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ゲーム世界に転生したので物語介入を始めます!  作者: 亜土しゅうや
Chapter.1
48/81

第48話 勇者:去り行くお菓子と...?

origin....


 [ハイビス を 使用可能になりました。]


 ・ハイビス・ローダンス・マール

  この国の第一王子でクラスには一人は絶対

  いるフレンドリーでちょっとうざいけど

  良い友達になれる男。


 ーー攻略サイト参照ーー


 ・第3章までに彼の友情レベルを4以上に

  すると[ヒマリ]という女性が現れ、

  ハイビスの婚約者になるイベントが発生

  する。


 ・第4章のイベントまでに友情レベルを6

  以上にするとハイビスは主人公を選び、

  それが出来なければヒマリと婚約が決定

  し、彼氏にする事が出来なくなってしま

  うので注意。


 ーーーーーーーーーーー


 [ハイビス を パーティに加えますか?]

  ▶︎はい

 ・いいえ


 〈イベントが発生しました。〉

 〈パーティーメンバーが3人以上でこのイベントは発生します。〉

 

 [イベント:甘いお菓子は危険あり?]


 -ある放課後、私はハイビスから近くに新しくオープンしたスイーツ店に行こうと誘われた。正直そんな所行くくらいなら剣を振った方が身のためになると思う。


 しかしハイビスは息抜きぐらいしないと体壊すぞとうるさい、仕方なく私はついていく事にした。


 「このお店が?」

 「ああそうだ、オープンして1週間は経つが既にこの町の話題はここの事で持ちきりなんだぜ?」

 「...初めて聞いた。」

 「カメリアさんはもう少し周りの事も知った方がいいぞ?」

 「うるさい。」

 「はいはい。」

 「ねぇ、リズ はどうなの?」

 「私もハイビスに賛成かな。メリーはもう少しみんなに心を開いて欲しいかな。」

 「リズ...。」


 -なんで二人とも私を...もういいや。駄々捏ねた所で無意味だろう。


 「きゃーーーーっ!!!」

 「わ、何!?」

 「誰か助けてください!お酒に酔ったお客様が暴れているのです!!」

 「何ですって!?メリー!」

 「うん!」


 3人はお店に入る。


 「ヒック、なんだー!酒が足りねーぞぉー!」

 「そこまでよ!」

 「大人しくしな、おっさん!」

 「ああん?テメェらはなんだぁ?俺の酒の邪魔をする気だなぁ?」

 「とにかく抑えるぞ。俺が拘束魔法を...。」

 「気をつけてください、あのお客様は拘束魔法や状態異常に耐性を持っています!」

 「ええ!?」


[チュートリアル解説:・耐性について]

 ・耐性とはその攻撃や魔法、なんらかの効果に

  対する抵抗力です。

  例えば火属性耐性は火によるダメージ軽減。

  麻痺耐性は麻痺の効果を受けづらい、または

  効果が弱まる。と言った感じ感じです。

  耐性はキャラや魔物によって異なります。

  アイテムや装備によって増減、

  生まれつきから持っているモノ、

  成長する段階で自然と身につくモノなど、

  耐性の習得は様々です。

  

  なお、プラスの耐性があればマイナスもあり、

  水属性耐性が低ければ低い程、水に対する

  抵抗力が低くなります。

  毒耐性が低ければちょっとした毒でも大きな

  ダメージを受けてしまいます。


 「ねぇメリー、あの人の耐性を見て!」

 「!」


[チュートリアル解説:観察について]

 ・観察とは魔法を使い敵の情報を知る行動です。

  観察は使用者の能力、ステータス次第で閲覧

  出来る範囲が増減します。

  上手く活用し有利に立ち回りましょう。


 「なんて耐性の数...それにレベルも高いわ。今の私じゃ...いや、弱体化魔法があればいける...いけるわ。私は...勝てる。」

 「...無茶はするなよカメリア。」

 

 -私は武器を構える。


 「行くよ、皆んな!」


[チュートリアルを開始しますか?]

 ・はい

 ▶︎スキップする。


ーーーーーーーーーー

REAL...


 「メリーはひたすら攻めて、ハイビスはヘイトを集めて!」

 「おうよ!」

 「スノーロップさん、あの人は弱体化魔法に対する耐性は比較的低いわ。可能なら拘束耐性の弱体化を。」

 「はい!」


 カメリアは木剣で酔っ払い男を叩く。

 

 「痛ぇなーおい!!」

 「狂暴化バーサーカー...暴れるのに特化した分狙いが定まっていない。避けるのは簡単だね。」

 「へいオッさん、どこ見てんだ!」

 「うわっ!?」


 ハイビスは酔っ払い男の足をかけ転ばせる。


 「なぁーにしやがる!!ヒック。」

 「うおっと、危ない危ない♪」

 「でぇい!!」

 「オッじさんこっちら。」

 「煽るの上手いなハイビス。」

 「殿下の得意分野は分析なので昔からあーやって間合いを理解した上での行動が多く...。」

 

 酔っ払い男が背を向けた瞬間にカメリアが木剣を叩き込む。


 「ぐあああっ!?」

 「リズ、スノーロップさん!」

 「「弱体化魔法[バインドダウン]!!」」

 「ああん?なんだ、なんだ!?」

 「今よ!!チェインバインド!!」

 「うぐああっ!?」


 そういう訳で酔っ払い騒動は呆気なく終わりを迎えた。この後男は鎮静化し後のことは騎士団に任せた。


 しかし男が暴れたせいで今日はお店は臨時休業となってしまい私達は苦い顔をするのであった。



 「ご協力、感謝します。」


 -少し経ってから騎士団が来た。

 狂暴化バーサーカー相手を想定してか重武装の騎士がわらわらと集まっているが後の祭り、酔いは抜けていないが既に相手は鎮静化し今は気を失っている。


 最低でも3時間は起きないようリズが処置を施した。これでこの人の移送が出来るだろう。でも結局スイーツを食べることが出来ず、嫌な気持ちで私達は店を出た。


 「案外呆気なかったね。」

 「狂暴化は暴れるだけって考えた方がいいからな。身体強化面では期待する方が馬鹿だ。」

 「私も同意見。あんな単純な動きじゃ私でも避けられるわ。」


 -近くのベンチでくたびれる。

 あと少しで甘いお菓子が...ああ。


 「お見事でした、皆様。」

 「え、あ、ありがとうございます。」

 「よせスノー、俺達は同級生だ。そんな畏まらなくてもいいじゃねぇか?」

 「殿下はもう少し...やっぱりいいです。」

 「おいおい...しかしこれじゃ当分あの店行けねぇな。まぁ店の修繕費は俺が何とかしてやるよ、...ヒマリを待たせる訳にはいかねぇしな。」

 (この様子からして結構アツいねぇ。)

 (うんうん。)

 「...なんだ?」

 「「イヤ、ナンデモナイヨ。」」


 -そう話していると騎士団の隊長さんが来た。

 学園の魔物襲撃の際によく会う人だ。


 「いやぁ、君達にはまた助けられたな。毎度の事ながら大人として情けない。ありがとう。」

 「いえそんな事は無いですって!!」

 「そうですよ、私達じゃここまでしか出来ないので後はお願いします!」

 「ああ引き受けた。...にしてもどこに行った?」

 「?」

 「ん?ああ、すまない。この前我らの隊に配属されたばかりの若手が来ているのだが、一度は“学園のオルトロス”に会ってみたいと言っていたのだが...姿が見えなくてな。サボる奴じゃないんだが...。」




ーーーーーーーーーー


 -へぇ、あのイベントはそういう展開になったんだ。


 物語で最も早く彼氏に出来るハイビス王子は既にヒマリと婚約の仲でカメリアには恋情は一切抱いてない。

 ヒマリとのハイビスをめぐる争いイベントは起きないだろうね。


 酔っ払い男は何故か狂暴化バーサーカーを持ってる上にカメリア達は男に勝った。

 狂暴化関係無くあのチュートリアルイベントは絶対に勝てない所謂“負けイベント”であり、途中で騎士団が到着し男を拘束する。


 そこで会う騎士団の若手の一人が彼氏候補メインキャラの一人として出会うのだがそのイベントは発生する事無く終わった。


 -そしてカメリア達も...そうだな。

 

 相手が拘束魔法に耐性があるなら、浮遊魔法やら空間魔法でテーブルやイスといった物を操りそれで男を抑える。


 拘束魔法が効かないのなら魔法以外のモノで抑えれば済む話。何なら今のカメリアのフィジカルなら男を素手でどうにか出来るはずだ。

 二人なら普通に気づくはずなのになぁ。

 

 ...やはり、ゲームの強制力っていうかそういうのがあるのかな。Chapter.1はチュートリアルが多いしそれに沿った行動を今後取るだろう。


 次のイベントは確か...、


 ヒュオッ


 「うわっ!?」

 「チッ。」


 -どっかの建物の上からカメリア達を観察していたら後ろから一人の騎士が現れいきなり斬りつけてきやがった!

 

 この気配への鋭さ...なるほど、通りで姿が見えなかった訳だ。


 「怪しい奴....貴様は何者だ?」

 「...ただ町に来ているだけの誰かとしか。」

 「そんな異様な気配を流してか?大人しく来てもらおうか。」

 「失礼だなお前。ストーカーなのかナンパなのやら...お断りだよ。」

 

 -私は建物を飛び降りる、

 男は真っ直ぐ追いかけて来た。

 男は私にロックオンしようと魔法を使う。


 「探知魔法[ホークアイ]....うっ!!?」

 「私に使わない方がいいよ。」

 「うっ...ぁ...!?」


 -地面に脚をつくまでの間、私はいくつかバフを重ねた。その中にはよく使っていた気配を増減させる魔法も。


 そんな私を見つめたら脳が混乱して酔ったりする。


 「...大丈夫?ほれ。」

 「何を...な..何だ、気分が!?」

 「ただの低級エリクサー、酔い治ったでしょ。」

 「...敵に情けを!」

 「いや敵味方知らないしそっちが急に戯れて来てるだけじゃん。」

 「黙れ!!」


 -レベル差があるからこの男の攻撃は容易に避けられる。


 「どうした!!」

 「ん?」

 「な、あの少女は...!」

 「援軍...退散するか。」

 「待て、...貴様は誰だ!!!」


 -まぁ聞くよね、ならば答えよう。


 「サフラ...サフラ・アコニリン。きっとすぐに忘れ去られる名前だよ。」

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