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ASASHIN  作者: 真鵬 澄也
2/11

第1話-初仕事-

 タッタッタッタッ、タッタッタッタッ。

 うひぃー、完璧に遅刻だぁ。

 よりによって今日日直と掃除当番なんだもんなぁ、参った。

 でも大変かな、仕事と両立するのは、けど、ずっと入りたかったし。

 寺島さんに言ったら、怒られるだろうな。なにせ、私たち暗殺者にとって、探偵・警察は敵にあたるからね。

「裕希さん」

 ふと、誰かに呼ばれる。

 立ち止まって振り返ってみると、名倉先輩が、教室から出てくるところだった。

「一緒に行きましょ」

 私と先輩は、一緒に部室に向かった。

 このときでも先輩は、やっぱり注目の的だった。

 ゆっくり歩いている先輩に、

「急がなくていいんですか?」

 と、尋ねる。

「あや子でいいわよ。うちは、その日その日の部員の予定を全て、コンピュータに入力されているから大丈夫。心配しないで」

 と言って、ニッコリ笑った。

 ウーン、まぶしい。

「へぇ、すごいですねぇ」

 ほんとスゴイ。

 まさかここまできっちりしているなんて、私の目に、狂いはなかったわ。

 と、裕希はニッと笑う。


 コンコンッ。

 カチャ。

「こんにちはー」

 うー、なんかキンチョー。

 ほんとに部員なんだなぁ。

 でも…あれ? 部長と水野先輩がいない?

 部室の中には斎北先輩しかいない。

「やぁ、裕希ちゃん。待ってたよ。合格おめでとう」

「あ、ハイ。ありがとうございます」

「依頼人来てるの?」

 あや子さんが言った。

 何か意味があるのだろうか、部長達がいないのと。

「ああ」

「依頼人が来たときは、健吾と聖が依頼頼内容を聞くのよ」

 へぇ…。

 依頼人て、どんな人だろう。

 と、隣の部屋から、部長と水野先輩が出てきた。そして、依頼人らしき人も。

「それでは、結果が出るのに一週間かかるので、結果が出しだい、こちらから連絡します」


「健悟、あの子」

 依頼人の人が出ていったあと、あや子さんが、ちょっと困惑した顔で言った。

「ああ、伊藤の彼女だった子だ」

「たしか…、近藤ふじみって子だろ、いったい今更何の依頼なんだ?」

 伊藤? いったいどういう:

 それでさっきの女の人が、その人の彼女だったわけで、何で過去形なだろう。

 その答えはすぐに解けた。

「裕希ちゃん、一ヵ月前、うちの学校であった事件って、知ってる?」

 宮内部長が言った。

「一ヵ月前…ですか…」

 一ヵ月前、ねぇ:。

 そうだなぁ、仕事がいっぱい入ってたときだったなぁ、あんまりっていうよりほとんど、新聞・テレビとかって観てなかったからなぁ、んーっ、この学校で…

「…あっ、たしか自殺したっていう…あれですか?」

 そう、一ヵ月前この学校で、飛び降り自殺があったんです。正確に言うと、この学校の生徒がビルの屋上から飛び降りたというのが本当なんですけどね。

 自殺をした理由はハッキリとわからないんだそうです。でも、屋上に遺書らしきものが靴と一緒に置いてあったことから、自殺と判断されたそうです。

「そう、それなんだ」

「でも、いったいそれと何の関係があるの?健吾」

 うん、私も知りたい。

「依頼内容がそれなんだ」

「どういうことだ?」

 宮内は、水野先輩に合図を送った。

「実は彼女、ずっとこのことに関して、納得がいかなかったんだそうだ。それで悩んだすえ依頼をしに来たらしい。内容は、本当に自殺かどうか調べてほしいとのことだ」

 水野先輩はパソコンに向かい、何やら資料を呼び出した。

 出てきたデータは、どうやらさっき出てきた伊藤という人らしい。

「この人がそうなんですか?」

「そう、当時二年だった、伊藤勝」

 …もしかして

「もしかして、全校生徒のデータが全部、この中に入ってるんですか?」

「もちろん入ってるよ、あと、ここら辺の高校のデータもね」

 ハハッ。

 参ったね・・徹底しすぎだねこりゃ。

「…でも、調べるとしてもこれじゃ、詳しい事がわかりませんよねぇ」

 と、私が言うと。

「その通り、しかも俺達の頭の中では、自殺となっているから、まずその考えを消して取りかからなければならない。それから、もう一度彼女に詳しいことを聞く、伊藤は生前何か言ってなかったかを、まずそこから始めよう」

「じゃぁ、彼女を呼んでくるわ」



 部長と近藤先輩は、隣の部屋にいる。

 私達は、モニターで二人の会話を聞いている。水野先輩は聞きながら、内容をパソコンに入力している。

 だいたい、この部のシステムはわかった。

「ちょっとお聞きしますが、彼が亡くなる前に、何か言っていませんでしたか? どんなことでもいいですから」

「……」

 近藤先輩は、下を向き考えている。

 そして、どうやら何か思い出したようだ。

「…たしか、亡くなる二日前です、その日は何だかいつもと違った様子で、ちょっと顔が青ざめていまた。そして彼、こう言ったんです。『大変なことに…、親父を止めることが、できないかもしれない。俺は:、大変なことを知ってしまったんだ』と、…彼はそれ以上、何も言いませんでした。私は何が何だかわからなくて、次の日彼休んだんです。そして:、翌日……」

 近藤先輩は、ポロポロと涙を流している。

 かわいそうに、どうやら思い出してしまったようだ。

「辛いことを思い出させてしまいました。ですが、これも彼のためです。ご協力感謝します。また、お聞きすることがあるかもしれません、でわ、ありがとうございました」

 カチャ。

 近藤先輩が出てきた。

「でわ、結果をお待ち下さい」

「失礼しました」

 そう言って、近藤先輩は出ていった。

「聖、入力終わったか?」

「ああ、できてますよ」

 ずっと打ちっぱなしだったもんね、水野先輩。

「しかし、どういうことだろうなぁ、さっきの伊藤の言葉」

 本当に…。何か含みのある言葉よね。

「父親に何か、関係ありそうですよね」

「そうね、あの話からするとそうなるわね」

「よし、まずはそのあたりから調べてみるか」

 部長が、引き出しから何やら取り出して言った。それは、伊藤勝の住所だった。

「チームを作ろう。伊藤の家に行く班、図書館に行く班、ここは一人だな、あとは、伊藤の身辺調査の班だ」

 うーん、家のほうに興味があるなぁ、でもここはやっぱり、一人で行動できる図書館にしとくかないつベルが鳴るわからないし。

 よしっ。

「あの、あたし図書館に行きます」

「…そうだな、図書館のほうが安全だしな、いいよ。じゃぁ、決まりだな、俺と聖は伊藤の家、貢とあや子は調査、明日の休日使う、オーケイ?」

「了解」

 全員意義なし。


 ピーピーピーッ。

 午前五時、部屋に響き渡るポケットベルの音。そう、これは仕事の依頼だ。そういえば、まだ一つ残っていた。たしか三日前にきた依頼だったはずだ。どうせ早く片付けろというんだろう、まったく。

 テーブルの上にあるポケットベルを取る。

 やっぱりベルには、『はやく済ませろ、期限は今日までだぞ』と、入っていた。

 裕希は、ため息をつきながら起きあがる。

「それじゃぁ、さっさと片づけて、部活の仕事にかからなきゃな」

 仕事用の服に着替える。

 服は、紺色の黒のストライプのパンツ、上は白のハイネックのトレーナーに、下と同じ紺のジャケット、そして、レイバンに革手袋。今回の射程距離はそんな遠くない、愛用のリボルバーで十分だ。


 午前六時半過ぎ。

 ターゲットはまだ眠っている。

 私は、一つ挟んだ空き家にいる。

 周辺の家に人がいないことは調査済みだ。そして、空地が多いかも、銃声は気にすることはない。消音銃で音が出ないように消してある。

 この仕事をしていて思うことがある。

 スコープからターゲットを見る、引き金を引く瞬間まではこの人が生きるも死ぬも私次第なんだと、でもそう思うのも一瞬だけ。

 引き金を引く…。

「…さようなら…」

 一つの仕事に、そう時間はかからない。

「さて…、図書館に行こうかな」

 銃はばれないようにケースに入れ、ショルダーバックの中に。

 そうそう、寺島さんに報告しておかなければね、クスクス。

「遅いって、文句言われそうだな」

 まぁ、いっか。

 クスクス笑いながら、図書館へ向かう。


 七時を少しまわった頃。

 図書館に着く。

 電話、電話っと……。

「あ、あったあった」

 寺島さんの店にかける。

 寺島さんは、「HELP」というクラブのマスターをしています。仲介屋は、副業といったところですか。よく私も飲みに行きます。学校には内緒ね。

 プルルルル、プルルルルー。

 ガチャッ。

「ハイ、クラブ・ヘルプです」

 相変わらず、いい声してるなぁ。

「お店繁盛してる? 相変わらずいい声してるね」

「おかげさまで。貴方もお変わりないご様子で。どうやら、済んだようですね」

 と、ため息まじりの声で寺島が言った。

 クク、思った通り。

「ええ。終わったわ」

「まったく、貴方の悪い癖ですよ」

「はいはいわかっております」

「…ところで」

 ん、いきなり口調が変わった。

 …仕事かな。

「…仕事?」

「違います。仕事もそうですが」

 間髪いれずそう言った。

 な、何だろう。

「じゃ…、なに?」

 と、ちょっと恐る恐る聞いてしまった。情けない…。

 このときは、自分が探偵部に入っていることなど、すっかり忘れていた。

 寺島に言われるまで。

「高校生活は、楽しいですか?」

「あ…。バレちゃったのね」

 相変わらず情報早いんだから。

 まっ、バレちゃしょうがないけど、でも…なぜ私の行動がわかるんだ?

 …まさかな…。

「まったく、いったいどういうつもりなんです。バレでもしたら」

 ムッ。

「大丈夫よ。そんなヘマはしないわ」

「心配はしていませんよ、貴女を信じていますから」

 あら。初めて聞いたわ。

「それにね、この部はすごいわよ、いろんな機器がそろってて、ある意味利用できるわ」

 そう、いざというとき、使わせてもらうわ。

「くれぐれも気をつけて下さい。仕事のほうは、後ほど連絡入れます」

「うん、わかったわ」

 電話を切った。

 フッ…。

 私は、電話を切り言った。

「変わってるね、暗殺者を心配するなんて」

 仲介屋が暗殺者を心配することはありえないのだ。ほとんどの暗殺者は組織に入っている、仲介屋も属していることが多いい。私は、どの組織にも入っていない、理由は一言で言えば面倒だし、何より、組織のやり方が嫌いだからだ。まだほかにもあるが。

 暗殺者が死んでも仲介屋は困ることはない。組織に属していればすぐにほかの暗殺者があてがわれることになっているからだ。

 まぁ、組織の中にも、ましな者もいるが。

 寺島は私専属の仲介者だけど・・

 組織の人間だ。

 と、私も変わったか、仲介屋とこんな風に会話をするなんて、以前の私だったら…。どうかしてるな。

「……さて…、調べますか」


 午前九時過ぎ

 宮内と水野は伊藤勝の家の前にいる。

「父親、いるだろうな?聖」

「確かですよ、ここ最近、家にいないことが多かったようだけど、ちゃんと連絡を入れておいたから」

「さすが」

 と言いながら、インターホンを押す。

 しばらくして、父親、伊藤周蔵が出てきた。

 二人を見て。

「息子の先輩の方だね」

 と言った。

「はい。突然お伺いして申しわけありません」

 父親は、門を開けて

「お茶でも出そう」

 そう言って、二人を招いた。


 カチャカチャ。

「…どうぞ」

 コーヒーを置いた。

「いただきます」

 父親は、ソファーに腰かけると話し始めた。

「そうだな…。何を話そうか、まさかこんなことになるなんて、思っても見なかったからな。……勝は、私が言うのも何ですが、本当にいい子でした。正直者で、自分のことのように考え込むんですよ、何にでも。まぁ母親を早くに亡くしてますから、その影響もあるんでしょうけど…」

 目線は下を向いている。

 二人は、顔を合わせる。

「彼女がいたことはご存じでしたか?」

 水野が尋ねる。

 一瞬、ほんの一瞬、父親の表情が変わったことに、二人は気付かなかった。その表情は、殺意を含んだ、冷酷なものだった。

「彼女…。いや、知りませんでした。そうですか、彼女がいたんですか、名前は何というんですか? その子には、悲しい思いをさせてしまいましたね」

 父親は額に手をあて、うつむいてしまった。

 宮内と水野は、顔を見合わせ言った。

「おじさん、僕たちこれで失礼させていただきます。ごちそうさまでした」

二人は席を立った。

 父親は顔を上げて、

「そうかい」

 玄関に立った二人に、申しわけなさそうに言った。

「せっかく来てくれたのに、何のお構いもできなくて、すまなかったね。今日はありがとう」

 二人は、そんなこはありませんといって、伊藤の家をあとにした。


 二人は、図書館に向かいながら話している。

「健悟、彼女の名前言わなかったね、どうしてだ?」

 水野は、一つの疑問を宮内になげかけた。

 宮内は少し黙って、

「聖と同じことさ、もし彼女の言っていることが本当なら、あの父親は俺たちの前で芝居をしていたことになる、そして、彼女の名前を出してしまったら……、彼女が危ない、そう思ったからだ。あくまでこれは推測だけどな」

 もし俺の考えが当たっていたら…、最悪だなと思う、宮内だった。

 水野はニッと笑って、

「さすがです。さっ、裕希ちゃんのところに急ぎましょう」

「そうだな」



「すいません、パソコンお借りします」

 図書館の最上階にある、コンピュータルームにいる。

 ふだんここに入れるのは、許可証をもった人のみが入室できる部屋です。私は、もう常連とまではいかないけど使わせてもらっています。許可証をちゃんと見せてね。

「今日は誰もいないので集中できますよ」

 受付のお兄さんが、ニッコリ笑って言った。

 私はいつもの場所に座る。そこは端っこで、しかも、入口から見えないのでやりやすい。まぁ、だいたいみんな席が決まっている。

 カチャカチャ…

 パソコンに向かい、資料を呼び出す。

「んーと、まずは、伊藤勝の母親について調べますか」

 ピッ、ピピッ。

『伊藤加奈子、東京生まれ。二十二歳のとき、伊藤周蔵と結婚。一年後、長男・勝を出産。十年たった後、夫とおり合いが悪く離婚。自殺を図り死亡』か。

「……」

 これだけではわからないな。

 ……何かが変だ…。

 たった十歳の子供を残して自殺なんてするだろうか。いきなり自殺するなんてありえないし、きっと何かがあった。伊藤加奈子は、夫の何かを知っていたんだろうか、それで口論になり……。

「…ちょっと飛びすぎか」

 まっ、そんなにはハズレていないだろう。何にしても、伊藤周蔵を調べないことには、解決しないか。知っている人は、もういないわけだから。

 そうなると…。

「ブラックリストしかないな、ちょっと危険だけど。B・ブラックボックスよりかは、簡単だけどね」

 B・Bとは、リストの裏の情報が入っているのだ。

 でも…そこまでする必要はない…か。

 所詮、ただの学生のすること。詳しく知る必要はないか。

 まぁ、伊藤周蔵を殺してほしいという、暗殺の依頼があったなら別だけど。

 ピピーッ。

 画面に、受付のお兄さんからの連絡が入ってきた。

『お仕事中失礼いたします。お知り合いの方が、お待ちしております』

 どうやら、先輩たちが来たらしい。

「何かわかったかな」

 受付のお兄さんに、お礼を言って下に降りた。


「健悟、聖。早かったわね」

 あや子たちが奥のほうから出てきた。

「ご苦労さま。何かわかったか」

 あや子が空振りを振る。

「だめね、全然だわ」

「そうか」

「宮、そっちのほうはどうなんだ?」

「ぼちぼちってとこか」

「お前たち二人の考えはどうなんだ」

 宮内は少し間をおいて、

「最悪の考えだな。ただ、伊藤が父親の何を知っていたのかがわからない。ヤバイ事なのは確かだがな」

「思ったより、複雑みたいね」

 あや子がため息をつく。

 そんな四人の話しのやり取りを、裕希は棚の陰から聞いている。

「……」

 ふむ。先輩たちも同じ考えなのか…。

 ほんとに、伊藤勝は何を知ったんだ…。

「ところで、裕希ちゃんはどうしたの?」

「ああ、今呼び出してもらってる」

「あっ、来ましたよ」

「すいません。お待たせしました」

 あたかも、急いで来たかのようにする。

 もちろん、コンピュータルームにいたことは内緒だ。そのことは、受付の人たちも知っている。

「何かわかったかい?」

 部長に聞かれて、母親のことを話す。

「母親は、六年前に亡くなっていたということだけで、あとはわかりませんでした」

「亡くなった原因はわかる?」

 裕希は少しためらい、自殺だと言った。自殺した理由は言わなかった。言わないほうがいいと思ったからだ。これは、この人たちに言ってはいけないと、そう直観したか。

 言ってしまったらきっと、この人たちは調べてしまうだろう、何もかも、たとえ依頼人に全てを話さなくとも。

「…自殺か…」

 みんなそれぞれ考えこむ。

 宮内が口を開く。

「仕方がないな、俺たちではこの辺が限度だろう。きっとこれから先は、俺たちでは手にあまるだろうからな。第一、もしわかったとしても」

「彼女には言えないわね」

 あや子さんが言った。

「そうだね」

 水野さんがそう言い、斎北さんも頷く。

 そして、私は…?。

「謎は謎のまま、知らないほうがいいこともある。残念だが彼女には自殺と」

「待って下さいっ」

 宮内の言葉を、裕希が遮った。

 みんなの視線が、裕希に向けられる。

 自分でも驚いている。とっさに出た言葉、でも、このまま終わってまう、彼女が真実を知らぬまま終わってしまうことが、何だか、スッキリしなくて嫌だと思った。

「・・どうしたの?」

 あや子が聞いた。

「…もう少し、もう少し依頼人に言うのは待って下さい」

 みんな『えっ?』という顔をしている。

「・・えと、あの…。知人にルポライターがいるので、その人に頼もうかと。このままでは、スッキリしなくて…」

 みんな黙っている。

 自分でも何言ってんのかわからない…、だいいちそんな知人はいない。

「…いいよ」

 え?。

「ただし、期限内に新聞に載らなかった場合、依頼人にはさっきの通り報告するからね。いい?」

「はい。ありがとうございます」

 ほんとに、調べ上げなきゃならなくなってしまったな、こりゃ。

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