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ホワイトタイガーの革でマントを作ってもらった。素材持ち込みは半額になるようで1枚金貨7枚で作れた。
余った革は売る。
30階層にたどり着いた。かなりのホワイトタイガーを狩れたお陰でレベルは27まで上がり、新たな悪魔の召喚が可能となった。
影移動で宿に戻ろうとしたときに奥から不気味な気配を感じた。
攻略ルートかろ大きく外れる場所にソイツはいた。
目が赤く光っている。
感じる。悪魔だ。白いスーツを着た悪魔だ。
ダンジョンには悪魔が出てくるとは書いてなかった。アイツはなんだ。
ダンジョンの魔物じゃないのか?
悪魔は様々な魔法を使ってきた。同時に複数の魔法が使えるようだ。
ホワイトタイガーのマントが役に立つ。リエイの影移動で俺を懐に潜りこませた。
ミスリルの剣の連撃を放ち、首筋で刃を止める。
「お前は何者だ?なぜ襲ってきた。」
「私はハトラーと申す悪魔です。ここで長い間、繋ぎ止められています。この呪縛は誰も解くことが出来ません。たまに来る冒険者を相手にするくらいしかやることがないので。ですがこれで終わりにしてください。もうこの中では退屈で、生き飽きました。」
奥で複雑な魔方陣が光っている。この悪魔を縛り付けているものだろう。
「試してみるか」
ハトラーを見て召喚を念じる。
しばらくすると奥の魔方陣が砕け、目の前に新たな魔方陣が浮かび上がる。
魔方陣からはハトラーが出てきた。
「これは?呪縛がなくなっている!」
「お前を召喚した。俺のためにその力を使え。俺はシンだ。」
「ありがとうございます!シン様に忠誠を誓います。」
状況を素早く理解したハトラーはすぐさま跪き泣きながら答えた。
途中から気づいたがハトラーは女だ。少し目がつり目できりっとしている秘書系だ。
魔法が得意なようで火風土水光闇魔法が使えるそうだ。
何百年と繋ぎ止められていたようでその前のこの世の知識はあるようだった。
レベルが1になっているので29階層を一緒に周回した。
レベルが上がってくると魔法の威力が強い。殲滅速度が上がったのを感じる。
レベルが10くらいになったので30階層からの攻略を進める。30階層からはブルースネークだ。
グレースネークがたまにでる魔物でその革で鎧などの素材に使える。
グレースネークは硬い。ミスリルの剣でも時間がかかる。その分魔法がよく効く。
一度競売に行くか。手持ちは金貨80枚を越えている。ホワイトタイガーの革で稼がせてもらった。
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