
や、やられた
まさかアリワが捕まっていたなんてジンが私を見つけられたのはアリワのおかげだったのか。
くそー!
まさかこんなにも早く見つかるとは、しかも1番最後じゃないし。
教えた私が1番中途半端だな。
私を見つけたあとジンは次バンを見つけに行くぞと言って家の中に入って行った。
これもアリワはお話しずみですか。
アリワ以外と恐ろしい!!
何故だか私は、笑っていた。
風が気持ちいい何故だろうかこんなにも風が気持ちよく感じるのは。
友達と遊ぶのが楽しいからか?
ただただ緊張して汗をかきその汗が風に吹かれて冷たく感じるだけか?
私にも分からなかった。