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その後はあまり覚えていないが、夜、高熱にうなされた。

何日うなされてたかわからない。


うなされながら胸に心地よい暖かみを感じた。


次の朝は熱が下がり、また狩りに行かされる。リーダー格の奴が殺されたのでナイフを持たされた。


あの大きなゴブリンを倒してから体の調子がいい。小さなゴブリンなら殴るだけでも気絶させることができそうだ。


魔物を倒すと体に何かが入ってくる。


10匹程倒したところで体が熱くなった。しかし今度はうなされることなく、すっと熱が引いた。


さらに体の調子がよくなった。大きなやつでも相手にできそうだ。


20匹程仕留めて町に帰る。それ以降、体が熱くなることはなかった。


その翌々日、また体が熱くなり、調子がよくなった。

「レベルが上がったみたいだな」

ゲームのことを思い出して、この感覚をレベルと名付けた。

今レベル3くらいか。


その夜、異変が起きた。


ござの上で寝ていると、何か聞こえたような気がした。


「ん?」

飛び起きる。他の奴は寝ている。


「ここだよ」

胸が熱い。魔方陣が浮かび上がり、妖精みたいな何かが出てきた。


妖精かと思ったが悪魔みたいだ。


「お前言葉がわかるのか!」


「正確には言葉ではなく頭に直接話しかけている」


落ち着いて見てみるとキレイな人?だ。コウモリの羽みたいのが生えてて、肩までの黒髪、服は黒い。

ちょっと冷たい奴だな


「君は誰?」

「呼ばれたから来たんだけど、、無意識だったからね。何日か前にうなされたときに体の中に入ったの。体の魔力が完全に無くなってたから、私の魔力がどんどん吸われて、やっと出れたわ」


「そうなんだ。なんかありがとう。悪魔なの?」

「そう。悪魔。あなたの魔力で顕現したわ。あなた誰なの?」


「名前、、。」

ここへ来てから言葉も通じなかったし、来る前の記憶も殆どなかったため、わからなかった。


「じゃあ、私が付けてあげる。」


シンと名付けてもらった。


話をするとこの悪魔は人間に興味が湧いたため、僕の魔力で召還に応じたが、召喚される前の記憶はあまりないらしい。


しかしこの悪魔はなんかクールだな。クールビューティーだ。


この悪魔も名前がわからないと言うのでカレンと名付けた。その日は朝までカレンと、この世界のことを話した。


召喚できるのは召喚魔法で召喚士ができるらしい。他に見たことがないと言う。


レベルの事も話したが魔物を倒すと魔物の魔力を得て、強くなるらしいが長い年月をかけて少しづつ強くなるものらしい。


「シンはもとが空っぽだから吸収が早いんじゃないの?」


からっぽとか、捻り潰すぞ。キングコングみたいに。


この世界の事にそんなに詳しくなかったが、次の日は町の情報収集をしてもらった。


次の日の夜、カレンに情報を聞き出す。


どうやらここはミーレ国のサイという町らしい。今自分がいる場所は奴隷小屋のようだ。


魔物の素材を他の町に売りに行って生計を立てているらしい。


「何かきたわ」

カレンが外の方を見て警戒した。


「外を見てきてくれ」

カレンに情報収集してもらう。


町が20人くらいの盗賊に襲われているようだ。防壁もないし当然か。


「✕✕✕✕✕✕✕」

奴隷小屋に誰かが入ってきた。


しばらく経つと体が動く。奴隷商人が死んだんだ。


部屋に盗賊が1人入ってくる。


手にはナイフを持っている。こちらは素手だ。


次の瞬間、盗賊が赤く燃えた。

「え、、」


「私の魔法よ」

ドヤ顔である。

まぁでもありがとう。


奴隷たちと外に出た。

映画で見た戦争のようなな惨状だ

家が燃えたり人が倒れてたりしている。


逃げながら盗賊を何人か殴り倒す。

拳を見ても怪我もないし、痛くない。


カレンを見ると少し高く飛び、全体の状況を見ている。


「この隙に逃げるわよ。」

指差す方を見る。家の死角で回り込めるかもしれない。


建物に隠れながら逃げる。

盗賊は増えてきている。全員を相手にするのは危険だ。


逃げながら、倒した盗賊の片手剣とナイフを拾う。


森に入って、走る。木の根もとで腰を下ろした。


カレンが何か気付いた。

「追手が来ている。強い。気をつけて。どうしようもなくなったら最後の手段で私があなたを助ける」


カレンは冷たく、しかし少し震えているか?暗くてよくわからなかった。


追手は三人だ。大きめの剣を持った奴と両脇のナイフ持ち二人。


「引き付けて。」

そう言うとカレンは闇に消えた。


「✕✕✕✕✕✕✕✕」

剣持ちがナイフ持ちになんか指示した。ナイフ持ちが少しづつ近づいてくる。3対1なのに油断をしていない。


覚悟を決めろ。


突然脇の1人が燃える。カレンだ。

「✕✕✕✕✕✕」


驚いた隙にナイフ持ちの首を斬る。

やった。


あと1人だ。燃える盗賊の明かりでよく見えるようになった。


自分ではこいつには勝てない。

考えろ。勝つ方法を。


昔見た漫画の方法を思い出した。


カレンに呼び掛ける

(俺が動いたら火を消せるか)

(わかった)



盗賊はこちらを見ている。


目を閉じて耳で相手の動きを確認する。


動かない。チャンスは一度だ。大きなゴブリンを殺したときの事を思い出せ。


心を黒く塗りつぶすように集中する。暗殺者のイメージで首をとらえろ。


横にステップした。


カレンが火を消す。

同時に目を開ける。見える!


音を立てないように、イメージした通りに近づく。


突然の暗闇で、盗賊は目が慣れていない。


かなり力が入ったのか盗賊の首が飛んだ。



倒れるように座り込む。


「大丈夫?」

カレンが心配してくれる。小さな体で抱き寄せてくれる。熱くなった体から熱が引いていくのを感じた。

お読み頂きありがとうございました。

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★★★★★評価も是非、お願いします。


明日の書く気力になりますので作品読みたいと思われましたらお願いしますm(_ _)m

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