プロローグと思われるもの
純粋な恋愛にしようと思っています。しかし少年がめちゃくちゃ暴走な予感もします…。ですが絶対に食い止めようと思います。
「ふっ、みずちゃん、まだいるのかなぁ~?」
金髪に茶色のくりくりとした瞳、きめ細かい白い肌を持つ可愛らしい美少年がそういいながら電車から飛び降りた。
「きっとびっくりするだろうなぁ、みずちゃんは。」
そう楽しそうにくすくすと笑いながら少年はそう言った。それから顔がにやっとなった。
「そしてあのこは嫌がるだろうね…。だってあのこは僕のこと…。」
そして甲高く顔に似合わない低い声でよくいると思われるテレビの某長寿アニメの悪者っぽく「ハハハハハ…。」と笑い出した。その様子にギョッとなる彼を通りすがりに見た女性。そのことに気づいた少年はさっととびっきりの特上スマイルでその通りすがりの女性にほほえんだ。その微笑みで一気に目がハートマークになる女性。その途端、少年はさっと女性の横をさっと通り過ぎた。女性は惜しそうな目で彼を後ろから熱い視線でジーッと見ていた。
それから少年は雨の中、駅のバス停(駅から約二分半)までさっさと歩く。そして少年はぽつりとたった一人しかいないバス停でつぶやく。
「今回は絶対に逃がさないよ、みずちゃん。だから待っていてね、かならず僕が君を捕まえてあげるから…、絶対に今回こそ逃げないでね…。」
柔らかい口調だが、声は完全に殺気を帯びている、否、凄くどす黒いオーラを帯びている。結局どちらにしても犯罪が起こりかねないことには変わりないのだが。
だから誰か警察を呼ぶべきなのだが、残念ながらそこには誰もいなかった。まあ、少年も誰もいないからあんな声で一言(と呼ぶべきではない長さだが…)つぶやいたのだろうが。
そして少年はそのまますぐに来たバスに少しぬれながら乗り込んでいった。
「明日が楽しみだなっ、みずちゃん、更に可愛くなったんだろうなぁ…、くすっ。」
そう楽しそうに悪魔の笑みを浮かばせてつぶやきながら…。
その後、バスは駅から少しはなれたとある町に着く。そこからこの物語は始まっていくのだった。
初めまして、三笠エマです。新参者なのでどうも文章が下手と思われますがどうかそこらへんは読んでくださる方には広いお心で許していただけると嬉しいです。そして感想をいただけると更に嬉しいです。