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アーカイ部――小4とおじいちゃん、サービス終了するネトゲを残したい  作者: にぽっく
第6章 わからないなら、調べればいい!
16/40

CCOが『まだ』無い理由、図書館行けばわかるかなぁ?

 小学校の図書室は、4年2組の教室からちょっと離れた所にある。

 階段を下りて、校舎の反対側まで歩かないといけない。


 そこに、カケル、ハル、ミホの三人が集まっていた。


 カケルは、メモ用のノートを開きながら言った。

国会図書館(こっかいとしょかん)でわかったのってさ……」


「『CCOは、まだ図書館には入れられない』ってことだよね」

 とミホ。


「『まだ』って、なんなんだろう?」

 ハルが腕を組む。


 『まだ』の謎をとくために、三人は図書室の本を、あちこちから引っぱり出してきて、机の上に積んでいた。


 百科辞典(ひゃっかじてん)

 インターネットのしくみ。

 コンピュータなんでも丸わかり。

 ……かたっぱしから読んでみたけれど、


「ネットゲーム……ぜんぜん書いてない」


「この本にもないよ?」


「『通信回線を介して、多人数が同時参加して行われるコンピュータゲームの総称』

 ……ごめん。よくわかんない」


「だぁー! むずかしい!」

 カケルは思わず机に顔を伏せた。


「本が古すぎるんじゃないかなぁ?」

 と、ミホ。


「でも、図書室にはこれしかないんだよね……」

 と、ハル。


 と、そのとき——図書の先生が近くを通りかかった。


「あら。どうしたの?

 ……調べ物かしら?」



「はい。ネットゲームのことを調べてて……」

 と、ハル。


「なにか見つかった?」


「「「ぜんぜん!」」」


「あらら……もしかしたら、市立図書館(しりつとしょかん)の方が、いい資料(しりょう)があるかもね?」


「市立図書館!」


「学校の近くの図書館は、()()()()()()()とか言って閉まっちゃったから……

 駅前の中央図書館がいいかも。

 そこなら、新しい本もたくさんあるはずよ。

 授業が終わってから、行ってみたらどう?」


 三人は顔を見合わせ、コクンとうなずいた。


 ◇


 放課後、中央図書館(ちゅうおうとしょかん)へは自転車で向かった。


「『サーバ』ってなんなのか? という謎だけでも、ちゃんと知りたいよね」


 『インターネットのひみつ』『ゲームのしくみ』と書かれた本を見つけて、開いてみたけれど——


「えっと……『ゲームはコンピュータで動いています』……それは知ってる」


「『オンラインゲームは、世界のだれとでも遊べるよ!』……これじゃないんだよ」


「『サーバとは、パソコンのおおもとみたいなもの』……わかるような……わからないような……」


「『入力操作を受け付けて判断はサーバ上のインスタンスが集中的に行う。判断結果に基づいたデータを個別のユーザ端末に逐次(ちくじ)送信』……うわ……なんだこれ……」


 何冊か読んでも、結論はただ一つ。


「CCOが『まだ』国会図書館に入らない理由、どこにも書いてないね」と、ハル。


「図書館の本じゃ、もう無理かも……」

 ミホがしゅんと肩を落として、話をつづけた。

「わたしのパパにも聞いてみたよ。でも、『俺にもその謎はわからないなぁ?』って、()()()()()()()()()()言われちゃった」


「困った……」

 カケルは打つ手なし。


 それを聞いたハルが、顔を上げた。

「……じゃあ、AIさんにまた、聞いてみようか」

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