第1話☆ヒロの話/授業
作者の私がいつも計画ばかりで実行に移せないんです(>□<;)少しばかり私の人格に似てる気がします。いつも考えてるだけじゃ駄目ですね^^;
弁当を食べ終えた後の、昼休み。
「なぁ、ちょっと聞いてくれよ。昨日地元の友達とさぁ、遊んでたんだよ。」
ガムをクチャクチャ食べながら、ヒロが話しかけてきた。
「そしたら、肩がぶつかったって、文句つけてきた奴がいたんだ。」
「うんうん、それでどうしたの?」
適当な返事をしてる俺は、タカ。
あんまり興味がない話だけど、聞き返してあげた。
「もちろんボコボコにしてやったよ!ボッコボコ!」
『そんな骨と皮だけのお前が勝てるわけないだろ。嘘つくな、アホ!』
えっ、よく言ってやったって?いや、これは俺の心の中の声。
本当の言葉は、「さすがだね。ヒロに目付けられたらやばいもんな。」
「そりゃそうだろ。ヤクザだってぶっ倒してやるよ。」
『このペテン師野郎がっ!』
・・・なんて言える訳もない。
しょうがなく、延々と続くヒロの武勇伝を聞いてあげた。
周りの苦笑にも気付かないで、嬉しそうに話すヒロが、妙に馬鹿らしく見えた。
授業の始まりを告げるチャイムが鳴るまで、ヒロの武勇伝が続いた。
「ちっ。これから盛り上がるところなのによ。」
不満そうに、ヒロは自分の席へと戻った。
こんなにも授業が始まることが、嬉しいと思ったのは始めてのことかもしれない。
チャイムというものがなかったら、ヒロは何時間でも話してたかもしれないな・・・まじで。
先生が来て、淡々と授業が進められた。
「この問題わかるやついるか?少し難しいかもしれないな。」
みんな指されないようにと、沈黙に包まれた。
『あっ。この問題わかる!どうしよう、手を上げようかな・・・』
悩んでいたら、クラス1の秀才のマサが、スラスラと解いてしまった。
「すげぇ!!」
「さすがぁ♪」
クラスみんなの歓声に、恥ずかしそうに座るマサ。
『俺だってわかってたのによ。ただ手を上げなかっただけだよ。』
後悔している自分に対して、心の中で言い訳をしていた。
『なんか馬鹿らしいな、虚しくなってきたわ。』
その後、ずっと授業中に居眠りをしていた。
読んでいただいてありがとうございます♪
まだ1話だけで、只のダメ男にしか見えませんね^^;
これからも連載する予定です。
出来れば感想を書いてもらえれば嬉しいです。ってか助かりますって感じですw文章が下手だから意見を参考に頑張っていきたいので♪