4話 初めての誕生日
この世界に来てから初めての誕生日
私1歳になった
まだ赤ん坊だから異世界って感じがあんまりない
ずっと家にいるから
だけど親の話しを聞いていたら夜に外に出て綺麗な景色を見ると言っていた。
楽しいみ!
異世界には星があるのだろうか?
夜
いつもご飯を食べているテーブルはいつもより少し豪華なご飯たちが並べられている。
クンクンと鼻で匂いを嗅ぐ...
う〜んいい匂い〜
今日は全部当たりなご飯かな
ま、自分のご飯はあまり変わら無いけど
ご飯を食べ始まる
親は私が生まれた時の事などを笑顔で楽しそうに話している。
コレが愛されているというものなのだろう
前世ではほぼ丸投げだった生活
自分でご飯を作り1人で食べる
親は私の事など気にもかけずに仕事に集中していた
今頃悲しんでいるかな?
もっと仲良くしてれば良かったとかかんがえているかな?
今の親がこんなにも良い親だから
前世の親ももしかして表に出していないだけで良い親だったかも...そんなことを考えていた。
前世の親の気持ちが少し知りたくなった瞬間だった。
ご飯を食べ終わると母が何かを持ってきた
見た目は前世で言うケーキに似ているものだ
母はケーキぽいものをテーブルに置き8等分に切った
母と父は1つづつ取った
美味しいそうに頬張る
た、食べたい!
私は食べたさあまりに食べたいと叫んだ
「ギャーギャー」
現実は考えと程遠かった
だが母は私が食べたいのに気づいた見たいで少し食べさせてくれた。
あ、甘〜い
この世界に来てから1番美味い
味はほんとにケーキみたいで甘くスポンジの生地みたいなのも入っている。
コレはケーキだと勝手に決めつけた。
ケーキを食べ終わると母と父は仲良く食器を洗った。
洗い終わると母と父は着替え始めた。
もちろん私も着替えさせられた。
いよいよ外の綺麗な景色が見れる!
楽しみ〜!
こんなことがあるなんて誕生日がこんなにもいいなんてこの世界に来てからだよ〜!
ワクワクする私であった。
服を着替えた
外に出る
外はとても真っ暗だ、虫がいるのかな?
コオロギが鳴いているみたいなの音がする。
母は私を抱き、歩き始まる
父は先頭を歩く
ふと思い出し上を見る....
き、綺麗
夜の空は前世と同じで沢山の星があった、一つ一つ綺麗に輝いている。
これより綺麗な景色があるのだろうか?
期待度が少し減った。
なんだろう異世界に来たのに前世と同じ物ばかり見ていて違和感があまりない。
異世界に来たんだからもっと違うものも見たいなー
そうこう考えていると目的地に着いたみたいだ
着いたのは私の住んでいる村の近くの山のてっぺんだった見たところ普通だ 。
はーと思った瞬間
目の前からバチバチっと音がした
何だと思いまた空を見る....
花火だった
さっきの音の正体は花火だ
夜の空と花火。とっても綺麗ちっちゃな火花が星に見えたりと幻想的だ。
母も凄いと思ったみたいで
「とっても綺麗この子の初めての誕生日がとっても良い日になったと思う」
と言っていた
母に同感
前世では誕生日なんて祝って貰えなかった
1人でいつも通りのご飯を作りだべて寝る
こんな日が来るなんて思ってもいなかった
私は嬉し過ぎて泣いてしまった
「うぇ〜んうぇ〜ん」
と泣いた
嬉しかったただただ嬉しかった
花火を見終わると家に帰った
家に着くと私も母も父も風呂に入ってすぐに寝てしまった
今日は何故かとても寝やすかった。