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ゲーム世界に転生したので物語介入を始めます!  作者: 亜土しゅうや
準備期間編
2/73

第2話 将来は騎士団(暗殺者)

 私はつまらない人生を送っていたところ、火災に遭い死亡した。しかし目覚めればそこはなんとゲームの世界!ストーリーに納得がいかなかったクソゲーの世界!!


 私は転生した!!!

 ゲームの世界に転生した!!!


 出来る、出来るぞ!!!

 思うようにストーリーを捻じ曲げストーリーを進行させる!!!

 

 そう、夢の物語介入だ!!!!

 私がこの世界に来たからには....本来のストーリーを歩めると思うなよ?


 あーっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっぐえっへごほっ。


 んんっ、まぁ今こんな6歳児の体では出来る事は限られる。魔物も魔法もある世界だがそれらに触れるには若すぎる。ふむ...そうだ、勉強だ。


 この世界の学校は2種

 ・7歳〜12歳までは各地にある地域学校。

 ・13歳〜18歳までは学園生活。


 詰まるところ、中学と高校の部分が学園に統合されていて、小学生的な時間を5年過ごすことになる。


 現在1520年、物語開始は1529年。

 私の現在年齢は6歳、つまりシリーズ3が始まるのは15歳の時。確か学園上級生になる少し前のお話からスタートをする。

 その際話した相手や行動によって16歳からのストーリーに影響する。

 その辺はまぁよく出来ていたと思うよ、あとはクソだけど!!!


 記憶があっていればその間もこの国は魔物の襲撃や事件があったはず。

 だがそれまでには時間はある、身につけられる技術はとにかく習得しよう。


 時間は飛んで...数時間後。


 よし、まぁこのくらいでいいか。

 流石低学年課題、ちょっと時間あれば成績上位に入れる程度の知識だ。すぐ暗記出来るしあとは色々日常を過ごすとしましょうか。


 ご丁寧にゲームでも日本と同じ時間基準。

 現在9月の後半。


 まぁ地域学校に通うまでは時間があるしそれまで色々やるか。

 あー疲れたー、そろそろ晩御飯だ。



ーーーーーーーーーー

 

 10月中旬...


 さておおかた勉強は完了したので定期的に記憶抜けがないかのチェックをすればいい。


 最近変化があったかなとすれば、近所に新居が立つという話だ。そのため現在家が建てられていて、入居者が来るのは月末らしい。


 まぁどうでもいいか。

 そんな事より私は父親にある事を尋ねられている。


 「サラ、お前は今後どんな事を学ぶ?サラは頭も良いし身体能力も優れている。総合的に公務員や騎士団もいけそうな才能だが...。」


 将来について聞かれていた。


 「わたしは...えーとね。」


 そうだな...公務員も悪くないだろうけどこの世界で魔物の襲撃は何度かあるし学園でもそういった事が何度もある。インテリになってたら死ぬ。ならば答えは一つ。


 「きしさまみたいにつよくなりたい!きしさまのところもいろんなおしごもあるしおとうさんおかあさんもまもれる!」

 「ううっ...危険な仕事になるかも知れないが...そう考えられると嬉しい涙が。」


 この世界では魔物の襲撃は割とある話。

 この国ことマール王国はそういった事態から民を守るために騎士団を設立している。一方で公務員はそのまま、大半が非戦闘役職で王国のために働く者だ。いわゆる教師や警察関連とか色々。だが学ぶ分野が違うのでこっちを選べば私は弱い。


 私の目標は思うがままにストーリーをぶっ壊す事。

 だからと言って誰か殺してめちゃくちゃにするのは違う。

 元のストーリーがあってこその面白さだ、それらをちゃんと残して面白い展開にしてこそ、


 快っっっっ感!!!


 ってやつだよ。

 そのために私は強さを得たい。

 ディスティニーブレイブⅢも騎士団入りを目指す主人公ストーリーだから、原作に沿って動くならそれが良いに決まっている。


 ...だが私がクソだと思ったのはそこだ。


 実を言うと王国騎士団の中にはある秘密の役職がある。

 その名も[諜報隠密特殊部隊]。

 各地各国の情報を集め、裏で悪を抹消する暗殺部隊。

 とあるルートにて、黒幕に騙された暗殺部隊の襲撃を何度も受けた事があり、私はプレイ中にその存在に気づきどうにか入れないかを何度も試した。

 しかしそれは叶わなかった。

 後で調べてみればそのルートを実装する予定は無いという。


 ふざけんなぁっっっ!!!


 決めた、私の将来は諜報部隊になる!

 なんでかって?かっこいいからなあ!!

 しかしその部隊に入るには相応の高い成績でなければならない。

 

 ならば必要な武器は騎士団としては剣、暗殺部隊として高機動性を確保したいので短剣。この二つが必要だが、どう言い訳するか。

 ふむ、剣は学校で習うしまだ大丈夫。

 なら短剣...ナイフだ。

 今の体は小さいからこっちの方が使えるし割と用途も広い。


 とりあえずそれを手に入れるためにも体を鍛えるとしよう。

 と言っても魔力も体力も未熟な6歳児が出来る事なんてたかが知れる。

 それも今の私は特にね。


 今の私...新しい肉体は身長も体重も平均値の6歳児。

 強いて特徴あげるならば黒髪でショートヘア。

 そしてこの見た目のキャラクターはディスティニーブレイブでは見かけていない。おそらくモブキャラだ。


 くぅぅぅぅ........!!!

 素晴らっっしい!!これから物語を壊すイレギュラーとしてモブになれたのなんて素晴らしいっ!!!!


 下手に狙われる事もない、今は気ままに人生を送るとしよう。

 変に行動すれば後が不安だ、楽しみはとっておくものさ。


 くく...くあっはっはっはっはっはっは!!!

 


 そんなわけで10月末、

 今日も適度に勉強し体動かす私。せめてもの平穏はもう少し続くかと思っていたが....物語は動いた。


 リンゴーン....


 おや、誰か来たようだ。


 「おーい、サラ!ご近所に住む方達だ。ご挨拶しなさい。」

 「はぁーい!」


 ああ、例の新居の。

 まぁおそらくモブキャラだろう、友人関係を作っておくのも悪くは...


 「は、初めまして!私は...か、カメリアと言います!」

 「こちらこそ初めまして。私はサラ...。」


 ふぁ?


 待て待てなんて言った?

 カメリア?カメリアだって?

 カメリアは日本語で椿、うんいい名前...じゃない!!


 この名前...そうだ。

 あああそうだ!!!

 カメリア・レッドペタル!!!

 

 椿の赤い花びら!!!

 ...こんな所で出くわすなんてな、

 この世界はそのルートだったか!!

 ゲームに無かったこんな展開は!!

 さすがは現実、何が起こるかわかんねえなあ!!!


 カメリアは...メリーは!!


 ディスティニーブレイブⅢ、

 

 カメリアルートの女主人公だ!!!!

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