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詩集 生を尽くす命の声  作者: 仲仁へび
8/9

07 ただ生き足掻く



 原色景色は歪んで

 灰色に染まって 崩れていく


 バラ バラ バラ… と壊れた人形

 見下ろす名無しの少年は「良かったこれで明日も生きられる」と


 昨日まで友だったものの 血肉を

 貪って口を汚した 「さよなら」の代わりに


 限界 限度 超えて どこまでも

 醜く 汚くなって

 いつか自分が誰だったかさえ 忘れ果てても


 おとぎ話のように 綺麗で美しい

 大切な思い出の中で君と 「生きる」と

 約束したから



 原色景色は歪んで

 灰色に染まって崩れていく


 ごみ屑の中で生きたまま腐ってく

 感想なんてないから そんな目で見て期待しないでくれ

 優越感に 浸ってるとこ悪いけどさ 「興味ない」んだ

 悔しさも憎悪も育てたって 「食べられやしない」 だろ?


 くるくる回って車輪 壊れたままま腐ってでも

 嫌い 嫌い そう言ったって意味ないと嘲笑いながら


 いつかどこかで 笑った 友達とまた 「明日ね」と別れた

 それが今日だったんだ



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