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オーブ〜世界の始まりそして世界の終わり〜  作者: LAWA/羅笑
第1章 家族編
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10話 オーブ授与①

ーー村に出たモンスターが倒されてから約6年後ーー


私は今日13歳の誕生日を迎えた。

今日は朝から近くのアーダン王国の教会でオーブを貰いに行く。

アーダン王国までは往復出1ヶ月程度だ。

私は今日ワクワクしながら起きた。

貰うのは今日じゃないのにね。

風が気持ちいい。

なんて清々しいのだろう。

風も何もかもが私の13歳の誕生日を祝ってくれているような気がする。

そんな感じにワクワクしながら歩く。

荷物を馬車に乗せる。

1ヶ月分の服など荷物が多い荷物だけでほぼ馬車は埋まった。

私はその荷物の所に乗る。

狭い。

ただただ狭い。

そして暑い。

馬車が出発する。

なんかもう帰りたい。

暑いし狭いしこれが1ヶ月間続くって考えるともうやばい。

それでもオーブを貰うため私は諦めて静かに馬車に乗っていた。

私はさっきまで自分がいた家を見る。

誰もいない。

この村も1ヶ月以上見れなくなるのか。

そう思い家と村が見えなくなるまでずっと見ていた。

王国までの道のりではモンスターに会ったり。

とても綺麗な景色を見たりととても楽しいものだった。

村の外にちゃんと出て思った、ホントに異世界に来てたんだ!

前世と今はあまり変化のない生活だったからあまり実感が湧いていなかった。

たけど外に出てみると冒険者がいたり、モンスターがうじゃうじゃいたりととても前世の世界と同じでわなかった。


だいたい15日くらいでアーダン王国に着いた。

すぐに教会でオーブを貰うのかと思いきや、申請が必要らしい。

申請してから1日後に教会に行くとオーブは貰えるらしい。

申請は冒険者ギルド出てきるので冒険者ギルドに向かった。

中に入ると、おーすごいみんなムキムキだ。

ギルドの職員さんは女性で、なんかホットする?かも。

周りが男ばっかりなのはちょとね。


「君達冒険者ギルドは初めてかい?」


「良ければ色々と教えようか?」


と近くの男が言って来たが父は、大丈夫です。

そう答えギルド職員さんの近くに行った。

アレ〜何も無い異世界の冒険者ギルドの普通ってだいたい入ってまず絡まれる、喧嘩だよね?

ここの人達意外と優しい?

見た目はやばい雰囲気ガンガン出てますけど。

そう思いながら父に着いてく。

父はギルド職員さんにオーブ授与の申請をしたいのですが?と言った。

職員さんははい分かりました。少々お待ちください。

と言って奥に入って行った。

職員さんが帰って来た。

なんか紙を出された。


「ここの注意事項をよくお読みください、読みましたら、ナイフで指を少し切り紙に押し付けて下さい綺麗に指のあとがつきましたら申請完了です。」


え、血がハンコ代わりなの切る時絶対痛いやん。

そんなことを思っていた時もあった。

申請が終わった。

指痛い、父が無理やりやってきたんだよ、私可哀想じゃない?

ずっとジンジンしてるよー。

とりあえず申請が出来たしいっか。

自分じゃできた気がしないし.....

オーブは明日か、少し観光しようと。

ぐへへ、美味しいものたらふく食べるぞー!!


ーー数時間ーー

食べ過ぎた。

腹パンパン。

まだ昼だよ、夜ご飯まだだよ。

こりゃ夜ご飯食べれないな。

.....

やっちまったな〜。

父も食べ過ぎだ見たいな目で見てるし。

分かってるよ、でも美味しいものがいっぱいあったんだもん我慢できないじゃん。

しょうがないしょうがない、そう思い続けた。


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