第五話『現代錯超』
すみません……ZA楽しんでました……
─────平成初期後半・中期─
私の膝の上で眠ってしまってる子。中学生の子で制服姿だけど着崩していて無防備。普通の人間なら殺せる。襲える状態だけど……この子は花守夢華の娘で私の一部である寄生虫を宿している
そして、朧と話してる彼岸櫻華……私が唯一味方し彼女の命令を受け入れ従う子。彼女が持つ2本の内の1本が私で出来た刀で彼女は私自信を受け入れ宿してくれてる
彼女に提示した条件……彼女の味方になる代わりに、彼女が私を扱う事と私が戦う時の身体になる事。彼女の復讐は正直好まない……が、彼女自体は特異な存在だから力を貸すことに……
この体を守る為とはいえ……私の完全顕現の力で彼女を私自身にし全てを渡した。今の私は人間と同レベルで力も何も無い……
私にとってはこの体にとっては普通の不死性のあるただの人間……人間で良いのかは分からないけど……私は満足していた。普通になる事が多分……私の叶えたかった希望だったから
「思い老けてますね。そんなに彼女に託せた事に満足してます?」
夢華が私の前に飲み物を置いて聞いてくる。未だに忠誠やらは私に向いていて、ほぼ無いはずなのに……
「まぁね。長く生きてる……と言うよりかはこの状態になって分かる。私は生き過ぎた
この事務所……まぁ、私の家だけど、こうして仲間が増えて楽しく過ごせるのが……私の願いだったんだと……」
「ようやく……ですね。でも、これからも生きるんですよね?」
「まぁね。この体の限界が来たら最後だと思うし……私の生き写しは彼女が全部持ってる」
「そうですか。でも、私や彼女の様に不死性が有るのは分かりますが……朧さんは……」
飲みのもを飲みながら眠ってる子を優しく撫でた。確かに朧は変化は無いし見た目も変わってない。だから不思議に思うけど……教えてくれはない
だけど、彼女同様に朧の持つ刀が原因なのは推測出来る。多分……いや、此処で言うのも違う。彼女がそう決めてるのなら私が口出す必要は無い
「大きくなったのにメンバーは変わらない……私や朧さん、桜華さんに娘に……始祖さん、始祖さんの娘さん。国家すら見過ごせない組織になってますね……」
あの日から変わったと言えば……私の住んでいた家からこの事務所兼全員が住める家に……娘も手伝ったり……と言っても単独で何処かにフラフラしてるし、把握してるから別に心配してないけど……
この家へと引っ越して……始めたのが寄生虫討伐組織……彼女が入っている組織がきな臭く壊滅させた後に作った事で……彼女が組織のリーダー……私はただ過ごす老人みたいな感じになってしまってる……
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あの後に彼女が突然訪問して言い出した……
「いや、計画していた事が君のお陰ですんなりと行ったよ。あの組織……気な臭かったからね
まぁ、惜しいの……私が制御出来てないせいでほぼ持って来れなかった事かな……
まぁ、国が把握し作ったから、ほぼ全ての組織は国家が見張られてるし、どの道だったけど……」
「……突然来て突然こうしたのだから……でも、こうして彼女の力を貸せるのなら……私は問題無いけど……」
「でも、良くその技術だけは持ち帰れましたね……今でこそ普通ですが……その当時は独占していて、殆ど回らなかったのに……」
部屋の一室を見てそう言う夢華。彼女や私も見て、彼女は微笑みながら刀を撫でて
「まぁね。理解は出来ていだろうからね。君の分も出来たし……それにしても、守れなくてごめんね」
「いいえ……分かっていた気がしていたから……でも、寿命で死ぬ事が一番の幸せだと思います」
彼女の両親は寿命と言う体で死んでる。実際は寄生虫関係者で別組織によって殺されてる。彼女がそう思う様に私達が合わせてるだけ……
でも、寿命とほぼ同じと私を通じて分かってしまったからそう考えるのが自然になっていた
「それじゃ、初めよっか……と、始祖……詩龍華繭。私と協力して欲しい。寄生虫討伐する為の組織を作りたいから……始祖自身が支援者として味方として居て欲しい
勿論……お金とか出せるモノは全て出す」
……
「別に対価を求めるつもりは無い。彼女が私の力を受け継ぎさえすれば……
その技術で」
刀の方を指を指した。彼女は笑みを浮かべて、私は何となく分かる素材を机に広げた。彼女は納得していたのか
「構わないのか?。戻れないかもしれないんだぞ?」
「……私の元々の願いは人間。この体が動ける時まで。完全顕現の力で生かしてる。それだけ残れば……後は要らない。私にとって……生き過ぎたからこそ得た力
彼女なら……適切に使ってくれると信じてる」
彼女を見てそう答えた。私が欲しいのは普通だから。寄生虫として生まれた、寄生虫のままこの体を得て……芽生えた感情が……普通の人間になりたいと願うだけ……
私はその為なら必要な事さえ捨てる覚悟はある。と言うよりかはこの人達ならどうにかしてくれると思う。ただ……
「悪いけど……彼女には私の責任も伴ってしまう……私が残した子達を殺す責任を
私の手の届く子達はどうにかする。けど、手から零れた子達は私にはどうしようも無い……だから、私が対価を貰わない理由で……私が普通に生きたい理由」
支離滅裂で身勝手な願いだけ……それでも、少しでも私は私に出来る事をして私に出来ない事を……私より専門になってる彼女達に任せる事にした
だから、彼女が求める味方にもなる。彼女為だけで……彼女が信用する人達と眷属のみに……
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ゆっくりと目を開ける。私がこの小さい組織の仲間……味方として存在する限りは私は味方で有り続けるから……
「まぁ、今では国家に認知されるけど、数える程度の組織の一つとして認識される程ですけどね
さて、溜まってる事務作業してきますね。如何せん……経費が膨大ですから」
まぁ、強すぎるが故のか……
「主に国家間での必要経費ですけどね。華繭さんの眷属の彼女が相談口兼役所でやってくれてますから
損害関係は国が保証しますから……主に依頼関係ですけどね」
そっちね……本当に優秀な人……だから、朧は手放したけどこの為に再雇用する形で引き込んだ……
朧は全てを見越して……か……本当に達観してる人。気に入って良かった。それにしても……本当に楽しい日常に……
「あっ、頼んでる事来てる?」
私が聞くと紙の束を机に置いた。意外と多かった……けど、これなら充分かな……
「一応……華繭関係の寄生虫を伝を使って出来る限り調べました。村の方も調べて流出経路も全てです。それで、華繭さんが対処出来る方を纏めたのがこっちなので……もし必要なモノとか有れば教えてください。用意しますので」
「助かる。罪滅ぼしにはならないけど……やった責任は取らないと……そうでしょ?」
「えぇ。だから……私の責任もね」
優しく撫でながら意地悪に言われる。私はそれを見てから少しだけ笑みを零して頷いて1枚1枚確認して見る事にした
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骨の尻尾が露出して以来学校に行ってない。だけど……彼女に言われて私は考えていた
ビルの屋上で腰にローブで隠れているが露出……まぁ、国の法律も追加されて組織所属の私の様な存在では露出は最低限且つ攻撃しない事。許可証提示しなければならない。そう言う法律になっている
勿論……破れば罰は受けるが、私にとってはどうでも良かった。露出しても特に攻撃する要素は無い。オートガードで攻撃は皆無になってるから
まぁ、そんな事はどうでも良かった。納める納めないじゃなくて、私であり復讐を忘れない為の方法……でも、それすらも法律が縛ってしまう
そんな時に朧さんが頑張ってくれたから特例法と言う法律で限定的に可能に……それでも納める時は納める
行きたくないから行かなかった。でも、約束させられたから……だから、少しづつ行く事にしていた
「こんな所に居た……本当に放浪してるね。櫻華は……」
不登校からようやく登校した時に再開した親友に見つかってしまう。彼女は一般人だけど、別組織が作った許可証を朧さんが作り替えて朧さんが与えたらしく、私のサポートになってる
で、朧さんが特別に入れて保護下にしたらしく、これも全てなのかと……思う……
「本当に良く朧さんが許可したよ……」
「元々は有名何処の組織に頼み込んだけどね。まさか朧さんがたまたま寄った時に知っているという理由で朧さんが全てやってくれてね
何故かバイト代の出るバイトとして例外的にね?。本当に分からないよね……
て、ほら授業出るよ」
そう呟くと簡単に説明された後に手を引っ張られるて教室へと。肩には刀を入れた袋を掛けて歩く
「と、忘れてた。うちのクラスで休んでる子が居るんだけど……お見舞い行くのよ。で、特例法を持ってる櫻華に来て欲しくて……」
首を傾げると言葉を発してようやく理解出来た。ただ、そうなると……効かなくなってしまうから……携帯を手に朧さんに連絡をした




