1/51
第1章:プロローグ
さて、少し小話をしよう。
時間は取らせないさ。それに、あんただってここに来るくらいならかなりの暇人だろ?
…さぁ、前置きはこれくらいにしておくか。
言っておくが、これは自分の体験した実話だ。
なんだよ、あんたも目を輝かせてるじゃないか。そこまで聞きたいか?
「早くしろ」って、急かすなよ、わかったわかった、話してやるから落ち着け。
ほら、ホットミルクだ。口に合うといいが…。
あぁ、良かった。口にあったか。
だから急かすなって、俺のココアが冷めちまうだろ?飲み終わったら話すからさ。
さて、むかしむかし…、と言っても十年くらい前のことだ。




