38話 筋肉!!
30分もオーバーしてしまった。
すみません。
その後はフォリノアが自分にあった武器を買って店を出た。
「いい買い物だったね!」
「うん。でもミーネはお店であんなこともうしないでよ、見てるこっちが恥ずかしいから。」
「でも!できたんだよ?良くないまたやっても」
「ダメ!」
「ケチ!」
ケチだな〜、いいじゃんしたかったんだからしかも結果オーライだし。
ま〜フォリノアにまた迷惑かけるからもうしないことにしよう。
お昼時だったのでお店を出たら飲食店に向かった。
「筋肉ライスって、ここ飲食店なんだ。」
名前が....
「そーだよ知らなかったの?あんなに色々食べてたのに!」
「ふ、雰囲気がね、」
細い道の所にあるお店で周りには剣でつけられたっぽい跡があった。
「それはわかるけど味は保証出来るよ」
えー。
私は不安だが恐る恐る入っていった。
中では若い人、少し老けた人、筋肉がめっちゃ出てる人、顔が怖い人など色んな人がいた、見た目以上に人気のお店だったらしい。
お店に入るとテーブル席に座った。
「ねぇ、フォリノアここって何があるの?」
フォリノアはえ?っと驚いた表情をした後ハッと何か思い出し私に言ってきた。
「そうだった、ミーネはここ初めてなんだったね、ここは出るものはもう気まってるんだよ。」
1種類しかないの?
マジで、美味しくなかったらどぉするの?
不安と怖いがグルグルと混ざっていく。
「で、出てくるものは?」
「お肉と米だけ!」
シンプルだ。
ってそれだけ!?なんかもっと奇妙なものが出てくるのかと思ってたんだけど予想を逆に超えてきた。
「お待たせお肉と米だ」
そうガタイのいい男が言ってきた。
手にはお肉と米2人分、本当に肉と米なんだ。
男の見た目は裸でエプロンをしているようだった、筋肉が丸見え。
「ありがとー!ファンス」
ファンス?この店主の名前かな?
「あっとこの人はファンス・オリジナルでこの筋肉ライスの店主です、私ね最近ずっとここでご飯を食べてたから仲良くなったの!ミーネは相変わらず1人で食ってるから全然連れて来れなかったけど今日やっとの思い出連れてこられて良かった。」
「そう言うことだ早く取ってくれないか?」
「あー、ごめんごめん。」
フォリノア最近ここに通ってたんだ、でも味はどうなのかな?
「ほら食べな」
言われなくとも食べますとも!
「「いただきます」」
モグモグモグ、え、美味しい!
ただの肉と米だと思ってたんだけど予想を遥か彼方まで超えてきた!!!
肉厚でジュウシー、しかもこの味付けがたまらない。
モグモグモグ、と、止まらない!
ご飯がどんどん減っていく。
「フォリノア!美味しいよ。」
「でしょ!」
ハァー、ものの数分で食べ終わってしまった、しかも満足感が半端なかった。
「どうだった美味しいかっただろ」
ファンスはそう聞いてきた。
「はい!美味しいかったです!また来ますよこのお店に」
「それはどうもありがとう」
会計をし、お店を出る。
「はぁーえー、美味しいかったまた来ようねミーネ!」
「うん、約束だね。」
美味しくなかったらもう来たくなかったけどこの美味しさならまた来てもいい!
約束は守らないと行けないしね。
2人で話しながら宿に向かった。
「ねぇ。アレってもしかして、」
フォリノアが突然後ろを見てそう言ってきた、私はなんだと思い後ろを振り返る。
そこには見た事のある人達がいた。




