箒で飛ぼう
「金斗雲との契約が出来た事だし、次は箒作りだよ」
俺が捕まえて契約出来た金斗雲は。 子供の金斗雲でミニチュアダックスの子犬程度の大きさしか無い。
そのままでは当然乗れ無いし、もしも大きな金斗雲だとしても乗れるほど丈夫では無いのだ。
そこで、金斗雲を箒などに憑依させるのだが。 生き物以外であれば、本当は素材は選ばない。
しかしこの辺りでは、伝統的にまずは箒に憑依させるのだとか。
そう言うわけで、箒作りだ。
箒の穂体を作る事から始める、細いエニシダ数本づつ束ね糸で編んでゆく。
この作業は思った以上に以外に力が必要で体重をかけながらエニシダをまとめてゆく。
そして2メートルほどある月桂樹の枝に穂体を取り付ける。
柄の取り付けが終わったら、柄と穂体の継ぎ目をエニシダの皮で丁寧に巻いたら完全だ。
「シロちゃんおいで」金斗雲を呼び出すと、どこからとも無くシロちゃんが飛んできた。
何だかとても嬉しいそうだ、触るとモフモフしていて、凄~く気持ちが良かった。
暇があれば、モフモフするために呼び出したいぐらいだ。
箒を見つけたシロちゃんは自分から箒の中へと入ると、憑依したみたいだ。
箒がまるで生き物の様に動きだした。
すりよってくる箒の柄が凄く痛い。
早くも改善箇所が見つかってしまった。 まあシロちゃんが喜んでくれたからいいかな(笑)
「明日から、箒に乗る練習がてら、近くの森でモンスターを狩ってきな、出来るだけ魔法で仕留めるんだよ」
一般的にモンスターは、町のそばには余り生息していないのだが。
魔女の村は、弱いモンスターの生息域の直ぐそばにあるのだ。
もちろん結界により村全体が守られているので村にモンスターが入って来る事は稀なので、誰も心配して無いのだ。
近くの森まで、箒に乗って飛んで行く………
落ちて怪我をしたら嫌なので、足の届く範囲で飛んでいたら、エミリーさんに「もっと高く飛びなよ」などと言われてしまった。
自分でもヘタレだと思うのだが、いきなり高く飛ぶのは怖いのだ。
「私が助けてあげるから、高く飛びなさい、名前負けしてるわよ」
好きで(空乃 翼)などと言う失敗したホストみたいな名前になった訳では無いのだ。
俺は、バカ桃に怒りを覚えながらも、シロちゃんに高く飛ぶ様に頼んだ。
「そんなに怖がって無いの」
「そうだ! 周りを見ずに私を見て、私だけに集中して飛びなさい」
「しっかり付いてくるのよ」エミリーさんの言う様に、エミリーさんを見ながら飛んだ。
しばらく真っ直ぐ飛んでいると、スピードを上げてジェットコースターの様にアクロバティックな飛行をし始めた。
エミリーさんに必死で付いて行く。
たまに見えるラッキースケベボーナスのパンチラを見逃さない様に必死に飛んだ。
結局、狩りは出来なかったが。
なぜか、森の中でも自由に高速で飛べるほどに上達していた。
ピンクと白のシマモヨウm(_ _)m




