別れ
お師匠様に魔法の指導をしてもらって約1ヶ月が過ぎた。
実践的な森での最後の訓練をしていると、黒い雲が空を覆い隠した。
「何だこの雲は?」
「イヤな予感がするわねー、一度帰りましょう」
「はい!!」本当にイヤな感じがする。
箒を取り出すし、白ちゃんを呼んだ。
箒にまだかり空へと舞い上がると、方向を確認して一気にトップスピードで飛んだ。
遠くからでも火の手が上がっているのが見える。
「急ぎましょう」そう言うとエミリーさんは更にスピードを上げる。
どんどん放される。「エミリーさん、先に行って下さい!」
「わかったわ、あなたも急いでね!」言うが早いか直ぐに行ってしまった。
俺も箒に必死にしがみついた飛んだ………。
近づくほどに感じる魔力と爆音、「クソー」焦る気持ちとは裏腹に飛ぶ速度は、これ以上上がら無い。
ようやく到着した時目にした物は、最悪の光景だった。
家は燃え、あの巨大な木は半分に割れ、爆撃機に攻撃された様になっているのだ。
俺は、お師匠様とエミリーさんを探した。「お師匠様、エミリーさん」大声で叫びながら探した。
石になったエミリーさんと、お師匠が倒れている。
「お師匠様、エミリーさん!!」
倒れたお師匠様に駆け寄ると、既に心臓を貫かれて、死んでいた。
お師匠様の真の姿は、半身をギミックで補い魔力で動かしていた様だ。
エミリーさんの魔法が自然と解け、泣きながら崩れ落ちた。
「エミリーさん、何があったんですか!?」
俺は、エミリーさんを支えてた。
焼け落ちた家から、何とか使える物を持ち出し、テントを作っりエミリーさんを入れた。
家にあったハーブティーを入れたら、少しでも落ち着いてきた様だ。
ぽっぽっと何が有ったのか話してくれた。
魔王復活の狼煙に、かつての勇者の仲間であるお師匠様を殺しにきたみたいだ。
エミリーさんが着いた時には、まだお師匠様が戦っていて、助太刀に入ってたが、全然相手にならず殺されかけた所をお師匠様の石化の魔法で助けられたらしい。
★少し時間が戻って、お師匠様
「何だか胸騒ぎがするねー」窓から空を覗くと、黒雲と同時に魔力の高まりを感じた。
この魔力には覚えが合る、確か上位の魔将の1人だ。
火炎の魔人と言われる魔族で、馬の顔に人型の体とコオモリの様な羽を持っている。
「やれやれ、こんな老いぼれの所に厄介なモンスターが来たもんだねー」
「弟子たちが戻る前で良かったと言う所か」
ゆっくりと家を出ると2匹魔獣が襲ってきた。
土の壁を作り防御すると同時にライオンに似た魔獣を土の中に埋め込んだ。
火炎の魔人が上空から火炎弾を放った、土壁の魔獣ごと吹き飛ばしす。
カウンターで氷の蝶で攻撃するが、腕のひとふりで砕かれた。
黒雲はますます広がってゆく。
「こんな美人に挨拶もなしに攻撃してくるなんて、酷いじゃ無いかい?」
「はははは、まあいい、我は火炎の魔人セキトだ。 魔王様の復活祝いに貴様の命を頂戴する」
「前衛の居ない魔法使いなど一捻りにしてくれるは」
全身に炎をまとい一気に突進してきたのを、ワープして交わすと、 土魔法と氷魔法を合体して、彗星を作りあげぶつけた。
セキトは自分より大きな彗星を真正面から受け止めると、そのまま砕いた。
「お師匠様」
「冗談じゃ無いよ、こんな所で死ぬのは私だけで充分だよ。 お前は生きなさい」石化の魔法をエミリーにかけた。
これでしばらくは安全なはずだ。
「これが、私の最後の戦いだ、覚悟おし」命を捨てて戦えば、相討ちぐらいは出来るかも知れない。
全ての魔力を攻撃に使う………かって、魔王と戦い失った手足が、ギミックへと戻る。
壮絶な戦いのはて、魔力を………命を使いきり私は敗れた。




