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きっかけ/夕凪/死ぬまでの/虚無感
燃える炎に汚水をぶちまけて消し去ってやりたいと思うぐらいの愛情もしくはそれに見せかけた虚構に浸る行為を止められない、そんな君のことだけが今も最大の心残りであると同時に僕が自発的に呼吸をやめるきっかけでした
夕凪の香りに厭世感を覚える
薄紫の雲に悲しさを見る
空飛ぶ鳥に寂しさを見る
凪ぐ水面に無力さを見る
自分勝手な人間だ
雲や鳥や水面は
人間のことなど見ていない
でも
だからこそ自分の
悲しさを
寂しさを
無力さを
映す鏡となる
死ぬまでの辛抱だ
死ぬまでの辛抱だ
これは、死ぬまでの
不要なものは
削ぎ落として
燃やし、
消した
そのあとには何も
残らない
ありもしない身体を
虚無感が満たす




