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破壊者(アナレティック)・Ⅲ
「城主としては気になるんだろう、メイザースの……あいつの行動が。でも、残念ながら、君が知りたいようなことは教えてはくれなかった」
窓に近付くレヴィをローゼンクロイツは怪訝な顔をして見つめたままだ。
(……〝あいつ〟なわけね)
窓に近付くレヴィを見て、アーヴィガイヌは心の中で呟く。
「──レヴィ・エリファス、ひとつ質問をするわ」
「何を?」
「私たちがメイザースを〝殺して〟も、文句は言わないわね?」
残酷な質問にローゼンクロイツの方が驚きの表情をした。
「〝おれ〟は殺してくれても構わないが……レヴィ・エリファスは駄目だと言うだろうな」
「は?」
何をいっているんだという顔をしたローゼンクロイツを見て、クスリとレヴィは笑う。
「ひとつ教えておこう、ローゼンクロイツ・クリスチャン。メイザース・マクレガーが何をしようとしているか、アーヴィガイヌとサルサディアは知っている」
「ちょっと、余計なこと言わないでよね。とにかく、私たちの邪魔はしないでよね」
「しないさ。やりたいようにやればいい。〝おれには〟関係ない」
アーヴィガイヌに視線を移し、レヴィが言う。
「あいつの件が片付いたら、次は〝アンタ〟だからね。行くわよ、ローゼン」
「え、あっ、おい!」
まったくついていけないローゼンクロイツは慌てて、アーヴィガイヌの後を追う。




