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詩集 生を尽くす命の声  作者: 仲仁へび
2/9

02 祈りの鐘



 時を超えて 今祈る

 全ての世界へ……


 この願いよ 届け そしてこの胸の元から

 羽根ひろげ飛び立て 祈り託した希望の鳥よ


 数多の世界 数多の可能性

 全てをつかさどる全能の神 そして、生まれたての小さな命へと

 巡り巡って 探し求めて 

 この祈りを 彼方へと届けたまえ


 

「ああ、儚き。 形ある小さき人の生命」

「ああ、悪なる感情に支配されし 荒廃した世界」

「誰もいない土地で 今祈りの鐘をならそう」

「願わくば、この地に 降り注げ祝福よ」

「私はいつまでもここで待っている 祈りを 私たちの手を取ってくれる貴方を……」



 時を超えて 今祈る

 全ての世界へ……


 この願い届いて そしてこの胸の元から

 羽ひろげ飛び立つ 祈り託した希望と共に



「どうにもできない世界の現状があった。もはやこの先に待つのは死すべき運命のみ」

「長い間に私たちの心は疲れ果ててしまったけれど、祈りの鐘をつくことは止めない」

「希望よ、祈りよ、どうか届いて。私達にはもう自ら空を飛ぶ力が残されていない」

「共に、あの空へ行けたら……。そんな夢想をしながら、私は、果てなき彼方を目指し 飛び立つ鳥を見送る」



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