最強を隠し続けた王国兵は、神器片手に敵魔族軍へ入隊し、惰弱な種族と侮る美少女魔族を落としまくる -女兵士がほとんどの魔族軍で、偉い女魔族を籠絡すれば、戦争は終わる-
人間の国と魔族の国が争う世界で、セイルにはある目的があった。助けたい人がいたのだ。その目的のためには、人間と魔族の戦争を終わらせ和平を結ばせる必要があるが、種族の強さの違いから戦争は常に魔族優位で進んでいる。このままでは魔族の勝利によってセイルの目的は叶わなくなる。ならばどうすれば……。そうしてセイルは、決心した。己が魔族軍に潜入し、かつて姉と慕った少女にもらった力を以って、戦争を終わらせるのだ。……なんだか魔族軍の男女比率がおかしくて、周りに女の子しかいないみたいだけど、そ、そんなの関係ないよね! 惰弱な人間、かわいい男の子、そんな声なんて、聞こえない聞こえない!