麗奈の悩み
「やッ!はッ! これじゃダメね全然」
あの日和也の修行を手伝った時から感じていたけど、この頃私の戦闘技術が落ちてきている。いつも和也と居て修行を怠けていたせいだと思うけどこんな急激に落ちるかしら?
まぁ和也には知られてバカにされたくないし、寝るのを我慢して気づかれないようにやらないと。
そうして、私は博麗神社の境内で修行をしている
とルーミアがやってきた。
「ルーミア。何しに来たの?」
「貴方こそ何をやっているの」
うーんこいつにも言わない方がいいかな
「ちょっとね。それであんたは?」
「私は闇の妖怪だからね。見張りも兼ねた散歩さ」
「へぇーそうなんだ。だったら私の修行手伝っていきなさいよ」
「やだ!」
「即答ですか!?」
「だってめんどくさいもん」
「そう言わずにね、やろう」
え〜、といいながらルーミアは一応構えてくれている。
「そうこなくっちゃ!・・・・・・それじゃあいくわよ」
両者戦闘態勢に入った。そして、二人がぶつかり合う
「ッ!」
なんだろうこの感じ。誰かに見られてる?
ぶつかる前にピタリと止まった。
「貴方も感じる?」
「えぇ感じるわ。森のおくからかしら。行ってみよう」
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行ってみたものの何もなくいつもと変わらない森だった。
「気のせいだったのかしら?」
「分からないわ。だけど注意した方がよさそうね」
「そうね、私もそうするわ。それじゃあ私は帰るね」
「また今度会いましょう。ルーミア」
手を振りながら帰るルーミア。
私も帰って寝よう
◇◆◇◆◇◆◇◆
「うーん、寝不足ね。お肌に悪いわ」
昨日の事を考えて全然寝れなかった。でも一つだけ分かったのは・・・・・・
「あれは、完全に私達を見ていた」
「まぁ悩んでいても答えは出ないし切り替えましょう」
そして居間に出ると和也が朝食の準備をしていた。
「あっ、麗奈おはよう、今日は俺が当番だからそこに座ってて」
そう言われて私は席に座る。
ーーーーーそういえば、和也に昨日のこと話した方がいいかな。いやなんか危ない気がするからやめておこう
「どうしたの?食べないの?」
「あ、いや何でもない。いただきます」
これを食べたらもう1度あの森を調べてみよう。
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「やっぱり何も無いのかしら?」
昨日と何も変わっていないやっぱり気のせいだったのかな?
そして帰ろうとした時、カサカサっと動く音がした。
「ッ!あそこか!」
全速力で音があった場所に向かった。奥に人影が見える
夢中で走っているうちに開けた場所に出た。
「よく追いついたわね。博麗の巫女」
「あんたは・・・紫・・・なの?」
「そうよ」
「だったらなんで私を見ていたの?」
「それは教えられないわ」
「教えなさい!嫌ならあんたを倒す事になるわ」
紫は不敵な笑みを浮かべて、私にこう言った。
「今は博麗の巫女と殺り合う時ではないわ・・・・・・今はね」
「どうゆう事?説明しなさい!ーーー待ちなさいッ
!」
紫はスキマの中へ消えていった。
「あれは本当に紫だったのかしら」
私はそう思った。
もしあれが本当の紫だったら私の事を「博麗の巫女」なんて呼ばない。あと、少しいつもと違って雰囲気だった。
「何がともあれ調べる必要があるわね。今回は助っ人を呼ぼうかしら」
多分だけど今回の事は異変に近いと思うし、この異変は大きいものとなる。私の直感がそう言っている。
「誰を呼ぶか決まってないけど、危険な目に合わせたくないし、和也には言わない方がいいわね」
そうして、私は博麗神社に戻った。
◇◆◇◆◇◆◇
「妖夢!修行手伝って!」
「いいですよ」
俺は今は久しぶりに白玉楼に来ている。
なぜかと言うとそれは・・・・・・ただの気まぐれだ。行きたいなぁ〜と思っただけ。でも遠かったな〜、飛んでも結構掛かったからね
そんでもって今は妖夢に修行を一緒にやろうと誘っているところだ
「妖夢程々にね」
「分かっていますよ。幽々子様」
「こっちだって強くなった所見せてやる!」
「それは楽しみですね!それでは・・・いざ、勝負!」
最初に仕掛けたのは妖夢だった。
素早い動きで間合いを詰める動きだったら妖夢は最高の一言に尽きる。だけど今の俺にはその動きさえ見える
妖夢の行動を見て、先読みし木刀を突き出した。
「ッ! やりますね、名ばかりの人では無いようですね」
「まぁな。これでも修行したからな」
「でもこれはどうですか?」
そして、妖夢の木刀が光り出す。
あの時と同じ技、でも今の俺なら
俺は剣に魔力を込める。そうすると俺の剣も光り出す。
「くらいなさいッ!「「現世斬」」
またしても、ものすごい閃光が飛んでくる。
「止めるんだ!成長したところを見せてやる!」
ズドォーンっと凄い音が鳴る。
「どうですか和也さん?まだ私には敵わないでしょ」
「誰が敵わないって言ったんだ」
「ッ!まさかあれを止めたんですか!?それも無傷で!?」
「だから言ったろ俺も成長したって。てことで反撃と行きますか」
そこからは剣術の撃ち合い。そして次第に俺が押していった。
「はぁ、はぁ お強いですね」
「そりゃどうも、それじゃあ降参でいい?」
「いやまだまだ行けますよ」
そうすると幽々子が出てきた。
「辞めときなさい妖夢。貴方じゃ勝てないわ」
「幽々子様」
「それに少し休憩にしてはどう?二人とも疲れているでしょう。妖夢お茶を出して」
「わかりました」
「いいんですか?あんな言い方して」
「いいのよ。あの子自身も分かっていることだから」
「そういえば、妖夢の剣術を教えた人は誰なんですか?」
「それはね、あの子の叔父にあたる人が教えたのよ。その人は剣の達人でね。たまにここに帰ってきて妖夢に剣術を教えているの」
「一度あってみたいですね」
「そのうち会えるわよ。・・・・・・それにしても貴方すごく強くなったわね!びっくりしちゃった」
「色々な所では修行しましたからね」
俺はこの半年強くなる為にたくさんの人に修行をつけて貰ったし、色々な出会いもあった。この出会いがあったからこそ強くなれたし、これからも強くなる予定だ、だから、そのへんの下級妖怪や中級妖怪には負ける気がしない。
「話は変わるけど、博麗の巫女とはどうなの?」
「どうとは?」
「付き合ったりはしてないの?」
思わずむせてしまった
「してませんよ!麗奈は俺の相棒って立場ですから!」
「なんだつまらない。それならうちの妖夢はどう?」
「え?」
「妖夢と結婚してくれる人がなかなかいなくてね、探しているのよ」
この人さっきからなにいってんだ?
「結婚なんてしなくてもいいんじゃないですかね?」
「私はして欲しいの!だって妖夢の赤ちゃんみたいじゃない」
「い〜やでも俺はしないですからね!」
「え〜いいじゃない」
「ダメです」
「ケチ」
「ケチ!?」
いやいやケチってなんだよ。確かに妖夢は可愛いし、何でもできるけど結婚となると話は別になってくる。というより半人半霊と結婚できるの?
「お茶をお入れしました。なんのお話をされていたんですか?」
「何でもないよ!うん、何でもない!」
「それはね妖夢の「趣味について聞いていたんだよ!ね、幽々子さん!」そういうことにしとくわ」
「そうですね、趣味はやっぱり剣の稽古ですかね」
「へぇーそうなんだ。幽々子さんは?」
「私は食べることかしらね」
「食べてばかりじゃ太りますよ?」
そう言うと幽々子の顔が変わった。
妖夢があちゃーという顔をしている。え?何か悪いこといった?とりあえず逃げとこう!
全速力で逃げたけど怒った幽々子にはかなわず捕まって説教くらいました。女の子には太ってると言うのは禁句です。dy幽々子
そして、怒られているうちには暗くなったので帰ることにした。
「和也さん、また修行して下さいね」
「あぁまた来るよ」
「待ってるわよ〜」
「ありがとうごさいました!」
◇◆◇◆◇
「遅くなっちゃったな。麗奈に怒られるかな」
帰ってる途中に暗くなっちゃた。なんも見えない
「ん?あれは・・・」
下にはルーミアがいた。
「ルーミア!何してるの?」
「ん?あ、和也!丁度いいところに」
「どうした?」
ルーミアはいつもとは違って神妙な顔をしていた。
「よーく聞いてね。近々幻想郷に異変が起こる。だけど麗奈はだんだん力が弱まってきていて主犯には絶対に勝てないわ。これは確実に言える」
突拍子もない事で俺は驚いた。え?異変が起こるって主犯には麗奈は主犯に勝てない?あと、麗奈の力が弱まってるって?何がなんだかさっぱりだ
「今はわからないと思うけどそのうち分かるわ。そして、その異変解決できるのは貴方しか居ない。麗奈は今仲間を集めて調査に出ているから、このことは言わないで」
「分かったよ」
とりあえず凄く大切な事なんだということは分かった。
「でも・・・・・・なんで麗奈の力は弱まってきているの?」
「それは・・・言えないわ」
「そうか」
「とりあえず頑張ってね。私も協力するから」
そしてルーミアはそのまま飛んでいった。
俺もこれからのことを考えないといけないな。でもなんで麗奈はその事を俺に相談しなかったんだ?・・・・・・どうせ麗奈のことだ。俺を危ない目に遭わせたくないなんて思ったんだろう。
「まったく、俺の相棒は相変わらず馬鹿だぜ」
俺は急いで博麗神社に帰った




