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プロローグ
ーーーむかしむかし、せかいがまおうによってほろぼされました。
まおうはとてつもなくつよく、どんなむらのちからじまんがあつまってたおすことはできません。
そんなまおうはとてもたいくつでした。
しげきのないひびに、まおうはたべてねるだけのまいにちでした。
そんなまおうのまえにひとりのおんなのこがあらわれました。
おんなのこのなまえはアカネといいました。
アカネはたいへんうつくしく、じゅんすいなこころをもっていました。
そんなアカネとまいにちはなしてるうちに、いつしかまおうは、にんげんのおんなのこと恋におちてしまったのです。ーーー