幕間 図書館員のおしごとは
ハルキくん――ビデオゲームの質問メールをくれた子は、小学4年生だそうだ。
私は国会図書館の図書館員。
利用者さんの助けになるのが仕事だ。
間違ったことは書けないし、
意図も汲んで答えないといけない。
……ゲームのことなんて、正直、よくわからない。
私は『本』が大好きで、図書館員になったのだから。
それでも、調べて、他の部の人にも聞いて、念のため上司にも確認して――
ようやくお返事を書くことができた。
このお返事で、回答になっているだろうか……。
◇
ハルキくん、
ご質問ありがとうございます。
このあいだはご利用いただきありがとうございました。
しらべるのに時間がかかって、おへんじが遅くなって申し訳ありませんでした。
<まとめ>
・ネットゲームを動かすためのサーバーの場所は、わたしたちにも分かりません。
・ネットゲームも、”おやくそく”を守ってほぞんできるかもしれません。
・ルール(きまりごと)は、今のままでもチャンスがあります。
・ただ、いろいろと問題があるので、まだむずかしいです。
ハルキくんが言うとおり、
ネットゲームを動かすにはサーバーという大きなきかいが必要で、
そのサーバーはゲーム会社に置かれていることがあるようです。
サーバーは『データセンター』という場所に置いてあることもあるそうです。
ゲームのサーバーがどこに置かれているかは、
会社やゲームによっても違うので、
図書館で働いているわたしたちでは、場所はわからないです。
むずかしい言葉でごめんなさい。
「国立国会図書館法」というルール、つまり、”きまりごと”があります。
『物』になっているゲームを、その”きまりごと”を守って集めています。
”きまりごと”の中には、「オンライン資料」、「インターネット資料」というものもあります。インターネットにつないだら使える資料のことです。
だからもしかすると、サーバーにあるゲームも、”きまりごと”を守ってほぞんできるかもしれません。
わたしたちの図書館の館長さんがみとめてくれれば、
今のままの”きまりごと”でも、実はチャンスがありそうです。
でも、ハルキくんがサーバーのお話を書いてくれたと思いますが、
いろんな問題がまだ、たくさんたくさんのこっています。
だから、図書館でのCCOのほぞんは、まだまだ、むずかしいと思います。
ただ、ハルキくんが生まれる前の、2000年から、権利者さん(権利をもっている人たちです)と相談はしています。
2000年に『覚書』という”おやくそく”を、権利者さんといっしょに作りました。
だから、権利者さんの迷惑にならないように”おやくそく”しながら、ほぞんの話が進むかもしれません。進まないかもしれません。
これでお答えになっていますか?
わからないことがあれば、またいつでも聞いてください。
ありがとうございます。
<おまけ>
わたしの方で、CCOを少し調べました。
(”リファレンス”と言う、図書館のおしごとです)
CCOのなかで写真をとったものを集めて、コンテストをやるようです。
『CCOおもいでフォトコンテスト』
というものです。
写真をおうぼする締め切りは、
CCOがサービス終了してから1週間後の、
2026年1月7日になっています。
もし興味があったら、冬休みに写真をとって、
おうぼしてみるのもいいかもしれません。
(コンテストについて書かれています。おうちの人と見てね)
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