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太股の軌跡

 自分はフェチである。


 そう言葉に出せる男は勇者であると我輩、カリン・ザ・ハウスは考える。


 と、いらない前置きはこれ位にしようか。




 さて、早速だが、本題へ参ろう、いざ。




「太股(女性の)」



 そう太股。何を隠そう我輩は女性の! 太股、ふともも、太ももが大好きである。大事なので三回言った。



 ん? 何が好きだって?


 全部だ。



 しかし全部と言ってしまえば、それで終わり。それでは悲しすぎる。


 だから我輩はここに残そう。太股の軌跡を。



 まず、我輩は胸よりも太股が大好きである事を宣言する。別に胸が嫌いなのではない。太股が好きなのである。


 勿論、性的にも好きなのは大前提だが、我輩はそれよりも彫刻や工芸品、はたまた絵画などに代表される美術品の様な物として愛している事を知って頂きたい。


 え? 前置きが長過ぎる?


 それは失礼。




 では。参ろう、めくるめくる太股の世界へ。





 我輩が太股を愛してしまった原因きっかけを話そう。


 あれは、我輩がまだ小学校一年生のうら若き小僧だった頃だ。


 友人達と氷オニと呼ばれるちょっと変わった鬼ごっこをやっている最中に我輩は道路に飛び出し車に跳ねられ入院となった。運転手よ、今なら解る。貴方は運が悪かっただけで、飛び出した私が悪かったという事が。ごめんなさい。



 おっと、話しが逸れた。すまないな。



 そう。入院。右の大腿骨を骨折した我輩は長きに渡って病院生活となったのだ。



 そして我輩はそこで出会ってしまう……



 骨が、ある程度引っ付いたのでギブスを外した日から数日たった日だ。


 待ちに待った入浴日。しかし我輩の母は母性ゼロ女だった為か当日用事が出来たとの事で急遽延期。絶望が我輩を被う。


 しかし。しかしだ。神はいた。アーメンソーメン。ごめんなさい。



 延期かと思われた入浴は、一人の女性によって決行される運びとなる。


 その女性はと言うと。そこの病院に勤める看護師だった。拙い記憶では24歳と言っていた様な気がする。



 ん? いつになったら太股だって?


 落ち着け。




 その24歳看護師は母に見捨てられ我輩を不憫に思ったのか、夜勤明けにも関わらずプライベートととして我輩と入浴してくれると言ってくれたのだ。今は解らないが、当時その病院では付き添い一名、リハビリ担当者一名の体制で入浴してた。


 まぁこのご時世なら他人なので間違いなく却下だろうが古きよき昔だ。



 で、その24歳看護師と入浴となったのだが、その時のお姉さんの姿が俺を太股の世界へ引きずり込んだ。


 何故か、お姉さんは真っ黒なビキニで脱衣場へ現れたのだ。リハビリ担当のおっさんも唖然としていたと記憶している。



 あ、我輩はすでに全裸です。



 そしてそのビキニお姉さんは我輩をお姫様抱っこすると、ズンズンと浴室へイン。



 そして我輩、いたいけな少年の身体を弄ぶ様に洗っていく。


 ……すまない。嘘だ。丁寧綺麗に洗って頂いただけだ。



 しかし、それでもビキニは強烈だった。



 だってお姉さん、めっちゃスタイルよかったんだもん。

 ボリュウミイなお尻からスラッと伸びる細いおみ足。


 その脚!


 太股がやばかった。衝撃でした。


 ギブスで長く固定された我輩の膝は曲がらなくなっていた。


 その我輩の足を……自分に太股に乗せた。



 すっげぇ柔らかくて、すっげぇ温かくて、石鹸でヌルヌルしてて今の我輩なら野獣ざ・びーすとになるの間違いなし。


 だが、まだ少年の我輩はその肉感的な太股に対して性的な興奮は覚えず、ただ純粋に「あぁ、太股っていいですよね」と思ったのであった。



 そこからは入浴中、我輩は太股凝視を続け、太股の色々な表情を知っていく。



 立ち上がる際に浮き出るライン。凛としてます。


 屈む際にふくらはぎに圧迫され、はみ出る太股裏のお肉。包容力があります。


 椅子に座った時に少しだけ椅子から出た太股裏のお肉が重力に従って下に引かれ揺れる様子。イ○ローの振り子打法より強力です。


 歩く時、太股全体を小刻み揺らすその姿はまるで……そう、濡れた仔犬の様です。


 そして何より強烈に我輩の心掴んだのは。


 お湯が滴る黒のビキニから、すっと伸びた太股を後ろから見た瞬間だ。

 滴る水滴が裏腿を流れていく様子は、多分我輩の性が目覚めた瞬間だと思う。




 と、まぁ生々しい話だったが、入浴はそんな感じで我輩へ太股の魅力を、余すこと無く伝えてくれたと確信している。



 その後、成長に従い太股への、妙なこだわりを持っていくのだが、それはこの話が好評であれば語る事があるだろう。



 さて、この太股の軌跡がいかがな物かは君達に判断を委ねよう。



 では、また機会があれば、会うこともあるだろう。 了


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