ずっとずっと好きだった

作者：詞音

辛い恋をした。

この恋が私の一生に一度の恋でした。

とても辛かった…。

でもその分楽しかった。私はあなたに出会えて幸せでした。

第一章〜返事〜１ヶ月前

「ごめん。やっぱり俺也哉とは付き合えない。」

私の中で何かが壊れた…

「そっか…」

これ以上言葉を発してしまえば涙が溢れ出しそうだった。

「ごめんな。これからも友達でいてくれるよな？」

「当たり前だよ。」もう我慢出来ない。涙がポロポロ流れた…。

私が告白したのはもう１ヶ月前のこと

〜１ヶ月前〜

今日こそ嘉規くんに手紙わたさなきゃ！

「では今日の授業は終わります」

先に亮太と貴裕が教室を出たので私も急いで教室を出た。そして亮太をこっそり呼んだ。

「亮太これ嘉規くんに渡してくれない？」

私は亮太に手紙を渡した。

「わかった」

亮太はそれだけ言うと貴裕のところに戻って行った。私は友達の梨恵と一緒に帰った。

私は家に帰ってやっぱり自分で渡せばよかったな。と思った。

私は次の日の学校で返事のことばかり考えていた。

その次の週の金曜日私は塾に行った。

塾ではさきに嘉規くん、亮太、貴裕、梨恵の私以外のみんなが来ていた。

私は亮太を呼んで

「嘉規くんに渡した？」

「渡したよ。返事は今日授業が終わったらするってさ」

「わかった」

今日…返事来るのか。

「では今日の授業は終わります」

私は亮太に

「どうすればいい？」

「『自転車置場で待ってて』だって」

「わかった」

私は梨恵と受付まで一緒にいた。

「ごめん梨恵。ちょっと用事があるからさきに帰っててくれない？」

「いいよ〜。ならまた来週。バイバイ」

「ごめんね。バイバイ」

ちょうど３人組が降りてきた。

私はカードを通して自転車置場に行った。

１分ぐらいしてから嘉規くんが来た。

「まじ？」

「うん」

「ごめん。返事はもうちょっと待ってくれない？」

「わかった」

「ならまた来週な！也哉」

「うん」

私は一人で家に帰った。

もうちょっと待って…か。もうダメかもしれない…

ってそんなこと思ってちゃダメ！まだチャンスはあるんだから頑張らないと！

第二章〜気持ち〜

次の週の金曜日私は塾に行きたくなかった。

でも行かなきゃいけない…

嘉規くんの曖昧な返事が不安…。

私は今日の塾の時わざと明るくふるまった。偽りの笑顔で…。

でもその分苦しかった。

今週も返事が来ない。

私はどうしたらいいのか？ずっと偽りの笑顔でいられるねか？

私は学校の友達に相談した

「『もうちょっと待って』のが何かやだよね！ちゃんとした返事が欲しいし！頑張ってね！」

「うん」

私はもうダメ。返事はダメに決まってる…

次の週の金曜日私はずっと梨恵といた。

だから返事が来ないのも当たり前。

だって返事が来たら壊れてしまいそうだから…。

私は次の週もっと苦しい思いをするなんておもってもいなかった。

〜次の週〜

今週も私以外のみんなが来ていた。

「安藤ちょっとこい」

「へ？」

亮太が腕を引っ張って行った。

「今日嘉規がちゃんと返事するって！だから林とさきに帰るなよ！」

「わ…わかった」

私は亮太と戻って行った。教室に入り授業が始まった

「では今日の授業は終わります」

「也哉！也哉！授業終わったよ！」

「え？本当だ！ごめん。」ずっとボーっとしてたから終わったのきずかなかったんだ…。

「安藤自転車置場」

亮太はそれだけ言うと貴裕と嘉規くんのところに戻って行った。

「自転車置場？」

梨恵が言った

「な…何でもないの！ごめん今日先に帰っててくれない？」

「いいよ〜。バイバイ」

私はトボトボと自転車置場に行った

するとそこには嘉規くんがいた

「ごめん。やっぱり俺也哉とは付き合えない…。」

やっぱりダメなんだ…

「そっか…」

もうダメポロポロと涙が流れた…。

「ごめんな。これからも友達でいてくれるよな？」

「うん。バイバイ嘉規くん」

私は泣きながら笑って嘉規くんの前から去っていった

さよなら…。私はあなたに出会えてホントに幸せでした。

これが私の最後の恋でした

ここまで読んで下さってありがとうございます。この話実は少しだけ実話が入っています。ほんの少しだけですけど。この話は也哉が嘉規に恋するありきたりな話ですが私なりに一生懸命書きました。ここまで読んで下さってありがとうございます。