24話 思い。
私、フォリノア・ダリダンは強い。
そんなことに気付いたのは12歳の頃だった。
私はガオマ大陸にある。
ダリダン村で産まれた。
ガオマ大陸はベールザルス大陸の上に位置する。
ガオマ大陸の右はナーガシラ大陸、そしてその下が魔大陸となっている。
ダリダン村は、私の曾祖父さんが作った村である。
最初は身寄りのない人たちなどを集めて作った小さな村だったらしい。
でも今では人口1万人弱いるらしい。
でもなんでここまで人口が増えたかと言うと。
それは私が強いことにも関係する。
ダリダン村はかつて、身寄りのない人で作った小さな村だったので特に変化もなく村としてもあまり機能していなかった。
そこで村を変えるため曾祖父さんのダン・ダリダンは剣の腕を磨くことを決めた。
ダンは子供のころ自分のオーブが剣に変わって絶望した、剣は小さい頃からやだそう思ってきた。
理由1つ重いからだ。
そして勇気がないからだ。
それでもこの時、村を救おうとした時だけはそれが無くなった。
全部かけてみよう!
そう思ったらしい。
それからダンは剣士としてはものすごくくらい強くなった。
でも村変わらないなので村を一旦出て、自分の強さをみんなに教えに行った。
村のことは心配だった。
ダンは弟子などを旅の中取り、村に連れてきて育てた。
それを何度も繰り返すとダリダン村は剣においてはものすごい村だと、思われ始めたのだ。
村にはダンダン道場と言うものもある。
一応フォリノア、私の家です。
そう私は剣士の家に産まれた。
ダリダン家は代々剣士にしか何故かならないと言う謎のことがある。
1回も魔法使いは生まれてきたことがないらしい。
なので小さい頃からよく剣を振らされていた。
お前も絶対剣士になるんだから、今のうちから振っとけと。
ダリダン家の練習は意外と厳しかった。
歳が上がり始めると練習はだんだんと厳しくなっていく、どんだけ疲れていても休めないどんだけ水が飲みたくても飲めない、ほぼ拷問状態のようだった。
それでも頑張った。
理由は1つ、母に言われたことだ。
『お母さんはね、魔法使いなんだよね。しかも支援系の回復魔法だけ、どんなに剣で戦おうと思っても上限がある、だって剣士じゃないしね。でもフォリノアはダリダン家として産まれた剣の才能がある証拠だ、だからどんなことがあっても諦めずに強くなって、もしなにか村にあった時村のみんなを守れるぐらい。』
お母さんは小さい頃親を目の前で殺されたらしい。
自分の無力差をそこで知ったらしい。
だけど私にはそんな思いをして欲しくないらしくそう言ってきたらしい。
そんなお母さんには出来なかったことを代わりにしてあげたいと思った。
いや、違う。
誰でも守れるくらい強くなろうと思った。
自分のためにみんなのために。
そして今にたどり着く。
シャドウウルフの首を切り落とす。
以外にもモンスターを倒すのはこれが初めてだったので切れるか不安だったが意外と簡単に切れた。
う〜ん。
強くなったな〜自分でもそう実感した。
目標はガオマ大陸1強くなることだ。
お母さんの思い少し大人になったからわかる気がする。




