18話 大災害ベルキュール
昔昔このベールザルス大陸で起きた大災害。
死者は数十万とも言われた。
とある科学者が魔王を倒すために最強の兵器を作っていた。
色んなモンスターの遺伝子を混ぜてキメラを作ったり。
とにかく魔王を倒すために色々と作った。
何故そこまで魔王を倒すのに固執するのかと言うと昔は今ある大陸の3つは魔王のものだった。
人間の支配している大陸はただ1つベールザルス大陸のみだった。
だからこそ魔王を倒そうと必死になっていたのだ。
日に日に強くなる魔王、それとその影響でます魔族の勢力、日に日にそんなのに対抗できるものなんて出来るのかそうみんなが思いだした。
どうせ夢物語だとみんなが思っていた。
このまま魔王軍に落とされ皆死ぬと。
もう小さな抵抗しか出来ないと。
そう諦めていた。
史上最悪のアレができるまでは。
ある日突然科学者が出来た出来たぞと大声を出した。
皆疲れ果てていてあまり見にこなかった。
その後戦場にその出来上がったものを投入してみた。
そいつは瞬く間に魔王軍を倒し人間軍をだんだんとすくっていった。
だか、強いからこそ欠点があった。
だんだん勢力を落とす魔王軍、倒すものが少なくなったアレはなんと人間までも殺し始めた。
そうこれが大災害の始まりだった。
史上最悪大災害を起こしたものは、ベルキュールと呼ばれている。
大災害ベルキュール、今はそう呼ばれている。
その時代の魔王でも勝てない相手だった。
魔王はベルキュールと戦い自分が勝てないとわかると軍を撤退させたらしい。
だがその時撤退している奴らをベルキュールはすぐに殺した。
幸い全員が死んだ訳では無いので良かったが魔王軍は勢力が落ち支配している大陸は1つまで減ったのだ。
魔王はその時代からまだ変わっていない。
魔王は意外としぶとい。
今はまた魔王軍は勢力を上げているらしい。
ベルキュールはそれでも倒された。
でもそんな魔王でも倒せない大災害ベルキュールを倒したのは誰なのか?
そんな大災害を倒したのは異世界から来た7人の勇者だった。
異世界、彼らは日本、地球から来たと言っていたらしい。
しかも来たのは総勢37人プラス1だ。
37人は召喚されてきた。
みんな知り合いだったて言うか同じ学校で同じクラスだったらしい。
そして1人だけ、たった1人だけ何故か転生してきたのだ。
その子も同じクラスだったらしい。
そう合計38人いたのだでも勇者だったのは7人だった。
そのうち勇者だったのが召喚された中から6人、転生者から1人だった。
他の人は特に強くもなく弱くもなかった。
勇者の7人はとても強かった。
特に転生者は強かったらしい勇者の7人の中でも特に強く、大陸1強いとまで言われていた。
でも到底この7人でも大災害にはかなわなかった。
でも勝ったのだ。
意味が分からないだろう。
大災害が得意とする魔法は水魔法と雷魔法。
その2つのコンボが凄かった。
上から雷を落とし勇者の動きを鈍くする。
(魔法名 雷)
勇者達は耐性を持ってはいるので軽傷だけど、電気としての効果は少しあった。
その隙を狙い水魔法で丸い球体を作り勇者達にとばす。
(魔法名 水球)
しかもとても速い。
ビュンと飛んでいくらしい。
打撲みたいな痛みが出るくらい痛い。
何度も鉄で殴られている痛みらしい。
そんなふうにフルボッコにされていたでも勇者1人だけがとてつもなく強くなった急に。
それは転生者の勇者だった。
他の勇者はその人に取り込まれて行くように消えたらしい。
その後転生者は強くなった。
なんとその後大災害との立場が変わり今度は大災害がボコボコにされていた。
そして転生者の勇者が大災害を倒した。
そして大災害はパラパラと塵のように消えていったらしい。
それと勇者も大災害と一緒にパラパラと塵のように消えていった。
勇者は近くにいた兵士などに笑顔を向けた。
その笑顔はやり切ったぞと言わんばかりにニコニコしていたらしい。
悔いは残って居そうなのに何故あんな笑顔をしたのだろうと思った人もいたらしい。
その後大災害ベルキュールが倒された迷宮に何人かの冒険者が探索隊としての駆り出された。
大災害が倒されたのは迷宮の1番奥だ。
だがこの迷宮はそこまで強いモンスターは出ないので冒険者達は簡単に奥にたどり着くことが出来た。
大災害が倒された場所は大きなく空洞でとても広かった。
そして大災害が倒された場所には今では13歳以上は全員が持っているアレがあった。
そうオーブだ。
冒険者達は最初なんかの鉱石かと思い数個だけ持って帰ってきたらしいだが持って帰って調査結果と一緒に出したらこれは鉱石ではないといわれたのだ、その後そのオーブは一定時間触っていると変化するということがわかった。
そしてこれがわかったことにより次は1回目よりも多くの冒険者が駆り出された。
そして迷宮にある残りのオーブを取りに行った。
今ではオーブは数十万個あると言われている。
それとなぜオーブと呼ばれるようになったのかと言うと勇者と同じ場所から来た32人の中の人がそう呼んでいたからだそうだ。
それから瞬く間にオーブ流通していった。
それと同時に色々と研究もされ始めた。
この未知なるものがどんなのか知りたいからだ。
そして研究で分かったことがある、それは今では当たり前の13歳以下がオーブに触り変化させると死ぬということと、オーブを2つ以上変化させると死ぬというだった。
この研究結果からオーブは教会で13歳以上の子に一つだけ与えられるようになった。
そしてこれがオーブが生まれた話し、そして昔起きた大災害についての話だ。




