後書き
後書き、というより、自分の反省です。
あまり意味はありませんが、言い訳をしたくなるような文章なので、とりあえず載せました。
暇な方はどうぞお読みください。
さぁ、月 ~ルナ・ドーム~、ようやく完結です。
正直、最後の方、完全にやる気を失っていました。f(^_^;
理由はいくつかあります。
一つは、登場人物を多くしすぎたこと。
今、読み返して全員の名前を書き出す気力もありません。笑
そのせいで、それぞれの登場人物のいる意味がほとんど失われてしまいました。
二つ目は、ストーリーをまとめられなかったこと。
と、言うのも、書き始めた当初はただ単に、“月、という隔離された場所で、政府が国民を減らす、つまり虐殺していく計画”を“巻き込まれた普通の少年少女”が止めるために戦う、というだけのものでした。
終盤の“詩織”の存在や“筒井”と“羽下”のくだり、果ては“Loki”、“Odin”でさえ、存在しておらず、執筆した時の思いつきで書いてしまったものです。そのせいで焦点がぶれ、非常に読みづらいものになってしまいました。
そして三つ目。それぞれの登場人物像が非常に曖昧になってしまったことです。
結局、哲が何を考えていたのか、正田は何がしたかったのか、洋介は・・・・・・・・・隼は・・・・・・・・。
あげていくときりがありません。
最終的にこのような、目隠しをしたままふらふら歩いていったような小説になり、まこと残念に思うと同時に、自分の力不足を痛感させられています。しかし、こうして、無理矢理にでも完結させたおかげで、目隠しを外せたと思います。
目を見開き、まっすぐに歩いて出来た作品が、いつか皆様の目に留まることを願っています。
最後になりましたが、完結までお付き合いいただけたこと、本当に、ありがとうございました。
田中 遼