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オーブ〜世界の始まりそして世界の終わり〜  作者: LAWA/羅笑
第2章 冒険編 ベールザルス大陸
40/54

37話 旅の前の

雰囲気とか感情が表現しづらいくてやばい

う〜、う〜、う〜。

ほぼ丸一日寝てました、ミーネです。

隣の部屋の住人のフォリノアも同じく丸一日寝てます。

ガルダ討伐からのパラス、なんて日だよ!

地獄だったけど、お金はたっぷり溜まった!

今日はフォリノアと装備の新調だ。

フォリノアはまだいいかもだけど、私のはもうボロボロになってきていた。

そろそろ変えようかと思っていたら大金入ってきた、これは新調するしかないでしょ!

その前にまた少し寝てから。

グゥー、グゥー。


数時間後


外はまだ明るい昼前ぐらいかな?

私は起きてすぐにフォリノアを起こしにフォリノアの部屋へ向かった。

まだ寝てるよ私よりも寝てるよ、ここは魔法で『ウォーターボール』、これをフォリノアの顔目掛けてぶん投げる。

おりゃーーーー!!!

バシャン!

う〜、うぁ〜〜〜!!!


「な、何?え、」


「起きないから強制的に起こしました!」


ビックリしすぎてフォリノアは固まってしまった。

おいおい、ビビりですね。


「装備の新調、今日でしょ!」


「そうだった、寝すぎて忘れてたよ、なんで起こされたのか分からなくて頭の中?しか浮かんでなかったよ。」


そうでしょうね、後いい寝顔だった!



装備の新調のために武器防具屋に行くことになった、出来れば頑丈で軽いのがいいな。

重いと走ったりする時負担になるし、頑丈じゃないとすぐに買い替えないといけないからこの2つは絶対条件かな、この条件に当てはまらないものは買わないね。


宿を出て冒険者ギルドの隣にある武器防具屋に向かった。

見た目は少しボロい感じだけどこお言う店こそ良かったりするからな〜。

良さげな装備があると期待が出来る。


「入ろっか」


「うん。私は剣を見てるから。」


「分かった。どうせまた白い剣でしょ!」


「そうだよ。白ってなんかカッコよくない?」


ま〜、でも白って色んな意味で目立つよね、カッコイイけど。


「分からなくもない」


武器防具屋のドアを開け、中に入っていく。

中には、店の奥で今まさに防具を作っている人がいた。

ドワーフとかじゃないんだと思った、ぶっちゃけ異世界の防具を作るのって人間じゃなくてドワーフだと思ってたし、入ったら人間か作っててビックリしたんだが。


奥からさっきまで防具を作ってた人が歩いてくる。


「何探してるんだ?剣か防具か?」


「私が防具でこっちが剣です。」


「そうかじゃあまず防具の方から教えてやる、この店初めてだろ。」


「そうですが。なんでわかったんですか?」


「来た奴らは全員覚えてるからな、こっち来な。お前はどんな防具をお望みだ?」


以外にも優しい、鍛治職人とか怖いイメージが強いからここまで優しいと逆に怖くなる。

大丈夫だよね、後で勝手に武器とか防具を触ったら「なんしとんじゃあァァ!殺すぞーー!」とかないよね?

想像するだけで怖くなる。

大丈夫、これは私の勝手な想像。


「壊れにくくて頑丈で軽い防具が欲しいのですが、ありますか?」


「あるに決まってんだろ、ここは武器防具屋だ!」


うっ、怒ってるのかなやばいこと行ったのかな私、フォリノア助けて......

あっ、フォリノアがめっちゃちっちゃくなってる、フォリノアも怖いのかな?

良かった私だけじゃないんだこの人が怖いの、見た目は頑固そうで目力半端ないしね、ガタイもいいし全てにおいて怖さ満点。


「ほれこれだ。俺の店で出せるお前のご所望の防具はこれが限界だ。このローブだ。」


そうなりますよね、甲冑とかは嫌だったからよかったけど。


「ガルダの皮で作っている。あそこに着替えができる場所がある、試着してみてもいいぞ。」


へ〜便利だね、試着室があるなんて。

じゃあお言葉に甘えて使わせてもらいます!

試着室で実際に着てみる、軽くて着やすい、色は黒か条件はほぼ満たしてるしこれで良さそうだ!

試着室を出ると目の前には私を睨んでくる店主、ジロジロ見てくる。


「どうだった、良かっただろ」


店主は自信ある口調で言ってきた。

流石熟練の人が作るのは違う!


「はい、とても良かったです。これを買わせてもらいます。いくらでしょうか?」


「ちょいまちな。」


そう言うと店主はさっきまでローブのあった場所に行き値段を確認しに行った。

覚えてないんかい!自分の店でしょ!


「えーっと、3ギルだ。」


店主は値段を確認して、帰ってきたらそう言った。

思っていたより安かった。

10ギルは超えると予想してたのに。

そうだ!っと私はここである事を思いついた、それは店主に値引きして貰えないかだ。

3ギルで安いっちゃ安いけども、前世で値引き交渉をしたいと思ってたことだし今の私ならできる気がするからやってみよう。


「店主、すみません少しで良いんですお値段下げて貰えませんか?」


首を少し右に倒し膝を少し曲げ太ももに手を置き、下から店主のことを見上げる。

目はキラキラさせながらお願い!って感じに。

うっ!として店主は右足を1歩後ろに下げる、店主はどうしようどうしようと悩んでいる。

目がグルグルと色んなところに動いてる。

瞬きも多い。

そして私は追い討ちをかける。


「お願いします、お値段下げて貰えませんか?

お、ね、が、い、し、ま、す!」


うぅぅぅーっと耐えていた店主だが、最後まで私に押されて最後は


「分かった、2ギルだこれ以上は下げられない!」


ちょと焦った感じでそう言った。

上手く言ってしまった、初めてだから出来なくてもいいやみたいな気持ちだったけど案外行けるもんなのかな?

あと店主って見た目以上に若い人なのかな?

照れてる感じだったし、その時の店主の反応が好きな人に告白しておけっいもらって、一緒に帰る時の嬉しくてその感情が顔に出てきて、その顔を彼女に見られた時の照れた顔みたいだった。

結婚してる人なのかな?この人。

ちょとそんなことを考えた。


私はフォリノアよりも先に買い物を済ませた。

フォリノアが居る武器(剣)が置いてある場所に店主と一緒に向かう、まだて店主は顔が少し赤い。


「フォリノア!良い剣見つかった?私はもう見つけて買ったよ!」


フォリノアはこっちをじっと見つめてくる、あれ?なんかしたかな私、フォリノアが少し怒ってる気がするんだが、聞いてみた方が早いので聞いた。


「フォリノア、なんか言いたいことあるの?」


そう言うとすぐに返事が来た。


「ミーネ、なんか最近私の事まんまり気にしてくれない!」


プクーとほっぺを膨らませ、細目でこっちをみる。

そしてポコポコと私を軽く殴って来る。

可愛い。


「ごめんねチームなのに、最近クエストやパラスあったし私も疲れてて、ごめん」


実際、私は最近フォリノアのことをあまり気にかけてはいなかった。

会話も少なかったし、そうだよこれを機に変わっていこう、私自身が!


「いや私もだけど、ミーネがあんまり話してくれないし最近付き合い悪いと思ったからちょっとね。」


そうだよね、一緒に冒険するって2人で決めたしね、これからどこまでも一緒かもしれないのに、これはダメだったね。

疲れた、それだけでフォリノアとの友情を壊すなんてもったいない、また仲良く!


「フォリノアごめんね、これからまた仲良くしてください!」


「こちらこそミーネ!」


フォリノアの顔には笑顔があった。


店主は静かにどこかの柱のように立って気配を消していた、この雰囲気の中では入り込めねー!!!

と思いながら。

次回38話明日0時までに投稿します


投稿時間ってどの時間帯がいいのだろうか?←気になる!

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