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残念世界の残念勇者   作者: XT
1/96

魔王編 ①

利用規約に抵触し、削除しましたが、問題点の修正をしました。

再掲載なので、サブタイトルは、話数のみで進めます。

800年前、魔王により、3つの呪いをかけられた世界「カモミール」

子供が生まれ難くなる呪い。

男の子が生まれ難くなる呪い。

嘘、妬み、怒りなど負の感情を持つと、容姿が醜く成る呪い。

魔王は200年ごとに現れ、呪いの効果を高めて行く。

絶滅寸前のカモミールを守護する女神ティナが召喚した勇者は、6連敗中の残念な勇者だった。

呪いは、何故かけられたのか?

魔王とは?

残念な世界で、残念な住人と共に、残念な勇者は、世界を救えるのか?




「起きてください」

澄んだ音色のような響きと、新緑の香り。

なんとも心地よい感触の中、聞こえてきた声。

俺は、うっすらと目を開く。


どうやら、ここは森の中らしい。

仰向けに寝ている、俺の腹の上に跨った少女。

耳が横に伸びている・・・エルフか?

俺の右側から覗き込む少女。

とんがり帽をかぶり、手に持つ杖が目に入った。多分魔法使いだ。


「目を覚ましたよ~」

魔法使い風の少女が言うと、エルフが答える。

「やっと起きた」

俺は、上半身を起こす・・何かに頭が当たった。

柔らかく、弾力のある。これは胸だ!

「良かったぞ。起きないから心配したぞ」

俺は、この胸の持ち主の膝の上で眠っていたようだ。


茂みの中から、長い黒髪の女性が出て来た。

「周りに魔獣はいないようだ」

細身の体に似合わず、大きな盾を持つ。

ガーディアン?


「目が覚めましたね?」

澄んだ音色のような声。俺を起こした声だ。

木々の間から、空に映し出された女性。

今までの経験から、女神だな。

だいたい察しがついた。また召還されたようだ。


「私はティナ。この世界を守護する者です。この世界は滅びの危機に有ります。えっと・・・」

目線が一瞬、下に行った。カンペを見たようだ。

「彼方の力で、世界を救いなさい。勇者よ魔王を倒すのです」

はい、テンプレート。

「お断りします」

「かつてない危機が迫っ・・え?いまなんと?」

「だから、嫌ですと言いました」

「・・・・よく分からない単語は聞こえました。続けますね」

「おい」


ティナと名乗る女神は、俺にまた勇者をやれと言う訳だ。

だが、俺は御免だ。俺は既に、7回召喚されて、現在6連敗中だ。

世界が滅ぶところは見たくない。

俺は、うんざりだ。


「そうですか、残念です」

お?意外とあっさり諦めてくれそうだな。

まぁ、今のご時世、適当に召喚して、強大なスキルの一つも授ければ、はい、勇者様誕生。

俺以外でも、勇者なんか幾らでもいる。


「この世界は、男性の絶対数が足らず、男と言うだけで、モテモテなんですけど」

「なに?」

「男性なら、足が臭かろうと、耳の後ろにカビが生えていようと。・・・・でも、お嫌なら無理にとは言えません。女神がしつこくするのは・・・」

「待て、少し詳しく」

女神がニタリと、ほほ笑んだ。

「アリスさん」

ティナと名乗る女神が、4人の中の一人を指名した。


俺以外の4人は、女神を前に片膝を付き、地に頭に付けんばかりに平伏していた。

その中から立ち上がった少女。俺を膝枕に乗せていた少女だ。


「この世界、カモミールは、人口減少で滅びの危機にあるぞ。男の数が少なすぎるぞ。1日3回、3日で10回だぞ」

「なんだ?その算数に成って無い標語は?」

「男性がする、Hの目標回数標語だぞ」

「なんだと!!!」


「カモミールの女性は、すべて美人美女です。女神の私から見ても、魅力的な方ばかりです」

!?確かに此処の4人も、美人だし可愛い。

「カモミールの女性は嘘はつかないぞ。嫉妬や、怒りなどの醜い感情もないぞ」

アリス、冒険者風の出で立ちで、腰には立派な剣を刺している。

語尾に「ぞ」を付けているが、それはそれで可愛い。


「怒りや?嫉妬の感情がない?」

「はい。カモミールの方々は、まさに天女のような方ばかりです」

女神は嘘は言わない。騙すようなことはしない。

これは間違いない。なら、本当に?だとしたら、ここは男の天国じゃないか?


「勇者よ、今一度、間いましょう。この世界を救ってください。彼方にしかできない仕事です。お願いします」

ティナは上半身しか映し出されていないが、深々と頭を下げていた。

!!女神が頭を下げてお願い・・だと!?


「勇者様、どうか我々をお救い下さい」

黒髪の女性が口を開く。

「お願いだよ~」

魔法使いの少女も続いた。

「頼まれろ」

おい、エルフ・・


「私たちにできる事は何でもするぞ。勇者様の力が必要だぞ」

・・・・俺の力か?

「俺の過去を知ってっるのか?」

「勇者様のプロフィールは、皆さんに伝えてあります。女神として、この世界を守護する者としての役割は、果たしています」

そうか、個人情報をバラまいたんだな。


「それを知って、なお俺なのか?」

アリスが俺に近寄った。

「そうだぞ。勇者様しかいないぞ」

「俺のどこを褒める?褒められるところんか無い。過去6回、俺は世界を守れずに、滅ぼしたんだぞ」

「全部だぞ!頭の先からつま先まで。鼻の中の糞も含めて全部だぞ」

随分と買われたもんだな。

「分かったよ。よく分からないことだらけだけど、ここまで買われたんじゃ、答えるしかない。勇者をやろう」

俺は引き受けた。

決して、モテモテや、H目的ではない。


天空の女神は微笑を浮かべる。

「困った時は、私を呼んで構いません。守護者として、私も協力しますね」

ティナは、そう言うと天空から消えた。



「自己紹介をしよう。私はレナ。ヒーラーだ」

黒髪のスレンダー美女、胸は無いが、余りの無さに潔さを感じる。

「私は~マオだよ~ヒーラーだよ~」

魔法使いじゃないんだ。

「ターナ。ヨロ。ヒーラー」

「アリスだぞ。宜しくお願いだぞ。私もヒーラーだぞ」

「君たちの恰好はなんだ?なんで全員がヒーラーなんだ?」

「私たちは職業選択で、ヒーラーを選んだだけだ。ただ選んだだけなので、回復系スキルは一切ない」

潔いほど衝撃的な一言だ。

「でも、魔法は使えるんだろ?」

「ヒーラーはね~魔法は使わないよね~」

「なんだと?」

「戦う。物理攻撃」

ターナは拳を握って見せた。

「物理攻撃って?まさか?」

「そうだぞ。手持ちの道具や素手で、叩く殴るだぞ」

アリスは腰の剣を鞘ごと抜いて、振り回して見せいた。


酷い。これは酷い。

これをパーティーと呼んでよいモノか?

ダメ臭がしてきた。


「我々は王都より、勇者様を迎えに来たのだ。一休みしたら、王都に向かおう」

レナは、一休みの指示を出す。

4人とも、大きなリックサックを持っていた。ターナとマオがリックを開き、シートを広げる。アリスが茶を入れだす。

ピクニックみたいだ。


「さぁ勇者様、私の焼いたクッキーだぞ。 召し上がれだぞ。あ~~~んだぞ」

アリスが俺の横に座り、クッキーを口に入れてくれた。

「う!旨い!こんな旨いクッキーは初めてだ」

「嬉しいぞ」

本当にうれしそうな笑顔を見た。


そのアリスが語りだす。

「この世界は、男の数が少ないぞ。800年前に魔王が掛けた、3つの呪いのせいだぞ」

3つの呪い?

「1つ。子宝に恵まれ難い呪いだぞ」

子供が生まれないのか?

「そうだぞ。今は、呪いが掛かる前の1/100まで少なくなったぞ。勇者様、また、あ~~んだぞ」

あ~~~~ん

「私の入れたお茶だぞ」

げほほほげほほ!!お茶は、あ~~ん駄目だから。


「2つ目の呪いは、男の子が生まれ難い呪いだぞ。

 男の子が生まれる割合は、100人に1人だぞ」

「子供が生まれにくい上に、男が生まれないのか?」

「そうだぞ。勇者様、またまたあ~~~んだぞ」

あ~~ん

「私の掘った、クマの彫刻だぞ」

なんで今、彫刻だ!?喰えるものにしてくれ。


「3つ目が、魔獣落ちの呪いだぞ。怒りや嫉妬、妬みなどの負の感情を持つと、容姿が醜くなり、遂には人ですらなくなり、魔獣へと変わってしまうぞ」

魔獣?

「この世界に居る、化け物だぞ。元は人間だった人が魔獣落ちして、新たな種族になったんだぞ。あ~~んするかだぞ?」

アリスの手には、串に刺さった団子があった。

「団子だけだよな?」

「私が竹から割いて作った串だぞ。串ごと行くぞ」

串ごとだと死んじゃうから。魔王倒す前に、喉に串が刺さって死んじゃうから。


「この3つの呪いが、私たちを苦しめている。魔王は200年ごとに現れて、呪いの効果を強めていく。今回、魔王を倒せなければ、人類は、次の200年を耐え抜くことはできない」

レナの顔は真剣だ。

「だから~今回がラストチャンスなんだよ~」

「後が無いという事か」

レナは茶を飲み干すと立ち上がる。

「さぁ、王都に向かおう。みんなが待っている。と、言いたいところだが、問題が発生した」

レナは困り顔になった。

「問題だと?」

「ああ、非常に不味い事態だ。王都の方角が、分からなくなってしまった」

「おい!」

「勇者遭難だぞ」

「何のための迎えだ?」

「ここは~来たことないからね~」

「方角 まるで分からない」

どうやら、マジで遭難したようだ。


「勇者様、方角は分からないが、安心してくれ。食料は十分にある。時間をかけて戻ればいい」

レナはターナを指さしながら、俺に言った。

なるほど、4人とも大きなリックサックを背負っている。万が一の備えも、してあるようだ。


「今が旬 食べごろ」

「ターナの次は~私だよね~」

「私が美味しく料理してあげるぞ」

「・・・一応聞いておくが、十分な食料って?」

「私たちだぞ。ターナのどこが食べたいか言うぞ」

「胸 おいしい」

ターナは、まだ未発達の胸を突き出す。


「いやいやいやいや!流石にないから!人食はないから」

首を左右に振りながら全否定だ。

「生き抜くためには、人は時に、残酷になる必要もある」

「私たちの命は、勇者様に捧げているぞ。食べ残しさえしなければ、悔いはないぞ」

「その大きなリックがあるだろう」

「日曜大工キットだぞ」

「何故?」

「勇者様と意気投合したら、愛の園の建築用だぞ」

「私のリックには、折畳式だが高級ベッドが入っている。Hの時に背中が痛くないようにな」

「私は~庭に木が植えられるように~ガーデニングセットだよ~」

「快楽が得られるオモチャ」

「食い物は無いのか?」

「あるぞ、私たちだぞ」

当たり前のように、サラっと言いやがった。

俺が「腹が減った」とでも言えば、こいつらは間違いなく皿に乗る。

なんとかせねば。


「勇者様・・お願い」

ターナが頬を赤く染めて、俺の右手を引っ張る。

「最後 女に成りたい」

これは・・。

「ターナ、いつでもいいぞ。痛くないように、首から捌くぞ」

って、もう準備してるし!

腰の剣を抜いてるし!


「色んな意味で私を食べる」

上目使いで、切なそうな眼差しが俺を襲う。

「鉄板の温度も丁度良くなった」

レナの持つ大きな盾、まさかの鉄板代わりだ。


「ターナは~勇者様の一部になるんだよね~永遠に勇者様の体となって~生きていくんだよね~」

いいこと風に言った~


「向こう。レナがベッドを用意してくれた」

くはぁ~まずい。このままでは、俺は人食勇者だ。

策は?策は無いのか?

「待て待て待て!俺たちは遭難なんかしていない。王都への道は分かる」

「なんと!?勇者様は、王都への方角が分かると言うのか?」

「俺は分からないが、知っている奴がいる」

「誰だぞ?私たち以外の登場キャラはまだいないぞ」

「ティナさ」

「女神様を~呼び出しなんて~出来ないよ~」

「神罰下る」

「困ったら呼べと本人が言っていた。俺は今、困っている。問題ない」

「そんなに私 たべたくない?」

そんな顔で俺を見るな。って言うか、なぜ食べさせたがる?

命を大事にしろ。


ティナ!ティナ!来てくれ!

俺は強く念じた。

「ティナ様だぞ!呼び出しに答えてくれたぞ!」

ああ・・・!!!!

天空に映し出されたティナは、入浴中だった。

しかも、気が付いていない。

「綺麗なおっぱい」

自分の胸を持ち上げながら、ターナがつぶやく。

ターナは、幼さの残る顔から、まだ成人していないようだ。


「ティナ様!見えてます!どうか気が付いてください!」

レナは大きな声で叫ぶ。

「ティナ様~ティナ様~」

マオも叫ぶ。

「ティナ様~立ち上がるぞ。下も金髪か見せるぞ」

神罰確定が一人。


まだ、気が付がつかない。

綺麗な上半身が丸見え状態が続く。

「勇者様、ここはこらえて下さい。今は後ろを」

いい判断だ。流石に、俺には見られたくないだろう。もう目に焼き付けたから、後ろを向くとしよう。

「ありがとうございます。後で映像をお渡しします」

「映像だと!?」

「王都に戻り次第DVDに」

「ああ、頼む。これで心置きなく後ろを向ける」


「きゃ!」

どうやら気が付いたようだ。

「ティナ様、突然の呼び出し、申し訳ありません」

レナの言い方は、端的でわかりやすい。

「見ましたか?何時からですか?」

「見たぞ。乳の先を洗ってるところからだぞ」

そこを正直に言う馬鹿が居るとな。

「ご安心ください。見たのは我々だけ。勇者様は紳士です。すぐ後ろを向かれました」

「そ、そうですか。勇者様、お気遣いありがとうございました」

「ジェントルマンとして当然です。もう振り向いても?」

「ダメです!まだ裸のままです」

「金髪だぞ」

立ち上がったのか。DVDが楽しみだ。


「で?皆さん、どうされたのですか?」

パジャマ姿のティナも、格別だ。美しく可愛い。

「はい。勇者様を王都へ案内しようと思ったのですが、王都の方角が分かりません。どうか、神のお導きを」

少し、はみかみながらレナが説明した。

「分かりました。地図を用意します。少しお待ちください」

ティナは、そういうと席を離れた。


ティナが居なくなると、映像は部屋全体を映し出していた。

ここは、ティナの部屋のようだ。

女の子の部屋らしく、奇麗に整頓されている。

部屋の壁に「脱‼ドジっ子女神」と書かれた紙。

TVにパソコン、女神とはいえ普通の女の子の部屋だ。

「枕の横のあれ、ブルブル震えて気持ち良くなる奴だぞ」

「ああ、3か所同時に攻められる、優れものだな」

彼氏は居ないようだ。


「お待たせしました。あ!あまり部屋を見ないでください。恥ずかしいです」

「綺麗な部屋ですね~流石は女神様です~」

「はい。女神は、身も心も、身の周りも綺麗にしていなければなりません」

その美しさは、普段からの心がけ、と言う事だな。

「では、神の導きです。えっと・・・・・・・・・王都は北です」

「よし、北へ向かうぞ」

「あ!待ってください。これが・・・・王都は南です」

「良し!南だ!」

「あれ?東?西?あれ?」

神の導き迷走中。


「地図、嫌いです」

女神が地図を放り投げた。まぁ、女性は苦手なんだよな。

「皆さんを神の加護で、王都迄転送します」

便利な神の加護が来たか。

※神の加護とは、女神が使う加護の総称である。

未来から来たネコのポケットより万能なのだ。


「では、この先揺れますから、ご注意ください」

バスのアナウンスみたいだ。

「うぁ!だぞ」

「こ、これは!」

「あれ~~~~」

「・・・」

4人は神の加護「転送」を知らなかったらしい。

俺は、過去の女神に使ってもらったことがあるので、驚きはしない。


一瞬で森の中の風景は、田園地帯の風景と変わる。

「ここは人類域です。王都への道は・・・・どなたかに聞いてください」

いい判断だ。地図が読めない女神が、下手の教えると、迷子になる。


「勇者様、お伝えしておくことがあります」

「??」

「勇者様には、勇者スキルの付与があります」

「強大な力。勇者スキルだな?」

「はい。でも私は、これまでの戦いで、多くのコストを使ってしまいました」

「ああ、過去4回の戦いか・・・」

「はい。最初の勇者様の召喚から、今回で5回目です。200年ごとに召喚して、そのたびにコストを使い、残りが心もとなくなっています」


女神が世界を守護する力は、コストを消費する。

あてがわれたコストをうまく使い、世界を守る。

これが優秀な女神なのだ。


「私がダメなせいで、皆さんにはご迷惑を・・・」

「そんなことはありません!我々をティナ様を見ています。ダメなんかじゃありません」

レナは激しい口調で反論する。

「そうだぞ。ティナ様が守護者じゃなかったら、この世界はとっくに滅んでるぞ」

「そうだよ~ティナ様は~悪くないよ~」

「ティナ様 好き」

みんなに慕われているようだ。

確かに俺の知る女神は、無償の加護を施してくれた。だが、対応は事務的で、どこか高飛車だ。僅かの間だが、ティナは他の女神と違う、温かさを感じる。


「みなさん!ありがとうございます」

両手を口に当て、ウルウルしながらティナは微笑んだ。

「で?勇者スキルの事だが?」

凛とした顔になる。

「はい。ご存知の通り、勇者スキルは強大な力です。世界を変える力です。付与には膨大なコストがかかります。勇者様には、試練をクリアして頂くことで、コストを抑えようと思います」

「試練だと?」

「はい。3つの試練を与えます。すべてクリアすれば、勇者スキルを獲得できます。今回はラストチャンスなので、勇者スキルの中でも、トップレベルを用意しました。単に付与すると、この世界を守るコストが無くなってしまいます」

「トップレベルか?それは凄いな。今までは、しょぼいのばかりだったから、助かる。3つの試練を受けよう」


「では説明します。

1つ【聖剣を手に入れる】

2つ【勇者の戦いに勝つ】3つ目は、先の2つをクリアしたら解放されます」

王道の異世界物みたいになってきたな。

「わかった。聖剣を手に入れ、勇者の戦いに勝てばいいんだな」

「はい。お願いします。2つをクリアしたら、また呼んでください」

ティナは消えた。

俺は、勇者スキルを手に入れえる為、勇者の試練に挑むことになる。



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