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ゲーム世界に転生したので物語介入を始めます!  作者: 亜土しゅうや
Chapter.0
14/81

第14話 苦労の双子

 カメリアとスリジャ。

 

 本来ゲームで活躍する二人が十聖候補枠になったことで本編以上に未来ある人生レールに乗った。あの二人の才能なら本編までには十聖になっているだろう。


 二人が十聖候補となり時は経ち...7月。

 暑くなって来た時期です。

 この学園も夏休みがあり、あと20日くらいだろう。

 

 十聖候補となった二人は一層色々努力をしています。お陰であの二人に教える事やフォローも少なくなった、だから私...しばらく平和で安定した学生生活を送ろうと思います!ってか現在進行形でしています!


 いやだって本編のラスボスの魔王がまだ復活もしていないんだよ?そんな状況で将来のためだけにやたら強くなっても意味がないの。


 だーかーら、いつも通り私は...


 朝起きて、

 朝食食べて、

 寮を出て登校、

 勉学励み、

 昼食、

 勉学励み、

 下校、

 宿題は期限までにやって気ままに過ごして寝る。


 そして次の日も、


 朝起きて、朝食食べて、寮を出て登校、勉学励み、昼食、勉学励み、下校、宿題は期限までにやって気ままに過ごして寝る。


 また次の日も、


 朝起きて、朝食食べて、寮を出て登校、勉学励み、昼食、勉学励み、下校、宿題は期限までにやって気ままに過ごして寝る。


 またまた次の日も、


 朝起きて、朝食食べて、寮を出て登校、勉学励み、昼食、勉学励み、下校、宿題は期限までにやって気ままに過ごして寝る。


 朝起きて、朝食食べて、寮を出て登校、勉学励み、昼食、勉学励み、下校、宿題は期限までにやって気ままに過ごして寝る。


 朝起きて、朝食食べて、寮を出て登校、勉学励み、昼食、勉学励み、下校、宿題は期限までにやって気ままに過ごして寝る。


 朝起きて、朝食食べて、寮を出て登校、勉学励み、昼食、勉学励み、下校、宿題は期限までにやって気ままに過ごして寝る。


 朝起きて、朝食食べて、寮を出て登校、勉学励み、昼食、勉学励み、下校、宿題は期限までにやって気ままに過ごして寝る。


 朝起きて、朝食食べて、寮を出て登校、勉学励み、昼食、勉学励み、下校、宿題は期限までにやって気ままに過ごして寝る。


 ..............


 

 ..............





 「何も無さすぎんだろうがオイィィーーーーッ!?」


 とある夜、布団の中で防音で叫ぶ。


 『うるさいぞ主殿。こんな夜中布団の中でいきなりそんな大声出して...どうした?』

 「防音魔法拡大、....何も無さすぎるんだよ!!平和過ぎる!!!私が動かなくなった途端平和過ぎるんだよぉ!!!」

 『暴れすぎて歴史壊したくないから大人しくしてみれば今度は凪のうみ、大した波も刺激も無くなるとはのぉ。』


 シアには私の素性を明かした。

 そりゃあ当時は驚いていた、なにせ私はこの世界の者からすれば未知の文明の知識を持った人間なのだから、賢く知識を持つ元魔物現英霊のシアは興奮していたさ。特にこのゲームにはなかった使用には興味津々、車や携帯、電車とか。


 お陰でその時は苦労したよ、なかなか寝付けず寝不足なってカメリアとスリジャに余計な気遣いさせてしまった。まぁお陰でシアは前世関連の会話が出来る良い相手になったけどもさ。


 「ぐぅ....ここまで味気ないと本編始まるまでに本当にただ学園ライフ送るだけじゃねぇか!!いや現にそうなっている!!やべぇ、このままだと!!」

 『このままだとマーガリンになってしまうのぉ。』

 「ならねぇよ!?それはバターだよ!?ってか動かずそれはねぇよ!!!」

 『我が主ながらかなりの刺激好きだのぅ...だがしかし我もそういうのが好きだし、そろそろ退屈だしのぉ。』

 「『はぁ....。』」

 「こんな時に本編までに進めれそうで本編にそこまで関係ないご都合サブストーリーとかないかぁ?こういうのってなんかこう、レギュラーでもないのにしっかりとした名前持ってて....。」

 『何かを隠してそうなヤツか.............。』


 「『あ....十聖。』」


 こうして私とシアは本編前のお話...、

 Chapter.0でサブストーリーを進めることにしました。


ーーーーーーーーーー


 「ね、ねぇアオイ君...。」 

 「姉さん大丈夫だよ、姉さんは強いって!」

 

 登校時間の朝。

 不安そうな姉、励ます弟、

 彼女は十聖、彼も十聖、そう彼らは十聖。


 「ふぇ...明後日の期末実技試験怖いよぉ。」

 「だから大丈夫だって姉さん、そう言いながらも十聖なるほど魔力も学力高いよ!」


 彼らは双子。

 双子の姉、ダチュラ=ワイス。

 双子の弟、アオイ=ワイス。


 ダチュラは不安症、自信が低くオドオドしていたりお化けが苦手など怖がりでもある。弟のアオイや家族といるのが安心。

 十聖制服は植物のように見える何かの模様。


 アオイは温和、不安症の姉を守り彼なりに姉を励ますのが日常。姉の高い潜在能力を尊敬しており励まし心配する一方でとても尊敬している。

 十聖制服は水の模様。


 「期末試験はただの模擬戦、勝ち負けじゃ無くて自分の力を発揮すればいいだけだよ!」

 「...アオイくんが言うなら、お姉ちゃん頑張るね。」

 「うん、頑張って!!」

 「うぅ...でも怖いよぉ。」

 「期末試験は明後日の午後、それまで緊張ほぐそうね。」


 〜時間は飛んで昼食時〜


 (...はぁ、姉さん不安だなぁ。将来決まってくる時期なのにあのままじゃ自立出来るか怪しい。)


 お昼時、食堂でチャーハンを食べるアオイ。

 姉の将来が心配でため息をついている。

 ゲームで言う頭の上に[?]マークがあるアレです。

 

 (姉さんの力は本物だ、キリス先輩も認める程の。でも...昔からの不安症が直らないと真の力を発揮出来ない。こんな時に協力してくれる人がいたらなぁ....、でも素直にも言いづらい。)

 「あれ、アオイ先輩?」

 「ぅお!?って第一学年のサフラさん...だっけ?」

 「はい、サフラ・アコニリン第一学年生です。アオイ先輩もここの中華好きなのですか?」

 「まぁね....。」


 ふむ、この先輩やはりサブクエスト持ちだなぁ?明らかにクエスチョンマーク浮かばせてますって顔だよ。

 私にはわかる、これは助けてほしいってやつだな?

 グフフフー、これでしょうもないネタだったら即帰ってやる。


 「悩み事があるのですか?」

 「え?」

 「顔に出てますよ、言いづらいけどなんとかしたいって悩みが。」

 「...君は観察眼がすごいと生徒会長から聞いたよ、ああ確かに人には言いづらい悩みがある。言いづらいが言っておきたい悩みがね。同じ十聖の君なら言えそうだ。」

 「ほう。あ、おっちゃん!味噌ラーメン並一丁!」

 「僕の姉については知ってるかい?」

 「はい、同じ十聖のダチュラさんですね。」 

 「姉さんは[空間魔法]ていう、言ったままだけど空間に関する魔法にすごい才能を持っているんだ。」

 「空間魔法、確か...熟練した者は転移が出来ると聞いた事があります。」


 大半嘘です。

 空間魔法なんぞ襲撃イベントで経験値稼いだり、物を浮かせるような初級の空間魔法を何度か使えば普通にゲット出来るわ。魔法熟練経験値補正アイテムがあったら私でもすぐゲット出来るんだけどなぁ。

 でもアレは[ヒドラ]って言うサブルートボス倒さないとダメなんだよね、あのサブイベントはそのアイテム確定で手に入るからいいけど...数年後だしなぁ。


 ヒドラ自体は常に別のステージにいるし、襲撃イベントと同様稀にレア装備ドロップ出来る。でも強さが足りない....。


 「...サフラさん?」

 「へ?ああいえ、なんでもありません!」

 「そう、んでだ。姉さんの空間魔法は今の時点では衝撃波を飛ばして壁を余裕で壊すくらいはあるんだ。」

 「おお、すごいじゃないですか!!」

 「そうだろ!?だから姉さんにはちゃんと自信をつけてもらって、もっとその才覚を目覚めさせてほしいんだ!せめて、明後日の第四学年の期末試験の模擬戦は真の力を発揮してほしいんだ!!」


 なるほどーそう言うサブクエストでしたかー。

 イレギュラーである私がいない本来の世界では改善が遅くなる、もしくは不安症のまま卒業だったかもしれない。なら私が手を出せばどんな未来になる?本編には無いレアシナリオ!!

 これは受ける他ありません!


 「...そうですね、放課後にダチュラ先輩を模擬戦場に呼んでいただけますか?できればアオイ先輩も来てください。」

 「まさか、姉さんの自信付けに手を貸してくれるのですか!?」 

 「はい。聞いておいて無視はしづらいですので...。」


 アオイは椅子から立ち上がり頭を下げる。


 「ありがとうサフラさん!!!僕だけじゃ心配だった、ありがとう、ありがとう!!!」

 「待って待ってここ食堂!!!」

 「えっあ、すんません!!」


 この後、味噌ラーメン代奢ってもらいました。

 サブクエスト[不安症の姉さん]を受注。

安定の先に待っていたのは味気ない日常。

ならばどうする、味を付ければいい。

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