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国作りをしよう  作者: 廉志
第一章 村作りをしよう
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第九話  状況を把握しよう

第六話を改訂しました。

『㎏』と『m』のくだりをなくしましたとさ。



「ジェイク、ちょっと話があるんだけど……」

「なんですか?」


隣町「ディーグ」からの帰路の途中、トールたち一行は少し道を外れた場所で野営をしていた。


「あいつのことなんだけど……なんか隠しごとが多すぎると思わないか?」

「あいつ…………ああ、トールさんのことですか。ダメですよちゃんと名前で呼ばないと……」

「そんなことはどうでもいい……で、どうだ? お前は何か変だと思わないか?」


そう言って、たき火に木を足しているトールを見つめるイリーナ。

小声で話しているため、トールには二人の話声は聞こえていない様子だ。


「確かに、我々はトールさんのことを何も知りません。それでもトールさんに悪意が無いということは分かります。そうでなくても、私のような元奴隷を雇ってくれているんです。だからこそ、イリーナさんも「信用する」と言ったのではないですか?」


ジェイクの言うとおり、イリーナの目から見てもトールは善人である。少なくとも怪しい振る舞いをしたわけではない。

イリーナが言いたいのはトール自身の情報が皆無であるという点だ。

信用は出来る。信頼もなんとか出来る。だが、疑念は晴れない。

イリーナの中にあるトールへの疑念は、少しではあるが膨らんでいった。





◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


「はぁ……ようやく着きましたね」


隣町を出発してから三日、トールたちは元いた村に帰ってきた。

荷馬車を所有したとはいえ、荷物でほぼ限界だったため帰りも同じような日数がかかってしまった。


「…………なんか変じゃないか? 昼間なのに働いているやつがいないぞ?」


イリーナが首を傾げた。

昼間は基本的に全員が外に出て働いているはずだ。にもかかわらず、村には無人の畑、トールのボロ小屋、そしてダリスが完成させたと思しき家が二棟建っているだけだ。人が一人もいない。


「岩塩を取りに言ってるのでしょうか」

「いえ、全員で行く意味はありませんし……」


トールもイリーナと同じく首を傾げた。


「トール様!!」


唐突にトールのことを呼ぶ声がした。

いつもならば、これはアニエスの声で次の瞬間にトールに飛びかかってくるのだが、今回はアニエスではなく、エイリスの呼びかけだった。


「エイリスさん、他の皆さんはどこにいるんですか?」

「実はそのことでお話が……」






エイリスに連れられ、ダリスの作った家に入るトールたち。

近くで見ると十分すぎるほどの広さがある家。無理をすれば十数人が寝ることができるほどの広さだ。

これを十数日で二棟も建ててしまったのだからダリス達の仕事の速さは驚異的だ。


「おお! トールさん。帰ってきたのか?」


家の中には十数人の村人と包帯を腕に巻いたダリスがいた。


「ダリスさん!? どうしたんですかその腕?」


ダリスの包帯を見てすぐにダリスに駆け寄るトール。


「いや、大したことは無いんだが……昨日ちょっと狼にやられちまってな」

「狼?」

「ああ。家を建てている最中にこうガブーっとな」


陽気に腕を振るダリス。よく見ると家の中には他にも数人、包帯を巻いている者たちがいた。


「幸い、大けがを負ったものはいませんが、念のため全員を屋内へ避難させています」


エイリスの説明に顔をしかめるトール。


「迂闊でした……前回調査した時には人里に下りてくるような種類の獣はいなかったはずなのに……」

「いえ、今回目撃された狼はこのあたりにはいないはずのダルウルフという種類でした」

「たしか……大型で凶暴な狼でしたね。群れで行動しないから他の地域から移動してきたのか…………分かりました。エイリスさん。アニエスさんと武装して僕の家に来てください」


トールが指示すると、エイリスは素早く家を後にした。

そしてトールも家を出ようとしたが、すぐにイリーナに止められた。


「ちょっと待て。武装ってあんた……どうするつもりだ?」

「当然……狼退治です」



お知らせです……完結の目処が立ちません。

正直このジャンルがここまで難しいものだとは思っていませんでした。

小説の数が少ないのも納得です。

専門知識が乏しすぎました。これからはかなり不定期連載になると思います。

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