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スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました 作者:森田季節

今年も喫茶店をやった編

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224 さながら同窓会

59000点を突破しました!!!  ありがとうございます!!! これからもスライム倒して300年をよろしくお願いいたします!!!
 ――で、その出店をやっている人に、どうも魔族が多い……。

「ペコラ、ベルゼブブ、あなたたち、何かやったよね?」
 二人ともドッキリ大成功という顔をしているので間違いない。

「村と交渉して出店の許可を得たのじゃ。このナンテール州での祭りでは最大級の出店の数ではないかのう。祭りも活気づいてよいじゃろう」
 魔族によって、フラタ村の祭りがテコ入れされている!

「そうです。人間さんとの調和もそろそろ考えていかないところでしたし、そのモデルケースにこのフラタ村を使わせていただきました♪」
 意図はまともなようだけど、楽しいからやってるんだろう。

「はぁ……ほどほどにやってね……。あなたたちは限度を知らないところがあるから……」
「はーい。ほどほどにします。あっ、あそこにお姉様のお知り合いの店がありますよ」

 遠くに、「洞窟の魔女エノの店」というのぼりが見えた。
「ああ、また、やってるのか」

 近づくとエノ本人の口上が聞こえてきた。
「さあ、皆さん、大人気の『マンドラゴラ錠』だけでなく、各種商品を用意していますよ! 秘伝の製法で作った商品の数々、ぜひお買い求めください! 今から三十分! 三十分だけ、お買い上げいただいた方におまけで『森のドリンク』三本をおつけします!」
 以前より商売が上手になっている気がする。
 もう、とことん稼ぐ方向に舵を切ったらしい。

「あの高原の魔女様も認めた『マンドラゴラ錠』、もう、これはフラタ村の人なら買うしかないです! 高原の魔女様を救ったことすらあるんですよ!」
 私の名前を宣伝に使っている!
 しかし誇張ではない。小さくなっちゃった時、『マンドラゴラ錠』に助けられたことがあるからね……。

「エノ、あなた、人生楽しそうだね」
 私が顔を出すと、ぴしっとエノはきをつけの姿勢になった。そのあたり、上下関係は感じているらしい。
「先輩、先日はご迷惑をおかけしました……」
 ああ、マンドラゴラの一件か。

 ちょうど、サンドラが「がおー! がおー! わんわん! にゃー! がるるるるる!」と徹底抗戦のかまえを見せていた。鳴き声、全部動物のものなんだけど。

「あっ、もう狩ったりしませんから、そこのマンドラゴラさんも大丈夫です。先輩にガチでケンカ売る勇気はないですから!」
「その言葉は信じておくよ。ここに来てるってことは、魔族にでも打診された?」

「はい、そうです。田舎すぎて採算とれるかなと思ったんですけど、お金も出すからと言われてやってきました」
 まあ、フラタ村は田舎だ。そこがよさでもある。

「ほかにもいろんな人が来てると思いますよ。たとえば、あっちとか」
 そこには「ゲーム大会実施中」というのぼりが見えた。

「ああ、ポンデリも来てるんだ」
 もはや、同窓会みたいになってきたな……。

 気づいたら、もうサンドラは娘二人とゲームののぼりのほうに移動していた。
 ペコラやベルゼブブもいつのまにかいなくなっているし、自由行動になっているらしい。あの子たち、かなり勝手だな……。
 でも、ライカやフラットルテもほかのところで買い食いをしていて離脱してるし、うちの家族も似たようなものか。
 フラタ村ならはぐれてもとくに問題もないし、いいだろう。私一人でのぼりのほうに向かう。

「人間の土地では初の販売です! 各種ゲームを取り扱ってます! 十分後にボードゲームの大会もやりますからよろしくお願いしまーす!」
 ポンデリも広い面積をとって、いろんなゲームを出していた。
 村や周辺から来た人は物珍しそうに見てたり、子供たちが早速体験版のゲームではまっていたりした。

「お久しぶり。あなたも魔族に呼ばれたんだね」
「あっ、アズサさん! 新作をいくつか発表したんでそれを紹介したくて来ました」
 この元墓場警備員の獣人アンデッドもかなり活発になってきた気がする。

「これが新作なんですが、『アンデッド探し』というゲームです」
 何枚かカードを見せられた。いかにもアンデッドが作りそうなゲーム名だな。

「プレイヤーは取ったカードのキャラになります。キャラの中には一人だけアンデッドがいるので、プレイヤーは毎ターン協議して、アンデッドが化けていると思う村人を決めます。アンデッドのほうも毎ターン、誰か一人の村人を攻撃して倒すことができます。ほかにもいくつか特殊な村人カードがあるんですが、説明は省略しますね」

 こんなゲーム、どこかであったような気がする……。

「なんだか、このゲーム、爆発的にヒットしそうな気がするんですね。心理戦を楽しめますし、いいんじゃないですかね。たくさん布教させていきたいです!」

「うん、私もなんかヒットしそうな気がするよ。でも、アンデッドじゃなくてライカンスロープにしてもいいんじゃないかな?」
「いえ、そこはアンデッドのほうがボクが真剣になれるんで。ルールも狩られる側の気持ちになって、複雑なのを考えました!」
 著作権のない世界でよかった。多分、ここが地球だったら訴えられていた。

「あっ、そうだ。高名な歌手の人が来ていて、演奏をするそうですよ。そろそろ広場前のステージではじまるはずです」
 もう、展開が読めた。
 今度はククか。呼べるだけ呼んだっていう感じだな。

 子供たちは遊んでるし、一人で行ってくるか。
 私は人込みをかき分けて、ステージのほうに行った。

 ステージでは村長が司会を務めさせられていた。村の人口は知れているので、関係者総出で規模が大きくなった踊り祭りをどうにかしているといった感じだ。踊ってる人もいるけど、それがメインって感じでもなくなっている。

「いやあ、今年は過去に例を見ないほどの大盛況となってありがたいことです。次は都では高名らしい方の歌です」
 はいはい、どうせククでしょ。
「偶像系というジャンルで大人気らしい、ペコラちゃんです!」
「ええええええっ!」

 その発想はなかった!
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