放課後だって地獄を見なければ…
こんばんは、どうも受験生の中学三年生、三笠エマです。
更新が遅いですが、本当にすいません…。
昼休みをすべてとられた挙句に空のせいでほとんどの女子に敵対視されてしまうことになった水希は空のせいでぐったりとし、頭痛まで起きていた。
「なんで私がこんな目に…。」
その言葉には空への怒りとか女子たちへの呆れとか神様への人生に対しての理不尽さとかその他いろいろと負の感情が入っていた。
「私、前世でいったい何をしでかしたんだろうか…。」
それは神のみぞ知ることだ。にしてもそう思っているのは水希だけで普通の女子にとっては素敵な美少年に好かれるというのは王道であり、夢でもある。またやはり某少女漫画雑誌で好まれる展開でもあるといえよう。その読者の少女たちに夢を与えるために…。なので神にとっては前世で水希が善い行いをたくさんしたのでその褒美として与えているかもしれないおいしい話の可能性もあるのだが…。
「にしても理不尽すぎるわよ…。なんで私だけがこんな目に合うんだろう…。」
そして長くはぁーっと憂いの表情を浮かべため息をつく水希。とその時、隣で空が
「かわいい子にはそんな顔は似合わないよ。スマイルスマイルっ。」
とかわいらしく言ってきた。通常この攻撃でほとんどの女子は体力が0になると思われる。しかし水希にとってはこれは単なる嫌がらせになってしまうのだった。つまりはたから見ればまさしく猫に小判、豚に真珠な状態なわけである。これはかなりおいしすぎる話に違いない、水希以外の女子から見れば。
だが、水希にとってはイライラを増幅させる言葉でしかない。というわけで小声で
「誰のせいでこんなにもイライラしていると思っているのよ、空っ!」
「え、誰のせいなのかな?」
こいつ、絶対知ってそういってやがる…、水希はそう思いわなわなと震えた。しかし三限目の事故があるのでそう易々と切れるわけにもいかなかった。なので
「決まってるでしょ、空、あんたのせいよ。」
と、小声で怒気が入っている声で耳元でささやいた。それに対して空は
「え、なんで?なんで?」
と答える。水希にとってはこの答えはめちゃくちゃイライラする話。しかし空にとってはイライラする水希を見ることはとっても楽しい趣味。これは得は上位のものしかとらないマルチ商法と同じようなものだ。にしても空は水希を本当に好きなのかとてもこういう行動をしていると疑わしくなるのだが…。
「空のすることは全部私にとっては嫌がらせでしかないの、分かる?私にとっては空は悪魔、疫病神、〇〇ノートに名前を書きたい人物、それでしかないのよ。」
〇〇の中に入る言葉は大体の人がお気づきですよね。しかしここではそのネタを出したら危ないので出さないことにして伏せておきました。にしても普通はこのノートに名前を書かれると聞いたら嫌がるはずだが、空はなぜかそれを聞いてくすっと笑った。
「な、なによ…。」
「いやー、まさかみずちゃんがやんでれだったとはね。いいよ、僕はみずちゃんになら本望だよ。それぐらい愛してくれていたなんてかんげきしちゃった…。」
どれぐらいポジティブ思考なんだろう、こいつ…。水希はそう思った。はっきりいってこれを言った人には精神病院にぜひ行っていただきたい。
「どれだけあんたはポジティブ思考なのよ…。」
呆れて水希は怒ることさえもできなかった。これは普通の反応だと思われる。
「だからさ、僕のこと、こ…うがががががががががががっ。」
これ以上言わないでいただきたい。この小説ではその言葉は禁止されているので。というわけで強制的に三笠に空は口をふさがれた。
「ぬぁ、ぬぁんで…。」
プロローグに書かれているから、これが正答だ。悪いが作者は黒い表現とかはこの小説では使いたくないので。
「……………。」
水希は呆れて何も言えなかった。そしてその後、チャイムが鳴った…。
「さようなら、日常…。こんにちは、非日常、そして地獄の日々…。」
水希はそうさびしそうに切なそうにつぶやいた。このシーンは普通、主人公が好きな人に振られてしまった時の表情だが、彼女は平和だった日常から突き放される悲しさでそんな表情をしていたのだった。
「えっ、どうして?これから僕が来たからみずちゃんは絶対に幸せになるよ。だから幸せな日々が待っているんだよ、それなのに嬉しくないの?」
「そ…ら……。」
「ね、だからこれからみずちゃんの日常は幸せに…。」
「あんたがすべて悪いんだよっ!」
「ああっ、僕が来て恋の悩みができてしまったから?」
「絶対そんな訳がない。私はあんたが来るということを一番恐れていたの。幼馴染同士がたまたま再会して恋をはぐくむなんてストーリーは二次元の世界にしかないのよ。まずいい?幼馴染が結ばれるなんて現実ではあんまりありえないから。」
「でも僕たちはそれができると思うよ?」
「いや、無理、絶対に無理だから。」
「いや二人の愛なら絶対にできるさ、そんな現実の常識を覆すなんて。」
「それは幼馴染の男子が優しかった場合だけだと思うけれど?」
「僕は優しいと思うよ。」
「あんた、どれだけ自分に自信持っているの?そんなこというなんて現実見ていないバカだけが言うことだっていう自覚ある?」
「あるよ、僕は馬鹿だよ。みずちゃんしか一直線に見れないから。」
なんか急に漫才みたいな感じから真剣モードに変わった二人の会話。ちなみに今の漫才会話タイムは約三分、そして場所は教室の二人の机だった。そして空は続ける。
「だから僕はみずちゃん、君を絶対に僕のものにするよ。いいね?」
「絶対に嫌だああああああ!!!!!!」
と、終礼前の教室で水希は叫んだのだった。
なんか途中から訳が分からなくなってきました、三笠です…。なんか私が精神病院に行ったほうがいいかもしれませんね。よく部活の人に精神科へ行けと言われてましたしね…。
そして感想を書いてやろうという人はお願いですからどうか書いてください。
では