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心も老(お)いるんですね、きっと。

作者: えだいち

私は、自分の生き方の中で、最も重要視していた、

『自分の事はどうでもいいけど、他人ひと様に決して、迷惑を掛けちゃいけないよ』と言う母の言葉で人生を過ごして来たと思う。


 そんな私が、ある日、私が最も嫌いな人格になってしまった様です。

酒の上? そんな言い訳は出来ない。新入社員でもあるまいし。

もし、本作品を読んで頂き、『そんなの日常茶飯事じゃん』、『なんで、そんなに心、弱っちいの?』、『こんな、自分の愚痴を、わざわざサイトに上げるなよ!』等あるかもしれませんが、今、私の心の逃げ場が無く、失礼とは思いましたが、今年中に、せめて自分自身の中、わだかまりを少しでも下げて、新年を迎えたいと思い、投稿してみました。

ごめんなさい。

 その日は、12月28日、そうたった3日前の出来事だった。


 それなりのお給料を頂き、生活レベルは中の中 位かな? 以前は平凡なサラリーマンであった。

3年前かな~。アベノミクス効果? が出る前、私の勤務していた某企業、日本ではそれなりの企業(H社)のグループ会社だった。輸出が多く、ドル・円には、非常に左右され、円高(8*円、代だったかな?)の影響をもろに受けた。

そんな業績不振の中、ついに、

『早期退職者募集』の社長の決断(決して英断とは今も思っていない)

残る人間もいたが、私は、社長の考え方にも疑問を持っていたので(所詮、本社から来た天下りのサラリーマン社長)、その会社を退職した。


 でも、考えが甘かったのかもしれない、もう子供達も社会人だし。

私が勤めていた会社は、他企業に買収・合併された。

わたし的には、倒産であると思っている。


 前職の半分程度の年収があればいいし、そんな軽いノリだった。

ハローワークから、雇用保険でのお金を貰い、いざ就活に! と思い就活を始めた。

世間はそんなに甘くは無かった。今まで、学校を卒業し、終身雇用と思って入った会社。

転職など、そう、履歴書、職務経歴書? の書き方もままならない私である。

時を追う毎に、就活は難しくなってゆく。体力には、それなりの自信はあったが、今までデスクワークがメインで……。


 あるパチンコ屋さんのバイトがあった。それに応募し、『出来るさ』と思っていたが、実際の勤務に入ってみると、正直きつく、腰を痛めてしまい、3日で行けなくなった。


 その後も、日雇い的なアルバイトに行ってはいるものの、なかなか定職に就くのは難しい。体力があれば、運送業的な仕事も出来るのであろうが、もうこの歳、その自信も無く、精神的にえる日々が続いている。


 *


 ちょっと前置き? が長くなったしまいました。(ゴメンなさい)

そんな何も自信が無くなっている自分が、最も嫌いな自分になってしまったのですね。きっと。


 そう、その日は、12月28日、たった3日前の出来事。


 私は懇意にしている、とあるスナック主催のボーリング大会に久しぶりに参加した。前述にも記していましたが、なにせプー太郎の私である。

そして、そのお店のボーリング大会(月例)に、

『偶然にも、アルバイトの日と重なってしまう』

そんな事もあり、半年ぶりの大会参加。そして2次会、マスターのお店である。

ボーリングの成績は、勿論悪かった。

でも、そんな事より、久々に行ったスナックで、そして大好きなカラオケ、5曲以上歌ったかな?……。


 饒舌じょうぜつになっていたのは、解っていたが、まさか他人ひと様を傷つける様な事を、まして懇意にしてもらっているマスターに。


 これは、私の持論であるが、

『酒を飲んでも飲まれるな』

『自分は、傷ついてもいいが、他人ひと様には迷惑にならないように、みんなで楽しく飲んで歌って、それが飲んベーのマナーだ』

のはずだったのだが……、


 私には、信じられない事を言ってしまった様である。全く記憶には無いが、そのマスターに対して、

「おまえ、……?」と言ってしまったらしい。

10年以上もの付き合いのあるマスターに、勿論、年上である。


 自分の心の中では、

「そんな事、絶対にない!」と思いつつも、

言ってしまったのだろう。


「ごめんなさい」の電話はしたものの、この心に残ってしまった傷は、お互いに、もう取り戻せないものになってしまう。


 好きなマスターゆえ

マスターは恐らくその時、

「ばかやろう!」

と言いたかったと思う。


 そして今、その「ばかやろう!」を、マスターに代わって、私が、自分自身に言っている。


 人生を歩んでいると失敗は幾つもある。ただ、仕事上で、あるいは、父さん母さんから、先生から怒られる事も多々ある。

でもそれは、ひとつの人生勉強と思っているが?。


 今回の失態は、それとは違う、私の今までの行動を全て否定するものである。

自分では、今まで……。

きっと自分では気がつかなくても、

「冗談の域を越えた言動が多々あったのかな」

と反省しきりである。


 そして、やっぱり歳を重ねると、心も老いてしまうのかな?

立ち直るのがつらい、と。






 読んで頂いた方、ありがとう御座います。

そう、私はそんな野郎です。

何よりショックだったのは、

『自分が最も嫌いな酒の飲み人』

になっていた事です。


 恐らく、その店のマスターは本サイトで小説を読む事は無いと思います。

私自身のけじめ?、みそぎをと思い投稿してしまいました。


 せめて、この思いが通ずる事があればいいな、と思っております。


 そして、『人生を歩む』、いろんな事が一杯あります。

しょげてしまうのが大半ですが、いい事もあると信じて、歩いて行こうよ!


 ところで、年末ジャンボ、買った?

明日、楽しみですね!。

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