04人物 榊守
□榊守
――何を考えているのかわからない裏が増えていく主人公
【概要】
海原テレビの報道記者として東里市を中心に取材している。
この第一章では29歳だった主人公。幼少の頃から物の怪の類が見えているので、超常現象はうざいと感じており、信じたくはないという意見を持っている。
隣県で発生したエチゼンクラゲの取材中に、偶然物の怪の類に遭遇し、その対応に出ていた神楽ミキと出会う。以降、仕事の傍ら神楽達と共に神還師手伝いとして迷い神を元の場所に還す『手伝い』を行っているが、見習いレベルなのに、怨霊を一人で退治するほどの能力とスキルを持っている。しかし本人にはその意識がない時もあり何を考えているかわからない。ぶっきらぼうな性格ではあるが、意外にも細かい時もあれば、詳しい一面を持つときもある。記者の一面もあるので、地元の郷土史等に関しても強く、付いたあだ名は『海原テレビのミステリーハンター』。既婚者で大学時代から付き合っていた東里市出身の理彩という妻がいる。
【基本データ】
年齢:29歳(2010年当時)
身長:175cm
体:標準的体型・左腕に幼少時の傷有
誕生日:8月20日
血液型:O型
【神還師としての能力】※免許なしのため、比較対象なし。
幼少時の事故による結果、魑魅魍魎が見える能力を持つようになる。事故のことについては語られていないだけでなく榊自身もよく覚えておらず、左腕にはその時の傷が残っている。
見える聞こえる話すなどの神還師の要件に必要な要素全てを持ち、通常の神還師よりも並外れた感度で迷い神を見つける能力を有すが、それが逆に地震などの天災に対して乱れる迷い神たちに乱されやすいことも弱点になることもある。
また左腕の傷は榊の身に危険が迫った場合にのみ何らかの暴走が発生する。その時の榊は普段の榊と異なり独自の法術を備えており、その能力は対峙する魔封師の能力にも匹敵していた。神還師のことなど何も知らないはずの彼がなぜそれらの法術を使えるかは第一書の段階でわかっていない。また榊自身が二重人格の可能性も否定できない。佐山と話す際に榊とは全く違う人格が現れることも第六章で明らかになっている。どういうキャラクタなのかは不明だが、榊守が死ねば自分も死ぬと語っており、今後の登場を気にしておくとよい。
本人としてはこの能力に対して「うれしくもなんともない」としており、迷い神の存在なども「ウザい」の一言で片づけている。
【本人が知らない矛盾がある過去】
2010年よりも前に榊は藤本由美とは会っていた。2006年東里市で発生した女子大生殺人事件の際、藤本は女子大生と同じ大学の学生だった。榊は独自に事件の真相を追っており、榊とは別に、この事件を追っていた藤本に出会った。榊は藤本が女子大生の先輩だったことは嘘であると見抜いており、二人とも同じ情報源である土地神から犯人を割り出そうとしていた。しかし榊自身は犯人まで追い詰めたことを全く覚えていない。天玄山における榊の怨霊退治の記憶は佐山によって消され、榊は藤本のことも忘れていた。
さらに榊家は榊守が知らない側面があり、それは一度途絶えた神還師の家系だということ、しかも魔封師の伊野宮の言葉を借りれば、神還師のくせに魔封師の力を持つ異端者の存在として危険視していた。ただ本人はそのことを第一書・余書でも語ってはいない。
【佐山という不思議な存在】
榊守を語るうえで忘れてはならないのは佐山という存在だが、榊のピンチに対してや、榊が何か神還師の行動をするときはちょくちょく現れては警告を言うこともあれば、他人に介入することもある。記憶の改ざんを行うことばかりが本編や余章で目立つが、本来の目的は不明な点が多い。
【榊守の利用ガジェット】
○携帯電話:『事件記者』他、営業担当だった経緯もある榊は学生時代からのドコモユーザーとして携帯をよく変えている。『事件記者A』の頃は学生時代から引き続き利用していたP901isを使っていたが、テレビ局に就職したこともあり、ワンセグは必須として、P903iTVなどを所持していた。本書の2010年ではP906iとなり、すっきりしたスタイルが本人曰く「フラッシュはないが十分」と言って利用している。
○ストップウォッチ:榊が移動中に原稿をまとめようとして使用していたストップウォッチはセイコーから発売されているサウンドプロデューサーSVAX001というモデルで、1/1秒でのストップウォッチであるものの、本体についているテンキーで60進数の計算ができる優れものだ。現在こそ似たようなアプリはあるものの、当時はまだスマホも少なく、携帯アプリでの機能は限られている。当時としても独自で動くこのストップウォッチを榊は愛用している。放送局やプロダクション系御用達の製品で、1995年に発売された現行モデルは2019年現在でも発売されているロングライフ品でもある。
【作者の考える第二章では?】
主役なので現状維持の方向で考えています。第二書でもさらに深いところでキーパーソンになればと思っています。