表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

6/14

6

次の日

新しい剣と盾を持ったサラにはホブゴブリンでは相手にならなかった。


瞬殺である。盾の使い方を探り探りではあるが攻めと防御が一連の流れで美しい。


ホブゴブリンを半日で15匹ほど狩り、核を持ち帰る。


夕方ごろ斡旋所で、換金して宿に戻る。斡旋所から宿までは15分くらい距離がある。


露店で大通りが埋め尽くされている。夕方の市場が始まっている。


露店では見たことのない魚や、何の動物かかわからない肉、調味料や野菜など夕食の素材となるものが並んでいる。


サラとこれは美味しそうだとか、この野菜は嫌いだとかそんな話をする。サラの笑顔が眩しい。


次の日、サラが料理を学びたいと言ってきた。


「料理か。どうしてだ。」

「はい。露店の素材を使ってシン様のために料理を作りたいです。」


宿屋の料理はまあまあだ。

安いんだから仕方ない。


やる気のあるんだからやらせてみるか。夜営のときも助かるし。


いつかの服屋で聞いてみると少し高いが美味しいと評判の店を紹介してくれた。


半日で銅貨3枚だ。安すぎないか?

まあ何も知らない素人が手伝うんだからしょうがないか。


次の日から午前中に魔物を討伐して午後から料理屋に働きに行くようになった。


基本的に悪魔は魔力を吸って生きているため食事は必要としないが食べることは出きるし、味を理解することも出きる。人とは違う吸収の仕方をしてそうだが。


午後から訓練所へ寄ってみた。アルさんがいる。

「アルさん、何してるですか?」

「剣技の特訓だよ。魔物を倒せば少しづつ強くなるが、体のの使い方、武器の扱い方が伴ってないやつは弱い。だから技を磨くのさ」


アルさんを見ながら真似てみる。

アルさんも見ていられなくなり、教えてくれる。


訓練所に行くのが日課になった。アルさんは2~3日に1回は一緒になり、剣技を教えてくれる。

いないときは復習だ。


これまで我流で素人の剣術をやってきたが型のようなものが身に付いたような気がする。


自信を持って剣を振れる。


その間もサラは料理を覚えて料理を作るようになっていた。

宿屋の厨房を貸してもらい、作ってもらう。


宿屋の店主も目を丸くしていた。

訓練所で剣を振っているといつもサラが迎えに来てくれる。


そのまま露店で夕飯の買い出しをしてこの魚はどうだとか、この肉はどうだとか、学んだ知識を教えてくれる。


料理もうまい。材料費は一食銅貨1枚には収まらないが、お金をかけるだけの価値がある。


サラは10日ほど飲食店に通った。もう教わることはないらしい。さすがだ。


また魔物討伐を進める。

ホブゴブリンの奥はオークがいる。

上位種のオークジェネラルではないやつだ。


オークは豚の顔だ。武器を持っていたりいなかったり、鑑定眼で強さを見ても、それほど驚異ではなさそうな気がする。


一匹のオークを見つけて襲いかかる。サラとの連携は最初、俺が前に出て、サラが後ろから奇襲をかけるスタイルだ。片手で振るう両手剣は威力がある。


オークは皮下脂肪が厚いのか、なかなか倒れない。


オークは隙を見て突進してくる。サラは盾で防いでいる。身体強化を使っているんだろう。すごい音がするがびくともしない。


サラの剣が決め手となり倒すことができた。


倒せるが時間がかかるな。一匹のオークを探しては討伐する。


この日は結局5匹しか倒せなかった。だが、オークの魔力が多いのかレベルが上がった。


今のレベルは10くらいか。

サラも同じくらいだ。


オークは生命力が高いが怪我を負うこともほとんどない。


複数のオークとの戦闘はまだ早いだろう。

戦力を上げたいな。

お読み頂きありがとうございました。

面白かったら、「いいね」と「ブックマーク」

★★★★★評価も是非、お願いします。


明日の書く気力になりますので作品読みたいと思われましたらお願いしますm(_ _)m


挿絵を見るには「なろう 挿絵の見方」で検索して見てください。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ