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詩集 生を尽くす命の声  作者: 仲仁へび
5/9

04 誰もいなくなった世界 ―天の泣き音―



 天が泣く 冷たい雨が降り注ぐ


 生命のいなくなった世界 大地は固く 空は暗く

 誰も… 誰も… 歩くことのなくなった世界


 ひと一人も存在しない


 そこにあることさえ忘れ果て 存在を枯れさせた



 誰かの記憶に残ることなく 虚無へと消えゆく

 定められた終わりへと 決められた終着点へと

 ただゆっくりと 向かいゆく


 止まる事のない時の流れ

 決して逆戻りのしない断り

 分岐点を過ぎ 過ちを違えた末路に


 幸福な結末は ありえない



 長い時が流れ 孤独の時が過ぎた


 天が泣く 冷たい雨が降り注ぐ


 今日も大地は固く閉ざされている。

 生きる者は存在せず ただ最後の時へと

 ただ流れるだけの時が そこに在るだけ



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