30話 アーダン王国
馬車を引いているのは馬だ。
前世の世界にいた馬だ。
名前も見た目も全く変わりのない馬だ。
なんか懐かしくなってくる。
まぁ。
好きな本とかゲームが出来ないのは残念だけどそれ以外はなんの未練もないな。
今はどうなんだろうな?
1日後
今日は雨が降った。馬車の中にもちょいちょい雨が入ってきて冷たかったし、とても寒かった。
魔物とは会わなかった。
2日後
今日はブルーが出た。
ブルーとは前に村を襲ったイノシシに似ている魔物だ。
でもみんなと協力したら簡単に倒せた。
今日はその肉でご飯を食べた。
相変わらず美味かった!
3日後
特に何も無かったのでジンさんの冒険話を聞かされた。
以外にジンさん以外のチームメンバーも変な人達だとわかった。
まずアリム・サリティナさんだが見ため男だが本当は女らしい、何故今まで隠してた??
ずっと男かと思ってたよ。
でもこれで女子3人か、マシになった。
ガルム・ベリデスさんはMだ。
終わり。
そして最後、マス・ボールルさんは服のフードを被っていて顔が見えなかったが、見せてと言ったら見せてくれた、そしたらとてもイケメンだった。
でも、ものすごいコミ障だった。
そして何日も何日も魔物を狩ったり、お話したりと楽しい旅をした。
そしてとうとう目的の場所に着いた!
アーダン王国に到着。
いや〜馬車に乗れたから早かっただけで歩いてたらいつまでかかってたか、ほんとに運が良かった。
ジンさん達はここに少し滞在したらまた依頼主のと一緒にどこかえ行くらしい。
何回もこの依頼を受けているらしい。
これでお別れか早いな。
アーダン王国を入ったら私とフォリノアは降りた。
「今までありがとうございました。またどこかでお会いしましょう。」
「ああ。てか俺達もここには少し滞在するからまだ会うかもだけどな。アッハハハ。でもあった時はまた話をしようぜ、じゃあな!」
「「ありがとうございました」」
私とフォリノアは挨拶をして冒険者ギルドへ歩いた。
理由はただ1つ今まで狩った魔物を売るためだ。
依頼があればそっちで使うけどね。
冒険者ギルドへGO。
美味しそうな食べ物がいっぱいだぁー。
「ねぇ。フォリノア、あれ食べていい?」
「まず、冒険者ギルドに行ってからで」
「えー、なんでーー」
「あの、このやり取り何回やればいいんですか?」
あ、怒ってる。
美味しそうなものがあったらずっといい?いい?って聞いてたからさすがにフォリノアでも怒ってる。
「ごめんなさい冒険者ギルドに行ってからにします」
「よろしい」
なんかフォリノア少しアホさが消えてる?
まいっか、早く終わらせて美味しいものたくさん食おっと!
冒険者ギルドか、父としか行ったことないな、あの時ギルドにいた人意外と優しかったから今回も大丈夫だよね?
多分。




