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今年の花粉のヤバさについて

作者: 渚 孝人

今年の花粉はヤバい。


こんな事を書くと花粉症ではない皆さんからは、「またまた~。そのセリフ毎年誰かが言ってるじゃん!」と言われてしまいそうである。確かに、僕も毎年誰かが春先にくしゃみを連発してヤバいヤバいと言っているのを聞いているような気がする。その通りだ。でもそんな懐疑的な皆さんにも声を大にして言いたい。「今年の花粉はガチでヤバいんです」と。


2023年のスギ・ヒノキ花粉は例年の少なくとも1.5倍、場所によっては数倍という所もあるようである。なぜ今年はこんなにも花粉が飛んでいるのか?調べてみると、花粉の飛散量には前年の6~7月の日照時間が深く関係しているらしい。この時期にスギやヒノキが雄花を作り始めるので、日照時間が長いと幸か不幸か彼らは良く成長してしまうのだ!そして2022年は6月の日照時間がかなり長かったらしい・・・。なんということだ。


とにかくそのおかげで今年は花粉が大盛況である。かくいう僕も例年は市販の抗ヒスタミン薬さえ飲んでいれば花粉の時期を何とかやり過ごすことが出来ていたのだが、今年はその頼みの綱があまり役に立ってくれないのだ。3月に入ってからは特にひどく、アイウォッシュと点鼻薬を使いまくっている今日この頃である。


そして何故かひどいのが寝ている間だ。鼻がつまって息がしづらいという人もいるのではないだろうか。これは恐らく日中に布団を干しているとそこに大量の花粉が付着しているためと思われる。夜中にそれを吸い込み続けて朝になるとひどい状態になっているのだろう。


花粉症がひどい方の中には、「はやく全国のスギ・ヒノキを伐採しろ!」と息巻いている方もいらっしゃるだろうが、中々そうもいかないらしい。何故かというとスギとかは二酸化炭素を吸収する能力がとても高いという事で、切ってしまうと温暖化を加速させることが予想されるからだ。まあ日本が灼熱地獄になるよりは花粉症でくしゃみをしている方がまだマシなのだろうか。花粉を出さないスギに植えかえるという話もあったようだが、進んでいるのかどうかは良く分からない。


これからも毎年こんなことが繰り返されるかと思うと、花粉症の人間としてはやれやれという気持ちになる。ひとつ花粉症の皆さんに朗報をお知らせしておくと、一説には花粉症の人たちは長生きというデータがあるようだ。ある人が花粉症になっているということは、つまりそれだけ免疫力が高いということがその理由のようである。


最近、飲んでいた抗ヒスタミン薬を切らしてしまったので症状がひどくなるかと思いきや、意外にもそんなことはなかった。どうやら薬に対して耐性がついてしまっていたようだ。長く飲んでいるという方はご注意を。


僕は寒い冬が嫌いなので、花粉症はあれど春を迎えるのは大好きだ。春を迎える代償だと思って今日も鼻をかむことにしよう。ズズズ。

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