波乱の日々
すみません、まだ身分が学生というもので執筆に取れる時間が極端な少ないのです。
一話一話が短くなってしまうことを、お詫び申し上げます。
どうか、愛想を尽かさず読んでくれることを心から願っております。
レオンは、学園に向かう途中自分が数え切れないほどのため息をしていることに気づく。
「はぁ」
理由は、奴だ。
もうレオンはアリスのことを、女性や彼女とかではなく「奴」と呼称している。
毎日のように、学園に行くとスリスリとすり寄ってきてもう鬱陶しいなんてものではない。
奴が貴族ではなかったなら、なんらかの力を行使して消していただろう。
おまけにヴァルには、「お気の毒だが、俺にターゲットが向くのは嫌だ」と言われ、奴の気配を感じたらと周りの友達はササっとどこかへ行ってしまう。
「レオンくぅん、やっとみつけたー」
それなりに、武術に心得があるレオンは必死に気配を殺しているのにもかかわらず、奴は必ず探し出してくるのだ。
背中に伝う、冷たい汗を感じながら
「あなたは、いったいなんなんですか。
もう、関わるなと、僕には婚約者がいると再三言っているじゃないですか!」
「そんなこと言ってー、あの時、私のために勝ってくれたんでしょ?」
またこれか、レオンそう思いながら
「それも、毎回言っているはずです。
あれは、ミリーを馬鹿にされて・・・・
ていうか、最初にミリーを馬鹿にしたのはあなたでしたね。」
思い出すたびに、怒りがこみ上げてくる。
彼らにはきっとわからないことなのだろう
これ以上奴と会話をすると、思わず殴りかねないと思い強引に会話を切り、足早に去って行く。
後ろからは、「もう、照れちゃってー」などといみのわからないことを抜かしている奴がいる。
レオンは、帰宅してから学園でのストレスを浄化するようにミリーに抱きつく。
こんな時、ミリーは何も言わずに頬を赤らめながら抱きしめ返してる。
「あぁ、ミリーもう僕は学園に行きたくないよ」
そんな、弱音を吐いていると
「国法で決められているんだから、頑張りなさいよ」
と少し突き放すように言われた。
だが、レオンは知っている、ミリーはレオンのためにこのようなことを言っているのだ、学園での繋がりは将来の人脈に繋がる、むしろ学園でまともな関係を築けなかった人は、その時点で貴族人生終了のお知らせの鐘が鳴るといっても過言ではない。
だから、ミリーはこんな言い方をしているのだとレオンは知っている。
「ミリーは、優しいね」
と言いながら、レオンは彼女の頬を優しく撫でる。
「もう!せっかく私が頑張って強く言ったのに、レオンはすぐにこうするんだから!」
なんて、顔を伏せながら言われた。
恥じらいの表情をレオンに見せまいとした行動なのだろうが、むしろその行動が可愛いなどとレオンはおもうのだった。
ある貴族の邸宅の一室にて、
「なんで?なんで、レオンくんは私を見てくれないの?この物語の主人公であるはずの私を、なんであのモブにあんな愛おしそうな目を向けるの?」
最初は、自分の知らない設定があったのだと思った、しかし、一向に物語が元に戻る気配がない。
明らかに、あのゲームの世界のはずなのに、、、
日に日にその不安、焦燥は募っていった。
「ゲームか、、、ゲーム、バグ?そうか、バグだ!
あのモブは、バグなんだ。バグは修正しないとね」
早速彼女は行動に移すのであった。
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