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美少年とそいつを嫌う少女  作者: 三笠エマ
あいつがやってきた…。
3/13

にしてもなぜ私はこんな所に…

えー、中間テストが終わり、やっと小説書けるぜ!とハッピーな三笠です!

今回はあとがきがちょっとスペシャルになる?かもしれません。

隣の席に嫌いな人が来る…。これほど嫌なことはないだろう。しかもその席をうらやましがる人が多数いたのならその人たちにぜひ席を譲りたい…、水希はそう思った。

「なんでこんなことに…。」

ぼんやりとしていて授業もつい上の空で聞いてしまう水希。一方その原因である空は上機嫌で授業を楽しそうに聞いているのだった。

「なんでこいつはあんなにも幸せそうなのよ…。私の幸せを返して欲しい…。」

しかもその嫌いな人が自分の事を好いているとなると凄く大変なことになると思われる。

なおかつ空みたいな某少女マンガ雑誌によく出てくるような美少年だったら普通その隣にいる女子は文句をいわれやすくなってしまう。

「私だって好きでこの席になったわけではないんだけれどな。あー、女子の嫉妬ってうザ。」

そうつぶやいた後に隣の席から可愛らしい声が聞こえた。

「みずちゃんだって女子じゃん。だから僕のファンの女子の嫉妬はうざい、と言うべきだと思うけれど?これ間違っている?」

突然に耳元に話しかけてきた空に驚いて一瞬声を出しそうになったが水希は我慢した。

「ねえ、聞いてるの?みずちゃん。ねえ、ねえ?」

「………………」

水希は話を聞いていたが応える気がなかったので無視をした。水希は女子の嫉妬、いや空のファンの女子の嫉妬よりも空がうざいと思った。

「ねえ、ちょっと聞いてるの、みずちゃん?」

しかしあまりにもしつこすぎるとさすがに人間無視ができなくなってしまうものである。なのでつい水希は空の耳元で…

「篠河空!あんたがいちばんうざいっ!」

と大声で叫んでしまったのだった。そして言ってしまった後に気づく水希。時すでに遅し、すでにクラスメート全員アンド社会の先生にその声は聞かれていた。

「ちょっ、林原さん、空君になんてことを…。」

「林原、怖すぎ…。」

「空君、かわいそ…。あんなこというなんて…。いくら自分よりも可愛すぎるからって嫉妬はひどいわよ。このブス女ッ!」

全く状況を理解せずに勝手な想像で水希を批判するクラスメート。こういう時、周りは原因ではなく騒ぎを大きくしてしまったものが一番悪いと決め付ける。もちろん、こういうのは一番悪いと言われてしまったものにはとても腹がたつモノである。なので…、当然水希は腹を立てた。しかしそれ以上は彼女は何も言わなかった。しかしその後も約一分半、水希を責める声が聞こえた。その時、

「林原さんは何も悪くないから皆もうやめてっ!悪いのは僕だし…。」

とエンジェルスマイルで空はクラスメートに微笑んだ。もうこれを見るとほとんどの人は怒りの感情をなくす。またゲームだと戦意をなくすらしい。

「篠河がそういうんなら良いんじゃねぇ。」

「空君、やっさしい~。」

「林原さんってこんな優しい空君の隣にいるなんて罰が当たるわよね。」

完全にだまされていくクラスメート…、と水希は思った。彼は決してほとんどの人=水希以外には本性を見せなかった。それは彼の両親にもそうで、彼が悪魔の表情になるのは水希以外の人がいる所では全く起こらなかった。しかし少しでも二人きりになってしまうとすぐに彼は悪魔の微笑みを浮かばせ、暴力などはしなかったが女子の嫌いな人には奪われたくないファーストキスを奪ったり、お菓子を取ったり、好きなものを壊したりというひどいことを水希にしたのだった。このせいで水希は小さな頃から我慢とか理不尽とか人生とはそんなに甘いものではないと言うことを思い知らされたのだった。なので彼女は彼を全く信用したことが全くなかった。そしてその後約二十分後に社会の授業は終了するのだった。その後水希は一時間、教師に体調不良を訴え、保健室で休むのであった…。


「空君っ!転校前の学校はどんな感じの学校だったの?」

「空君の好きな食べものって何?」

「空君の好きなタイプってどんな人?」

女子が昼休みになったとたんに空の机へと群がってきた。これぞまさしく欲望にまみれたハイエナの群れと言う所だろう。水希はちょうど本を読んでいたのだがこれでは全く集中することができない。と言うわけで彼女は図書室に行こうとした、のだが…。

「林原さん、僕に学校案内して?」

「えっ、それなら私が行ったほうがいいわよ、空君。」

「いや私のほうがいいよ、林原さん、性格悪いでしょ?」

「そうよ、危ないわよ、空君。」

水希的にはここは他の女子に頼みたい。だが空は水希をニヤッと見て、可愛らしくこういった。

「え、だからでしょ。せっかく同じクラスになったんだし全員と仲良くなりたいから。だから林原さんとも仲良くなりたいんだ。」

こうして更にクラスメートのこころが盲目の女子達はだまされていく。

「空君…。優しすぎるよ。」

「さすが空君。自分のことを怒鳴った林原さんにも優しくしようとするなんて…。」

「普通、自分にひどいことをした人と仲良くしようとしないはよねぇ。」

口々に空を褒め称える空信者の女子達。目がハートマークになっていてうっとりとしている。

それから空は

「だから今から二人きりで学校回ってくるからね!話はまた後でね!」

と言いながら水希を文句が聞こえてくる教室から手をつないで連れ出した。これは水希にとっては凄い迷惑なのだが文句を言ったらまたなんかされるのではないかと水希は怯えた。そして案の定、水希が嫌がる二人きりというシチュエーションは出来上がるのだった…。

えー、二回目ですね。にしても空は女子の敵ですよね、本当は…。ちなみに欲望にまみれたハイエナが群がるとはバーゲンセールのときなどにも私は使います。だってどう見たって物欲で動いているんですから。ちなみに今回の群がりは色欲か性欲の欲であると思われます。まあ、ひどい言い方とは私自身でも思っているんですけれどね(苦笑)では1700アクセス突破スペシャル(?)企画、二人のプロフィールを書きます!(いらねぇだろっ)


林原水希

誕生日6月27日。

血液型A型

好きな色 ローズピンク

好きなもの 友達、花の髪飾り、音楽を聞くこと

苦手なもの 篠河空、毛虫

特技 格闘技、不良を打ちのめすこと


篠河空

誕生日1月21日

血液型AB型

好きなもの みずちゃん、パフェ、女子

好きな色 空色

嫌いなもの 自分をぶりっ子と言う男子、みずちゃんにきらわれること


とまあ、こんな感じですね。にしてもなぜ空がこんなにも水希に執着心を持っているかと言うことはこれから明かされていきます。

では長くなってすいません、なあとがきでした!

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