表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
終わらない悪夢  作者: かるあみるくたん
1/3

おいしいおいしいカレーライス

僕は高校1年生になったばかりの男子だ。

僕の名前はたける。

どこにでもいる普通の男子だ。


ある日。


僕の目玉が片方とれた。

それは右目だった。

学校を休んでベッドで漫画を読んでいたときのことだった。

ぽろりとこぼれ落ちたその目玉はキラキラと輝いていた。

とても綺麗な目玉だった。

僕は右目を手に取り、ぐにゃりと握り潰してみた。

意外と弾力があり、それは潰れない。

机に向かい、ハサミがあったので、刃先で潰そうと思った。


ぐにゅり。


ぐちゃ。


目玉は潰れてぐちゃぐちゃになった。


ふと気がつくとカレーのいい匂いが漂っている。

母さんがカレーを作っているらしい。


僕は衝動的にこの潰れた目玉をカレーの鍋に入れてみようと思った。


それはどんなにおいしいだろうか?


僕の顔が熱い。血が流れているみたいだ。

不思議と痛みはなかった。


なぜ左目がまだ存在してるんだ?


僕は左目をえぐりとることにした。

鏡を見ながら右手で瞼をこじあけ、左指を突っ込む。


目の奥が熱い。頭が痛い。血がたくさん出ている。


「うわああああ」


僕は左目を簡単に取り出すことに失敗した。

生存本能のせいか、上手に取り出せない。

目玉はまだ半分ほどしか出ていない。


「痛い。痛い。痛い。痛い。痛い。」


血がダラダラと流れ続ける。

僕はとても悔しい。

どうしても僕の両目入りのカレーが食べたかったのだ。


「そうだ、舌を抜こう」


僕は舌を掴み強引に引っこ抜いた。

それはあっさりと引きちぎれた。


「これでもっとおいしいカレーが食べられる」


しかし重大な事実に気づくまでに時間はかからなかった。


舌がなければ僕の目玉や舌をどうやって味わうの?




僕は瞼を閉じた。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ